奥羽山脈主峰群はすでに秋色に染まりつつあると言う。
その前衛峰たる志和三山はまだ紅葉には早い。
涼風が心地よく、久々に南公園サブグランドを早足で歩いてみる。
まだまだ夏日が途切れそうにない気候、たちまち汗だくになる爺様であった。
両膝が若いころのようではなくなってきたが、標高差500m程度ならまだ歩けそうだ。
明日も天気は良さそうだが・・・。
早いものは8月初めのころから色づいてくるホウズキ。
アユ釣り人にとっては、コスモスやススキなどと共に秋を感じさせる迷惑な存在だ。
これは地面の浅い部分に根を張り巡らして、どんどん増える厄介者でもある。
裏の殆ど陽射しのない樹木の下であっても、足の踏み場のないほどに繁殖している。
爺様は引っこ抜いては捨てるが、婆様はこれでドライフラワーを作るらしい。
やっとオトリ水槽を掃除して片付けた。
これでアユ釣りを連想させるものは全て視界から消えた。
9月も明日で終わる・・・、次の解禁までもう僅か9か月の辛抱である。
近頃はコンバインが稼働しあっという間に終わってしまう稲刈り。
楽しみにしていた裏の田圃は、昨日のうちに終わってしまっていた。
家族総出で働き、そして小昼を広げる昔懐かしい光景など見ることはできない。
秋風に揺れていた黄金波がなくなると、周辺の景色はもう晩秋の佇まいである。
しかし今日も気温は高く夏日になった。
爺様はクルマから降ろしたアユ用具を洗濯洗浄し陰干しにする。
あまりの暑さに、物置に仕舞い込んだ扇風機を再び引っ張り出した。
それにしてもこの暑さ、いつまで続くのだろうか・・・。
秋晴れだが夏日、日中の気温29℃まで上昇。
爺様は今日も庭先の手入れ、ついでにお隣の生垣も刈り込む。
ひと汗かいた後、枝から採ったばかりのリンゴが美味い。
夕日を浴びて庭のあちこちにリンドウが咲いている。
ドジャースの西地区優勝、石破新総裁の誕生、今日はいい日だから夕飯はカレーか・・・。
晴れたり曇ったり小雨が降ってきたり、そしてまた夏空が広がったりと忙しい空模様。
今、我が家は豊穣の秋の真っただ中にある。
リンゴの登熟が進み甘みが乗って芳香を放っている。
なにしろ王林を台木にして早生から晩生まで10種以上も高継ぎしているので収穫期も長い。
旧盆の頃から10月下旬まで、次々に収穫していく楽しさがある一方で、招かれざる客たる害虫の襲来も頻繁である。
スズメバチは今年も健在、リンゴもさることながら採り残したブドウも襲われる。
これも含めて我が家の秋の風景ではあるのだが・・・。
朝の気温8℃台とこの秋最低、しかし日中は24℃台まで上昇。
岩手山は山頂部が雲の中だが、上空は素晴らしい秋晴れである。
裏の菜園の始末やら庭木の整枝など、夏の間にできなかった仕事をどんどん進めた。
ひと汗かいて気分は爽快、アイスクリームが美味い。
アユの幻影はもう脳裏から離れた。
次は氷上のワカサギ・・・、まだ4ヶ月も先だけど。
秋の夕暮れは早く、5時を過ぎると太陽は奥羽山脈秋田駒ケ岳の彼方へと沈む。
秋晴れの気持ちのいい一日で、秀峰岩手山を終日望むことができた。
今日は朝から倉庫の整理、そしてクルマから降ろしたアユ道具を片付ける。
今年はすっぱり川から揚がったが、いつものような納竿釣行が三度もあるなどの未練はない。
今は秋色に染まった山を早く歩きたいと思っている爺様である。
昨日同様に寒い朝、もう夏日は望みようもないが日中は少しは気温が上がるらしい。
カキの木の下に咲くシュウメイギク、もうそんな季節になったか。
午後になると雲間から陽射しが零れてきて、冷え切った身も心も温まる。
雨に濡れた葉が乾いたら、裏の3坪菜園の後片付けもしなくてはならない。
カミキリムシの食害で枯れてしまったイチジクも早く切り倒さなくてはならない。
川から揚がった爺様は来春までは暇でもあるし、ま、慌ててやる必要もないが・・・。
停滞する前線に取り込まれた台風崩れの低気圧が東へと抜けつつある。
今日も最高気温は17℃前後と低く、爺婆は一日中寒さに震えている。
エアコンが暖房側で動作するクルマ、今日は週一度の食料買い出しである。
二十四節気秋分、こんな寒い秋彼岸など記憶にない。
つい2日前に竿を畳んだばかりなのだが、頭からは完全にアユの幻影は消えてしまっている。
とうとう本格的な雨降りになってしまった。
朝の気温は13℃、日中も15℃に満たない。
山岳方面では雪にでもなりそうな、11月かと思わせる寒い一日だ。
周辺農家は稲刈りも終わらぬうちに、いきなりの初冬の様相に縮み上がる。
重ね着をしカーペットに通電して、我が爺婆家では早くも冬の生活に切り替わった。
北東北の殆どのアユ河川は大きく増水に転じ、この連休に納竿釣行を予定していたアユ釣り人には誠に気の毒なことであった。
雨に始まって雨に終わる2024シーズンも、ここでついに幕を下ろすことになるのであろう。
電力柱の建て替えと、それに伴うNTTの通信ケーブル等の架け替え工事が行われている。
市道を管理する部署にこれまで何年陳情しても予算化されなかった街路樹の整枝。
それが今回の工事の中で思わぬ形で一気に実現してしまった。
なにしろあまりに大きく育ち過ぎたケヤキの枝がケーブル類を巻き込み、大きな風が吹けば断線もあり得る状態だった。
地域住民が最も困っていたのは、膨大な量の枯葉が強い季節風で住宅敷地内に吹き溜まりをつくったり、枯れ枝と共に路側に厚く堆積しては地域の美観を損ねた。
毎年のことではあったが、それはたかが落ち葉と言い切れる量ではなかった。
落ち葉掃除は年末を迎えるまで続き、住民有志の度重なる勤労奉仕にも辛いものがあった。
そして本日妙にすっきりして、なんだか裸になった姿に恥ずかしささえ覚えるのだった。
和賀川好調の情報を得て、仕舞いかけた道具を再び積み込んで出かけた。
毎度お馴染み二度目の千秋楽である。
11:00煤孫橋から川を覗くと野アユのものらしいハネが幾つも見られた。
半信半疑でやってきた爺様だけに、稚アユ放流河川ではもう下流部に落ちて行く時期なのに、あれがアユのものであるなら釣りになるだろうと一安心。
しかしいざ竿を出してみると最初の1匹は分殺だったが、そこからはウグイの猛襲を浴びる。
(HP北の奔流アユ釣り2024へ)
アユが終わって80日ぶりに川から揚がった爺様、気が付けば周辺の秋は随分進んでいた。
昨夜の中秋の名月は小雨模様で見られなかったが、もうそんな時期なのだ。
このところの朝の気温は低く、夏布団にタオルケットを追加しても寒さを覚える。
この先次のアユ解禁まで286日、退屈な日々が続く・・・。
持ち帰ったおとりアユ4匹、どうしよう・・・。
もう誰に誘われても竿を手にすることはない(・・・はず?)
終盤のアユ釣りは早い時間帯に入川しても効率は悪い。
充分に水温が上昇してから竿を出すのがこの時期のセオリーではある。
阿仁川10:00、今にも雨が降り出しそうな暗い空、気温は20℃を超えたかどうか。
アユ釣りとしては最悪のコンディションである。
釣り人の多くは昨日までの連休で竿納めになった模様で、この日の温泉下は釣り人3人。
2024のアユ釣りをここで終えようとやってきた爺様だったが、オトリが換わったのは20分後。
上流の深場には野アユが群れているらしいが、かつて知ったるスポットにはさすがに魚影は薄く、3時間粘ったが僅かに6尾の釣果:。
このままでは終われないと、爺様は少し下流いつもの桂瀬へ移動することに決めた。
岩手山に纏わりついていた雲が切れると上空は気持ちのいい快晴。
アユ釣り人はまだ未練がましく情報を集めては釣れる川を求めて走り回っている。
かく言う爺様もその一人ではあるが・・・。
しかしどう頑張ってみても明日こそは竿納めになるであろう。
高い山はもう紅葉が始まっているし、目線を川から山に切り替える時期に差し掛かっている。