冬の北上川、そこには胸が高鳴るようなハミ跡も、ムンムンするサカナの気配も、川面を伝わる身震いするような水音もない。
全ての生き物の存在すら否定する冷たく透明な流れがあるだけだ。
あの大洪水以来、初めて降りてみた河川敷。
澪筋が大きく変わったようには見えないが、すっきりした雰囲気はなんだか別の川のようだ。
水温む初夏の頃、生まれ変わったこの川に、大挙して遡上する若アユの群れが見たいものだ。
二十四節気「大雪」は、一片の雪すら降らない暖かな一日であった。
冬の北上川、そこには胸が高鳴るようなハミ跡も、ムンムンするサカナの気配も、川面を伝わる身震いするような水音もない。
全ての生き物の存在すら否定する冷たく透明な流れがあるだけだ。
あの大洪水以来、初めて降りてみた河川敷。
澪筋が大きく変わったようには見えないが、すっきりした雰囲気はなんだか別の川のようだ。
水温む初夏の頃、生まれ変わったこの川に、大挙して遡上する若アユの群れが見たいものだ。
二十四節気「大雪」は、一片の雪すら降らない暖かな一日であった。
二人目の孫は女の子。
近頃は生まれる前から性別も目方も知らされてるから、昔ほど感動が沸かない。
しかも今時の若いヤツラときたら、人の意見など全く耳を貸さず、さっさと今風の名前をつけちまう。
相談されることを期待していた爺婆としてはつまらないことこの上ないのである。
以前娘夫婦に、かつて滅法アユ釣りの好きな爺様がいた証を孫の名に残したいもんだなと冗談を言ったことがあった。
願い叶って、2文字の片方に「あゆ」と読ませる文字を使ってくれた。
しかしさすがに「鮎」の漢字は却下された。
湿雪15センチ、氷点下を僅かに下回る微妙な気温。
早朝の路面は凍結して、通勤のクルマのスリップ音が絶えない。
陽が昇り薄日がこぼれ始めると、たちまち融けて歩道にも水溜りができます。
少し風が吹くと、樹上の雪がパサパサと落ちてきたりします。
今季初の除雪機械が通過すると、家の前にはドカッと排雪の山が築かれます。
でも放って置きゃ解けてなくなりそう・・・。
夜明け頃からの雪は、時間と共にベタ雪から細雪へと変わる。
時折吹くつむじ風、樹木の枝から舞い上がった雪煙に、前方の視界が奪われます。
降り積もる雪に針葉樹は重く枝を垂れ、さながらクリスマスツリー。
まだ彩を残していたカエデも、堪らずに葉を落とします。
積雪量とすれば、市街地では15センチ、郊外で20センチほどでしょうか。
それでも師走の街は渋滞の列。
いよいよオラんところも本格的な冬の様相を見せてきました。
近頃の天気予報って、かなり細かいところまで的中するのね。
夜半に小雨ありの予報通り、今朝方の物干し竿に鈴なりの水滴、地面に張り付く濡れ落ち葉。
この辺だったかなと、掻き分けた落ち葉の下から、もうフクジュソウが芽を出している。
これら早すぎた芽出しは、そのうち凍てつく堅雪に埋もれる運命。
そして春3月、緩んだ残雪の間から再び顔を覗かせる頃、岩手の渓流が活性を帯びてくるんだね。
北東北における我が業界は、相変わらずの不景気の真っ只中。
今年もまた建設関連にとっては厳しい年の瀬、加えて仕事量の乏しい寒候期に向かう。
ほぼ現役引退のオラでさえ、毎年この時期になると妙に気忙しい思いをするのはいったい・・・。
さて遊び呆けていた割には、贅沢さえしなければ、なんとか年が越せそうなオラんち。
ニューアイテム購入は無理だが、来シーズンもまた好きなアユ釣りが出来そうなのが嬉しい。
今やそんな小さな幸せにだって、大いに感謝すべき世相なんだよね。
早池峰山遠望
天候悪化の兆候だとする美しい朝焼けがあったにも関わらず、今日も広がる快晴の空。
気がつけば11月もとうとう晦日だよ。
気忙しいだけで結局何するでもなく、ただウダウダと過ごす毎日。
アユが終わって2ヶ月半、この時期はオラ、ただのもうろく爺だよなぁ・・・まったく。
そして今日もまた、フカフカの落ち葉の上で遊んでいる隣りの子ネコの様子、ボーッと眺めているだけなのす。
秋田駒ヶ岳
平地の雪は見当たらなくなったけど、標高およそ500m以上の山岳では充分な量の積雪。
準備の整ったスキー場から順に、仮オープンもしているらしい。
オラには、雪が来るのを待ちかねて、「勤労感謝の日」には必ず蔵王に走った昔があった。
全ての用具を廃棄した今じゃ、白く浮かび上がるスキーコースを麓から寂しく眺めるだけ。
でも、この身が朽ち果てる前に、も一度紛雪を蹴立ててみたい気もする。
雪山から離れて30年、今の足腰でも滑走できるのだろうか・・・自転車と同じだと言うけど。
昨日までの暖かさに、里山の雪はすっかり消え失せておりますが、今朝はまた平年並みの寒さに戻っておりまするぞ。
よく晴れた空の下、数羽のオオハクチョウが低く飛んでいきます。
昔マブナ釣りをしたこともある近くの溜池にでも下りるのでしょうかね。
それにしても殺風景だねぇ・・・・・。
もう視界の中には秋の名残なんぞ写らなくなったのね。
還暦を過ぎてからと言うものは、時の流れがエラク速く感じるのね。
この分じゃ、あっという間にお迎えが来てしまいそう・・・。
今のオラって人間の抜け殻みたいなもの。
生活の中身は殆どカラッポ、ひたすら惰性で生きてるだけなんよ。
60年代70年代の若かりしあの頃を思い出しては懐かしむ日々。
昔のことを頻繁に口にするようになると、人生はそろそろ終焉を迎えると人は言う。
これって、アユが終わって冬篭りが近づく度に出てくる「うつ症状」でもあり・・・いかんいかん。
ところで、「お尻かじりムシ~~・・・・」って?
60年代フォークルの「帰って来たヨッパライ」みたいに、耳について離れないんだけんど。
強い西風はあるものの、寒さが緩んで日中は+15℃と10月並みの心地良さ。
隙間風だらけの我が家ながら、今日は暖房の効き具合がまるで違いますぞ。
今でさえ青息吐息なのに、来月からはまたまた大幅な石油値上げがあるんだとか。
オラは仕事量の少ない時期だけに、経費削減の意味から低燃費走行を心がけ、給油警告ランプが点灯していてさえ、なかなかスタンドに駆け込めないでいるのでありまするよ。
リッター85円まで下がった3年前が懐かしい・・・。
夕方には雲が広がったものの、昨日までの冷え込みが緩んでうららかな一日でありましたぞ。
ここ数日で山にはだいぶ積雪があったようで、遠望するスキー場のコースが、くっきり白く浮かび上がって見えてますな。
小春日和に誘われて表に出、あちこちに吹き溜まりを作る落ち葉をかき集めます。
我が家の老ネコも、落ち葉にまみれてゴロゴロしてみたり、クリの木に駆け上ったりして、久しぶりにはしゃいでおりましたよ。
本日もまた朝方の晴れが、昼過ぎにはすっかり崩れるお決まりのパターンであります。
天候のせいもあって、せっかくの連休とて何処かへ行く当てもなく、外へ出たと言えば、昨日も今日も食料の買出しの手足となって、近場のスーパーを往復しただけなんよね。
内水面はワカのドーム船が好調の様子と聞きますが、なかなか腰が上がらず・・・。
この1週間は、海はシケ続きで磯のよい情報は皆無。
しかし退屈も限界にきておりますれば、次の好機到来を待って走らなくちゃね。
二十四節気「小雪」でしたが、地域によっては11月としての記録的大雪に見舞われております。
これもまたラニーニャ現象の成せる業なのでしょうか。
今日の北東北は、奥羽の山を境に西は雪、東は穏やかな晴れとなる典型的冬型気候。
気象庁発表寒候期(12~2月)における東北の気象の傾向は、ほぼ平年並みだとか。
このところ異常続きですから、なんだかホッとしています。
冬は寒く夏は暑く、季節のメリハリはしっかりしていることが一番ですね。