爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

15-10-20 枯葉釣法アユ編・6

2015年10月20日 | 枯葉釣法

<枯葉族は休日明けを狙え>

休日には大勢の釣り人に追い回され踏み荒され、追い気あるアユはすっかりいなくなったA級ポイント。
そこの魚影が薄くなったのとは対照的に、休日明けのヘチや超浅場にはかなりの野アユが定位している。
前日の釣り人が多ければ多いほど、休日明けの爺つぁま御用達ポイントは、野アユがたっぷりと充填されているのである。
毎日が日曜日の我ら枯葉族なら、これを見逃す手はない訳で・・・、ぜひ喧騒の後の浅場に立ってみることをお薦めする次第。

<オトリが替わるまでは・・・>

アユ釣りは循環の釣り、先ずは最初の1匹を獲らないことには循環が始まらない。
その日購入したものが元気オトリであればそのままカミ泳がせ、弱いオトリであれば背バリを打つなどして引き泳がせ、何れにしても爺つぁまポイントの中の最高のスポットをダイレクトに狙うことである。
オトリ獲りのために踏み込んで野アユを散らしてしまっても、数分で元に戻るから心配はいらない。
オトリが替わったら、いよいよ本来のカミ泳がせを開始する位置に戻ること。


<野アユの習性に基づく釣りを心がける>

  • 野アユを目視できなくても川中のすべてがポイントであると思うこと。 渇水時に露出した底石の間、流れが途切れるチャラ瀬の尻、背ビレが出るほどの浅場、小石底で掴みどころのない広いチャラ瀬などが時として宝の山になる。
  • 根掛かりはずしなどで漕いでしまったポイントでも、そこが野アユにとっての魅力のエリアであれば、一旦散らしてしまっても数分もすれば確実に戻ってくる。
    釣れ盛っているポイント付近を他人に漕がれたとしても、目くじらを立てる必要など全くない。
  • 渇水傾向が続くと野アユは群れを作って徘徊するようになる。
    そんな時、カガミに群れる野アユを追いかけ回すような釣りは全く通用しない。
    群れから分派した野アユが必ず着いているものと信じ、その近くに存在する瀬頭や波立ちを攻めることが肝要。
  • 釣り人側から野アユが見えている位置では野アユ側からも確実に見られている。  したがってカガミやチャラ瀬など野アユの視界に入る立ち位置では釣りにならない。  枯葉釣法は釣り人よりもカミのスポットでしか成立しない。

<実釣において特に注意すべきこと>

  • カミ泳がせにおいて1ヶ所に不用意にオトリを止めおいたり、弱いオトリでは根掛かりし易い。  水中をイメージしながら常に竿先でオトリの状態を感じておくこと。  根掛かりと解らぬままいつまで待っていてもアユはかからない。
  • 竿先を動かして根掛かりをはずした場合には必ずサカサ鈎が外れているものと思うこと。  ただちに回収して点検すること。
  • オトリがヨレて流れに負けそうになっている場合、殆どがサカサ鈎の外れである。  サカサ鈎外れはいつまで泳がせてもアユはかからない。
  • 竿いっぱい(仰角30度ぐらい)まで遡らせたオトリは引き戻して改めて足元から遡らせる。  一度調教したオトリなら3回ぐらいは平気で遡る。
  • アタリは明確なものばかりではない。  時として野アユが掛かっていても目印に現れない場合がある。  おかしいと思ったら竿先で軽く聞いてみること。
  • オトリは野アユを1匹掛けるごとに必ず取り換えること。

とまぁ、こんな塩梅がオラのアユ釣りなのだが、アユの生態や釣法に関して誤った認識や考え方があったかもしれない。  しかしこの内容でオラ自身は満足な釣行ができているだけに、齢70を超えても若者に負けたくないと思われるご同輩には、ぜひ参考にしていただきたいと思う次第である。 

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