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アラジンストーブのメンテナンス

2023-12-02 | その他

 寒さが厳しくなりそうなので、アラジンストーブの準備をしました。

先ずは清掃とメンテナンスです。

 この型は39型、就職して最初に買ったのが38型でしたが、耐震装置が複雑で使い勝手が今一

「暮らしの手帖」で酷評されました。

 それでもあこがれのアラジンを手に入れ、社会人になった実感がわいた思い出があります。

結婚して購入したのが今使っている39型です。

 結婚当時は寒冷地で年代物の戸建住宅に住んでいましたので、2台のアラジンと炬燵が唯一

の暖房器具、冬の生活の生命線で子供達も良く覚えています。

 現在使っているのは39型ですでに40年選手です。(38型はかなり以前後輩に譲渡)

一番活躍したのは2011年の大震災、3日間の停電で唯一の暖房器具、電気が無くても

使える暖房器具は災害時を考えると、一台は常備しておきたいものです。

 そして今、電気代が高騰している中、補助の暖房器具として現役復帰しています。

実際エアコン(暖房と送風を切り替えながら)と併用することで電気代が節約でき、トータルの

暖房費が安くなります。

 ストーブの心臓部分です。

 アラジンの特筆すべきところは、初期型から燃焼機構・構造が変わっておらず、構造が簡単で

部品もほぼ共通なため、芯交換をはじめとするメンテナンスが非常に容易であることです。

 芯外筒を外し、芯の燃焼部分と接触する上部のタールをこそげ落とします。

 溶剤を敷み込ませた不織布でクリーニング。

 芯クリーナーで芯の煤・タールを除去します。

 こんな感じで煤等がとれます。

この後不織布で芯の形を整えます。

 内縁板と燃焼筒の外縁板をクリーニング。

ブルーフレームを安定させる上で最も大切な部品です。

    クラッチハンドルとハンドルで芯の高さを調整して点火。

きれいなブルーフレームです。

 このブルーフレームを見ているだけでゆったりとした気持ちになります。

それと、シチュー、ポトフなどの煮込み料理に最適で、災害時の調理器具としても重宝しました。

対流型のストーブですので、間近では暖かさをそれほど感じません。

ミーニャンは反射式ストーブのコロナ方がお気に入りです。

 今シーズンの終わりにはさび落としなど本格的なクリーニングが必要と認識しております。

消耗機器では無く、耐久機器として長く使っていきたいと思えるストーブです。

 



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