
先日、山間部にある市役所の支所に行ってきました。
ロビーに珍しいストーブが置いてありました。

木の丸太から剥いだ皮とか、間伐材とかから作ったペレットを燃やすストーブだそうです。
普通の薪ストーブでは火力の微調節は出来ませんが、このペレットストーブはペレットを落とす間隔を調節して、火力が調節できるとのことでした。

ソトーブの上部を開けてみると、ペレットが入っていました。
このタイプは排気ガスを屋外に出すFF方式で、室内の空気を汚さないとのことでした。
化石燃料を使わない、環境に優しいエネルギーです。
よく誤解されていることが有ります。「山の木を切ることは環境破壊だ」と、それは間違いです。木には成長に合わせた環境整備が重要です。そのために成長途中で、適正な生育密度にするための間伐が重要です。そして、その間伐材を有効利用することが大切です。
100年生きた木の材からは、100年以上使える家具を作る。これがクラフトマンの共通のポリシーです。それがプラスチックの使い捨ての家具と、決定的に異なるところです。
今の日本の家具は異常です。今からほんの50年前までは家具は財産として、何代にも渡って使われてきました。世界では今でも当たり前のことです。
無垢の材で、職人の技で作られた家具はそれに耐えられます。
このことについては、後日じっくり記してみたいと思っています。