
前回の記事でルーペ(虫眼鏡)を使ったマクロ撮影についてご紹介しました。
今回は各種ルーペを使ったマクロアダプターの作成と撮影の実践です。
今回使用したルーペは直径25mmの5X(倍率5)、と直径50mのX3(倍率3)の物です。5倍の方はホルダーが木製のためホルターごと使いました。ホルダーを外すとカメラのレンズと接触する危険性もありました。
3倍の方はレンズケースを外し、レンズにフィルムケースを切った接続部品を接着剤とビニールテープで固定しました。

マクロアタッチメントを横から見た画像です。
5倍の方(小さい方)がすっきりしています。

実際の撮影です。ローズマリーの花を被写体にしました。
こちらは直径50mm、倍率3倍のマクロアタッチメントで撮影しました。
被写界深度(フォーカスが合う範囲)はマーマーあり、使えます。レンズが重いため、オートフォーカスが重くなるようです。

こちらは直径25mm、倍率5倍のマクロアタッチメントで撮影しました。
クローズアップ度が申し分有りませんが、当然ながら被写界深度は浅くなります。
日陰で若干風があったため、被写体ブレが発生しました。このクラスのアップになると、風による被写体のブレにも気を付けなければなりません。

サクランボの蕾(直径約5mm)です。
画像を31%に圧縮してブログアップしていますので、細かいところはつぶれていまが、きっちり「うぶげ」まで写っています。

こちらは直径3mmのブルーベリの葉芽です。質感もある程度伝わってくると感じるのは撮影者の独りよがりでしょうか?
細かいチェックをすると、周囲に若干のケラレがあったり、ぼけ味に若干不自然な点は見られますが、ブログ用にアップする画像としては十分実用になると思っています。
創意工夫して、ご自分のデジカメでマクロ撮影が可能になるよう期待しております。
とりあえず今回でルーペを用いたマクロ撮影コーナーを終わります。
こういった特集記事も面白いかな?と思っています.
PS 今回感じたことですが、マクロアダプターを使った撮影ではなるべくズームは最短焦点(広角)にし、被写体に近づいて撮影してみてください。被写界深度が深くなりフォーカス合わせが楽になります。クローズアップ度を上げたい場合、近づけない場合や、被写界深度を浅くしたい場合は望遠にして下さい。