今回は囲碁における本因坊の勝利が話題です。
去る10月8日、記録的な大型台風18号が関東地方を直撃し、そのため交通機関は大変乱れ、朝の通勤に大きな支障が出ました。当日東京市ヶ谷の日本棋院で対局予定があった棋士4人も、とうとう間に合わず不戦敗になりました。梅沢由香里女流棋聖もその1人でした。趙治勲二十五世本因坊も本来なら1時間前に着いていなければならなかったところ遅れてしまい、あと数秒で不戦敗になるところでした。彼は59分遅刻ということになり、持ち時間は、規定により3時間から遅刻分の3倍、すなわち177分を引かれて、僅かに3分になってしまいました。そして持ち時間3分対3時間の前代未聞の対局が行われました。趙本因坊は秒読みに追われながらも戦い続け、遂に勝ちをおさめました。趙本因坊の強さが卓越していたのは言うまでもありませんが、負けた棋士も不戦勝直前に到着した相手との対局においては平常心を失っていたのかも知れません。対局への遅刻を認めない現行のルールは少し厳しすぎるようにも思えます。さて、勝負における秒読みは辛いものです。本因坊は延々とノータイムの着手を打ち続けたと思われますが、多分、殆どの着手が最善手であったのでしょう。
将棋の若手棋士の間では10秒将棋という練習法がありますが、直感を鍛える一つの手段です。私などはチェスクロックなどにより時間に追われると普段にくらべて半分くらいしか力が出せなくなります。
去る10月8日、記録的な大型台風18号が関東地方を直撃し、そのため交通機関は大変乱れ、朝の通勤に大きな支障が出ました。当日東京市ヶ谷の日本棋院で対局予定があった棋士4人も、とうとう間に合わず不戦敗になりました。梅沢由香里女流棋聖もその1人でした。趙治勲二十五世本因坊も本来なら1時間前に着いていなければならなかったところ遅れてしまい、あと数秒で不戦敗になるところでした。彼は59分遅刻ということになり、持ち時間は、規定により3時間から遅刻分の3倍、すなわち177分を引かれて、僅かに3分になってしまいました。そして持ち時間3分対3時間の前代未聞の対局が行われました。趙本因坊は秒読みに追われながらも戦い続け、遂に勝ちをおさめました。趙本因坊の強さが卓越していたのは言うまでもありませんが、負けた棋士も不戦勝直前に到着した相手との対局においては平常心を失っていたのかも知れません。対局への遅刻を認めない現行のルールは少し厳しすぎるようにも思えます。さて、勝負における秒読みは辛いものです。本因坊は延々とノータイムの着手を打ち続けたと思われますが、多分、殆どの着手が最善手であったのでしょう。
将棋の若手棋士の間では10秒将棋という練習法がありますが、直感を鍛える一つの手段です。私などはチェスクロックなどにより時間に追われると普段にくらべて半分くらいしか力が出せなくなります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます