yoshのブログ

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囲碁と将棋 起源と小史

2015-11-05 05:07:24 | 将棋
囲碁と将棋は並び称されることが多いです。以下にその起源と小史を記します。

囲碁の起源:中国で、占星術の一法が変化・洗練されたもの。前漢時代(BC206―AD24)と思われる陶製碁盤が発見されており、「琴棋書画」は士大夫の嗜みとされました。
囲碁の日本への伝来: 遣唐使(8世紀)の吉備真備が唐から日本に伝えたとされます。

将棋の起源: 古代インドのチャトランガである。アレキサンダー大王がインドに東征した時(BC327頃)にチャトランガを目にしたとのことです。
将棋の日本への伝来:6世紀頃に古代インドから直接、日本に伝わったと考えられています。平安時代には五角形の木片に記した駒があったようで、藤原行成の「麒麟抄」(11世紀)には駒文字を書くための心得が書かれています。

囲碁も将棋も起源は古く、日本への伝来もかなり古いことは驚きです。それでは、碁打ちや将棋指しが社会的に認知されたのは、いつかというと、それは比較的新しいようです。徳川幕府草創の頃、1602年に寺社奉行の下に碁所が作られ、本因坊算砂が就任し、50石20人扶を与えられました。1612年にはここから将棋所が独立し、初代大橋宗桂が勤めました。今日のような専門棋士が活躍したのは明治以後のようです。
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