yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

仏教遺跡

2015-11-17 05:27:07 | 文化
仏教はインドで生まれて東アジアに広がりました。従って東アジアには、多くの仏教遺跡があります。カンボジアのアンコールワット、ジャワのボロブドゥールは特に有名ですが、ミャンマーのバガンも大きい遺跡です。ミャンマーのマンダレー地方域、約104平方キロメートルにあり、イラワジ川中流域一帯に大小さまざまな仏教遺跡が林立しています。ここはミャンマー屈指の仏教聖地です。ここのアーナンダ寺院やダマヤンジン寺院などに、3000を越える仏塔(パゴダ)があります。11世紀から13世紀に亘って王と民衆が仏教の功徳を得ることを願って黙々と建立しました。平和な時代でもあったのでしょう。インドで生まれた仏教は、東と北に伝わって行きましたが、インドの北に位置する高昌国(460-640)、現在の中国・新疆ウイグル自治区・トルファン地区にあり、唐の時代にはインドを目指した玄奘三蔵を歓待したことでも有名です。現在でも「高昌故城」が残っています。仏教は、さらにシルクロードを通り、敦煌、雲崗・竜門から日本の東大寺・法隆寺にまで到達しました。
また、仏教はインドから東に向かい、カンボジアやタイやジャワ島にも伝わり、有名な仏教遺跡が建設されました。その外にもチベットやネパールにも伝わりました。
仏教は殺生と争いを戒め、同胞・家族を慈しみ、社会の平和と安らぎを尊んだ寛容と慈悲の宗教です。

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