原子時計は原子が出したり吸収したりする電磁波の振動を利用します。振動はとても安定しているので、これを時計の振り子替りに利用する大変正確な時計です。東京大学の香取秀俊教授(47歳)は、光の格子の中に原子を閉じこめることを考案しました。この格子を卵パックのように沢山並べ、多数の原子の振り子を平均すると、短時間に高精度に時間を表示することが可能になります。同時に100万個のイッテルビウムの原子を観測することにより、従来から使われているセシウム原子時計の100万倍の速さで時刻表示ができます。この時計を使うと宇宙創生から現在までの時間、即ち137億年に対して、1秒以下の誤差で計時ができるそうです。
非常に素晴らしい技術が生み出されたのですが、商業化のためには、まだまだ課題があるそうです。
香取教授は、こう言っています。「自然科学の根っこを支えるような大事なものをちゃんとやるからには、世界制覇を目指さないと。」
非常に素晴らしい技術が生み出されたのですが、商業化のためには、まだまだ課題があるそうです。
香取教授は、こう言っています。「自然科学の根っこを支えるような大事なものをちゃんとやるからには、世界制覇を目指さないと。」