日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

手作り、奥の院資料

2018-08-25 15:52:25 | 日記

 ANA から「ハッピーバースデー」のメールが入っていて、「あ、そうか」てな具合で、自分の誕生日を思い出す。私は夏休みも終盤、ツクツクボウシが啼くころ生れた。母の実家は財田であるが、その庭で浴衣姿で生れたばかりの私を抱っこしている、夏の終わりの暑そうな写真をアルバムに残してくれている。ここ30年くらい前の写真はただ数が多くて大半捨てたけれど、こんな写真は捨てがたい。でも私が死んだら娘たちはどうするのだろう。

   

 一か月も前のこと、或るお方が、88箇所奥の院の写真や地図をコピーした厚いファイルを送ってくださった。手間、費用の相当かかった、詳細な資料である。何冊か作って、宿に送っているのだろうと思う。「四国八十箇か所公開グループ」に入って、時間が取れればお遍路に行くというような、熱心な方々が大勢おられるのを知り、四国遍路はすごいなと感じる。確かに、うちに来られるお遍路さんにも、「お遍路が生きがいなんです」という方は何人もいらっしゃる。四国には人を引き付ける何かがあるんだね。残念ながら私にはまだその境地がわからない。時間を引き出せたなら、どの山行こうかなんて考えている。

 食堂に置いて、お遍路さんにお見せすると、何度か廻られた方は熱心に見ておられる。初めてのお遍路さんは「こんなのがあるんだ!」と驚いている。

 

 8月半ばの猛暑時期にお出でた歩き遍路さん。死にそうな暑さの中、バテもせず、夕食の食べっぷりから判断して、とても元気。「水分ばかり摂るので、食欲がありません」と食事がすすまない時節、毎日酷暑をあるくのだからすごい!

 こちらのお遍路さんは、例のファイルの、表と裏表紙に貼ってあった文言に感心されていた。私も、的を得たいい文句だと思う。