日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

道路情報はレアが命

2007-12-08 14:03:33 | 日記・エッセイ・コラム

 いゃー、驚いた!

 遍路道保存協会の地図に載っている、雲辺寺への3番のコース、一昨日調べに行ったら 、完全に尾根の車道まで通じていた。通行止め解除である。といっても未だ工事中といった感じなので、作業中はお邪魔にならないように通らなければいけない。11月17日の日記に書いたように、あの時は、酷い崩壊で、怪我も覚悟の余程の気力がなければ通りぬけ出来ないだろうと思った。そして、人通りの少ない、生活道としてもあまり重要でないこの道は、治したりしないだろうと思った。

100_0505  最後の民家のところの三叉路を山に入って行く。遍路案内の立て札に通行止めと書いてあるところだ。曼陀峠に続くこの道は、椎茸栽培の為、かなり奥まで車が通れる広さだ。

100_0506 途中1箇所だけ五ツ辻のような交差点があるが、遍路案内がある。

100_0507 100_0508

1時間くらいで崩壊の地点だ。ショベルカーが2台置いてあって、この日は工事がおやすみだ。この人達が倒木を取り除いて、山を削って、新しく道をつけてくれているのだ。まだ土が柔らかくてボコボコしている。大雨でもきたら流されそうな道だ。ここからあと10分も歩けば峠の車道に出る。

 本日の目的達成、嬉々として三叉路の民家のところにもどってくると、年配の奥さんが外で作業をしている。

 「こんにちわー。この遍路道は通る人すくないんでしょう?」

 「そうやねえー。でも、おるよ。道が通れんで、引き返してきた遍路さんがおった。だいぶ奥で崩れとるから気の毒じゃった。」

 「私、今通ってきたけど、治してくれてますよ。ついこの間来た時は通れなかったから、ごく最近ですね。よかったですねー。」

 「エッー!、ほんとー? しらなんだ。あの辺うちの山なんじゃ、いっぺん行ってみんといかんね。」

 私は大得意の大満足。だって3度目にしてやっと数年前の記憶が繋がったのだもの。気になっていたことが解決できた。

 じつは、2週間前にもこの3番のルートを調べにきている。このときも失敗。3番の道と思い込んで歩いたけれど違った。崩壊現場に辿り着かなかった。

 このとき、例のトマトのハウスの持ち主が仕事していて、「トマト、もう終わりだから食べるなら持ってお帰り」と言ってくれた。ありがたく頂いてデイパックにはいるだけ詰め込んだ。カブラも頂いた。100_0503

100_0504 トマトは10日くらい置いておいたら赤くなって、えぐみもなくなり、けっこう美味しかった。カブラは柔らかくて抜群に美味しかった。

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ギンナン畑のイチョウがまっ黄色

 道は絶えず変わるもの。まめに調べにいかないと、正確な道案内ができない。時間を見つけてみまわり、確かな情報を発信したい。

 「民宿岡田さんが満員の季節には、コースを変えてみるのもいいですよ」とお勧めしよう。岡田のお父さんに会いたいという方も多いとは思うが。