山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

山陽・山陰の道ふらり旅: 第5日

2009-10-28 07:08:23 | くるま旅くらしの話
行程:道の駅:黒井山グリーンパーク→道の駅:一本松展望園→牛窓・オリーブ園→(倉敷市街彷徨)→(鞆の浦)→神勝寺温泉→道の駅:アリストぬまくま<福山市沼隈町>(泊)

昨夜は予想を超えた最悪の一夜だった。就寝間もなく隣にやって来た大型トラックが、夜明けまでエンジンを掛けっぱなしで、そればかりではなく他にも数台のトラックが同じように騒音と排気ガスを排出し続けていた。逃げ出したかったけど、飲酒運転になるし、隣の道の駅も同じ状態だと思うと我慢するしかない。全くうんざりのストレスのたまった呪いの一夜だった。朝になれば嘘のように事態は解決したが、頭の重さが問題を証明し続けていた。
9時過ぎ出発。先ずは隣の道の駅:一本松展望園に寄る。瀬戸内海や牛窓町の眺望をしばらく楽しんだ。気づいたのだが、こちらの道の駅の方がトラックの悪行を逃れる場所があったのだ。大いなる失敗だった。今日の予定はメインが倉敷の古い街を散策すること。その後は福山市の海側の鞆の浦辺りを訪ね、泊まりは沼隈町の道の駅に厄介になるつもりでいる。
倉敷に行く前に近くの牛窓町出身の竹久夢二の生家やオリーブ園を訪ねることにする。岡山ブルーラインの邑久インターを降りると、直ぐに夢二の生家の案内板があったが行ってみると、そこへの道が通行止めとなっていた。別の道を探すのが面倒なので、夢二生家はパスしてオリーブ園に向かう。20分ほどで到着。素晴らしい景観だった。眼下に牛窓の港を中心に小豆島や数々の島々がバランスよく展望出来る。店の方の話では、空気が澄んでいる時は四国高松の屋島や五剣山、明石海峡大橋や瀬戸大橋も望見出来るという。今日は天気が良すぎて全体が霞んでいた。その後はオリーブ園を散策する。先週末に収穫祭が行われたとか。それでもまだ実の付いた樹がたくさんあった。柔らかい陽射しの中を歩くのは気持ちがいい。1時間ほどのんびりと過ごした。
その後は再び岡山ブルーラインに戻って倉敷に向かう。R2バイパスから倉敷市街への道に入り、すんなりと美観エリアまでは行ったのだったが、それから後はとんだ目にあった。事前に調べていた駐車場は全て普通車用であり、この車が入れるのはどこにも見当たらない。30分ほど探し回ったが、入れるのはコンビニの駐車場くらいで、皆無だった。コンビニなどに強引に置かせて貰うのも一つの手かも知れないが、それはやらない。遂に諦めて呪いの言葉を吐きながら倉敷を後にする。美観地区など糞くらえ! である。もう二度と倉敷を訪ねることはないだろう。倉敷の方でも、そんなアホなどに来て貰いたくない、ということかも知れない。R2バイパスへは工事中で入りにくく、一層イライラのストレスが増幅した。ホンマに単純アホである。相棒は触らぬカミに祟りなしの顔だった。
その後は福山市から芦田川の堤防の道などを通って名所鞆の浦へ。酔仙島にある国民宿舎の温泉に入ろうと行ったのだが、駐車場が入りにくく、渡船の時刻をみるとタイミングが良くないので、ここも止めることにして、沼隈の道の駅に行って、早めに落ち着くことにする。
沼隈の道の駅は我々の気に入りの場所で、その最大の理由は、新鮮な海産物をゲット出来るからである。取り分けて、ワタリガニへの期待が大きい。しばらく休んでいると、バイクでツーリングをしているらしい若者から話かけられた。佐賀は唐津の人で、那智の滝を見に行っての帰りだとか。往復はもちろん、いろいろな場所に足を延ばして見聞を広めているらしい。話好きの人だった。一緒に一杯やっかということになり、その前に近くの温泉に入りに一緒に行くことになった。行きずりの見知らぬ人とこんな話となるのは珍しい。
風呂から戻り、道の駅に落ち着いた後は、M青年と三人での歓談が深更まで続いた。人生論(?)など、老人の思い上がった話が多かったのだと思うけど、その内容については、ここでは触れない。日中のストレスも雲散霧消するいい出会いだった。終わり良ければ全て好しの一日だった。
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