山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第51回>

2018-07-15 04:55:19 | くるま旅くらしの話

【今日(7/15:日)の予定】 

 当麻町スポーツランド駐車場 →(D・R40)→ 道の駅:とうま →(R40・D)→ 当麻町郷土資料館 → その先未定

 

【昨日(7/14:土)のレポート】 天気:晴れ時々曇り

<行程>

美深アイランドキャンプ場 →(R40他)→ 美深町文化会館COM100郷土資料室 →(R40他)→ 名寄市北国博物館 →(R40他)→ 剣淵町郷土資料館 →(R40)→ 当麻町スポーツランド駐車場(泊)

<レポート>

 一夜明けて美深の朝は曇りだったが、晴れの予感がする空だった。今朝の散歩は天塩川の左岸堤防を音威子府の方向に向けて3kmほど行き、引き返すというコースとした。その後ダウンザテッシーカヌーツーリング大会の初日のゴールである美深アイランド脇のカヌーの停泊場所まで行って、その様子を見ることにした。天塩川の堤防は、前回道の駅に泊った時も逆方向に3kmほど往復している。堤防の歩きは単調なのだが、道端の野草たちが花を咲かせていて退屈することはない。最後に天塩川の岸辺に立って川の様子を伺いカヌー大会の様子を想像してみたが、さぞかし賑やかで楽しいイベントになるであろうと思った。何しろ何年か前に見たその大会の様子の中では、カヌーに同乗するワンちゃんまでがゼッケンをつけていて、何とも愛嬌のある大会なのだった。今回は何匹のワンちゃんが参加するのか知らないけど、一人前ならぬ一犬前の出で立ちなので、参加するワンちゃんたちも緊張・興奮するのではないか。ゆっくりと流れる水量の大きな天塩川は、今日の大会を楽しみに待っているようだった。

美深アイランド近くにあるカヌーの基地のある付近を流れる天塩川。実に水量豊かな大河である。

 さて、今日から資料館巡りを再開する予定である。先ずは地元の美深の資料館を訪ね、その後は道の流れに沿って、名寄市北国博物館、剣淵町郷土資料館、和寒町郷土資料館などを訪ねて、その後は当麻町の道の駅かスポーツランドの駐車場かに泊ろうと考えている。

 その前にすぐ傍にある美深温泉に入るつもりでいたのだが、営業時刻が10時身体と思って行ってみたら、何と11時だった。入るのは諦めることにして、出発することにする。美深町には道の駅やアイランドに何回も来ているのに、町の資料館などへは一度も行くことはなかったし、そのようなことを考えたことも無かったのである。資料館は町の文化施設の文化会館COM100という妙な名の施設の中にあり、受付でお願いすると、快くご案内頂いた。町の歴史のことがコンパクトに整理されて資料と合わせて展示されていた。明治30年代の初め頃から入植が始まり、その後道北自治体の何度かの変更などを体験しながら、美深村が誕生したのは大正時代に入ってからということを知った。それ以前は様々な呼び名があって、現在のような動きの少ない行政区分とは大分違っていたのだなと思った。歴史年表の書かれた資料も頂いたので、追ってじっくり確認することにしている。

 その後は隣の名寄市にある北国博物館を訪ねる。建物の下の方にSLらしき機関車が何輌か並んで展示されていた。どうやら本物の様である。後で知ったのだが、これらの車両は、全国で名寄市のここにしかないSL排雪列車「キマロキ編成」というものなのだそうな。自分にはよく解らないけど、鉄道ファンにはおなじみのものなのかもしれない。5輌連結で除雪、排雪を行いながら冬のこの地を走っていたのであろう。なかなか見ごたえのある景観だった。そのあと、博物館の中に入ってじっくりと見学をする。博物館なので、自然環境や野生動・植物等に関わる展示が多いのかと思ったが、必ずしもそうではなく、歴史的なことも含めて展示されていたので、大いに参考になった。中でも松浦武四郎の手塩日記の現代語訳と武四郎の足跡を記したマップを頂戴出来て嬉しかった。これらの資料は在庫がないのを無理やり頂戴してしまったようで、担当の方には申しわけない気持で一杯になった。これは今後大いに活用しなければならないと思った。

名寄市北国博物館の構内に展示されているキマロキ編成の排雪車。5両編成の堂々たる雄姿である。

 名寄の後は、市内のスーパーに行ってお弁当を買って昼食とする。このような時はこのような昼食となることが多い。いた仕方なし。

 昼食の後は剣淵町の郷土資料館へ。ここは剣淵町の絵本の館という建物の隣にあって、少し古い建物だった。隣に屯田兵の官舎が建てられていた。担当の方のお話では、何年か前まで何棟か残っていて、現役の納屋として使っていたものを移築したものだとか。屋根に煙出しも付いていて、今まで見て来た建屋よりはかなり上等の感じがした。剣淵町は、最後の屯田兵が入植した土地で、337戸あったという。資料館の中にはそれらの屯田兵の資料も展示されていて、改めて屯田兵が果たした役割を思った。館内を一通りご案内頂き、大いに参考になった。

 その後は、和寒町の郷土資料館も訪ねる予定だったが、和寒町は剣淵町から分村したと知ったので、ほぼ同じような経過を辿ったのではないかと考え、行くのを止めにした。その代わりに温泉に入り損ねていたので、当麻町のスポーツランドへ行きそこの入浴施設に入ることにした。泊りは同じ施設内にある駐車場にすることにした。24時間の利用が出来トイレも水も補給できるので安心して泊ることができる。

 ということで、その後は当麻町を目指して走り、16時過ぎに入浴施設に入って髭を剃るなどしてさっぱりした気分になって、近くの駐車場へ。先着の旅車が何台かあって、トラックも泊っていたが、夜間の騒音はあるまいと思うことにした。明日は雨の一日となる予報が出ている。ようやく夏がやってきたなと思っていたのだが、再び暗い寒い夏がやって来るらしい。とにかく我慢して安全を確保するしかない。

 

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