山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘18年 北海道生誕150年の今めぐり旅 レポート <第60回>

2018-07-24 05:42:59 | くるま旅くらしの話

【今日(7/24)の予定】 

道の駅:伊達歴史の杜 →(R37)→ 虻田郷土資料館 →(R37)→ 伊達市開拓記念館 →(R37他)→ 室蘭市民族資料館 →(R36)→ 登別市郷土資料館 →(R36・R37)→ 道の駅:みたら室蘭(泊)

 

【昨日(7/23)のレポート】 天気:曇り

<行程>

道の駅:真狩フラワーセンター →(D) 真狩湧水汲み →(D)→ 道の駅:230ルスツ →(R230)→ 道の駅:とうや湖 →(R230・D・R453)→ 壮瞥町郷土資料館 →(R453)→ 道の駅:そうべつ情報館i →(R453・R37)→ 伊達温泉 →(R37)→ 道の駅:伊達歴史の杜(泊)

<レポート>

 今日は月曜日なので郷土館等は休みの場所が殆どとなる。従って自分たちは静養日としてじっとしていればいいこととなるのだが、なかなかそうはゆかなくて、一つでも開いている所があれば出掛けるということになる。この近くで今日開いているのは壮瞥町の郷土史料館だけである。ということで、今日の第一の目的はそこへ向かうこと。そして次がどこかの温泉に入ることである。

 さて、天気の方だが、昨夕羊蹄山はすっきりと見えたのだが、今日はどうなのだろうと、朝外に出て見るとそのままの状態だったので安堵した。晴れの天気ではないのだが、羊蹄山には雲がかかっていない。大体は曇りの日の場合、羊蹄山は見えないことが多いのだが、今年はラッキーといえるのかもしれない。とにかく目前にその壮大な山容を見上げると、心は落ち着くのである。気温も20℃くらいしかなく、涼しいというより寒さを覚えるほどだった。今朝の歩きは、道の駅から2kmほど離れた所にある真狩温泉という日帰り入浴施設までを往復した。途中はジャガイモ畑やビート畑、それにすっかり色づいた小麦畑などの中の道をカメラを構えながらの道中だった。羊蹄山を上手く捉えたいのだが、どのようにすればこの山の大きさを表現できるのか途方も無く難しい。結局どうでもいいような写真ばかりしか撮れなかった。

今朝の真狩村から見る羊蹄山の偉容。この大きな山を大きく撮ることは難しい。結局はこのようなものばかりとなってしまう。

 車に戻り二番寝をしていた邦子どのも起き出して、朝食となる。パンとレタスとスープだけの粗食である。朝は大体この程度の食事であり、自分のカロリー計算では凡そ5単位(1単位=80Kcal)、即ち400Kcalくらいとなる。現在1日1600kcalを目標にしており、あまりオーバーしないように毎日毎食の凡その摂取単位を記録するようにしている。このところ2~3単位ほどオーバーする日が多いので要注意である。それでも体重の方は入浴時の検針では、ほぼ同じ重さを維持しているので、ま、大丈夫だろうと思っている。糖尿君はいい加減な喫食を決して許してはくれないので、これと付き合うのは嫌なのだが仕方がない。

 9時過ぎに出発して、先ずは真狩湧水を汲みに向かう。昨日も少し汲んだのだが、今日は本格的に飲み水以外の分も水槽を満たすことにしている。10分ほどで汲み場に着いたが、もう大勢の先着者が水を汲んでいた。羊蹄山の湧水としてはここと京極町の噴き出し公園が有名だが、この真狩の方が水は汲みやすい。給水のための出しっぱなしの蛇口が幾つもあるのだが、24時間いつも出っぱなしなのに水の勢いが絶えることがない。改めて羊蹄山の大きさを思った。

 水を汲んだ後は隣の留寿都村の道の駅に行き、野菜などを買う。ここの野菜類も新鮮で品質の優れたものが多い。来た時は必ずここで買うのを忘れることはない。ほんとは店の中に豆腐が置いてあるのを期待したのだが、まだ届いていないようなので、直接それをつくっている豆腐屋さんまで行って買うことにした。1丁275円は少し高いのだけど、豆腐の大きさは普通のサイズの倍以上はあり、むしろ安いというべきであろう。自分の好みにあっているここの豆腐も又外すことはできないのである。手に入れて満足した後は、少し先の洞爺湖町の道の駅:とうや湖へ寄る。ここは特に買うものはないのだが、何故か寄って見たい気分になる場所なのだ。今日もただ寄るだけだった。

 そのあとは、洞爺湖の湖畔を時計回りに回って、壮瞥町に向かい、しばらく走って壮瞥町の北の湖記念館・郷土史料館へ。この傍を何度も通っているのだが、ここの寄るのは初めてである。横綱北の湖がこの町出身なのは知っていたのだが、記念館を訪れるほどの相撲ファンでもなかったということである。ただ、この場所が郷土史料館だったというのは今回初めて知ったのである。

 さて、中に入って見ると、ここは半分以上が北の湖礼賛の場所であり、20分ほど懐かしい現役時代の映像を楽しんだ。その後相撲の方はざっと見て、史料の方を見学したのだが、先ずはここはすぐ傍に不気味な有珠山や昭和新山が控えている場所であり、過去のこれらの火山の噴火の歴史などが詳しく展示されていた。この火山のことについては、道の駅の2階にも展示があるので、その恐ろしさについては先刻承知のことではある。肝心の町の開拓の歴史についてはあまり資料展示が無く、その経緯が良く判らなかったが、橋口文蔵という方がこの地の開拓や農業に先鞭をつけた方であるということだけを知った。粗末な拝み小屋も展示されていたので、やはり他の地区と同じように先人たちは悪戦苦闘しながらこの地の開拓に係わったに違いない。そしてあの昭和の大横綱の一人北の湖のパワーはそれらの先人たちの開拓魂を一丸にしたものから来ているに違いない、そう思った。

 その後は近くにある道の駅に行き昼食を済ます。少し休んだ後、どこの温泉にするかを調べたのだが、伊達市に伊達温泉というのがあるので、そこへ行って入浴の後は道の駅・伊達歴史の杜に行って泊ることに決めて出発する。伊達市までは20分足らずの距離である。温泉に入る前に伊達市のイオンで買い物を済ます。その後伊達温泉へ。ここの温泉は、自分はまあまあかと思ったのだが、邦子どのはもう来ないと何やら憤慨していた。ドライヤーの話などもしていたが、髪の毛に係わりのない自分にはよくは分からない。不満や憤りの種は無尽蔵のようである。

 その後道の駅に行って錨を下ろす。(錨などないのだが、その気分である)この道の駅に泊るのは2度目だろうか。久しぶりなので、何だか始めて来たような感じがした。ここへ来る前に伊達市の開拓記念館を確認しておこうと訪ねたのだが、ナビのガイドする場所には該当するものが見当たらなかった。ネットなどでは、建て替えのため閉館しているなどの情報もあるのだが、よく判らない。明日もう一度調べた上で対処することにしたい。夕刻になってかなり気温が下がり、20℃近くになった。TVのニュースを見ると、熊谷では41℃を超えるような暑さの新記録を記したとか。各地で暑さのために多くの犠牲者が出ているのを知り、今北海道にいることを有難いことだと改めて思うと同時に大水害で被災した人たちの健康と安全を祈らずにはいられない気持となった。どうぞ万全の配慮を心がけて下さい。地球は人間の感知出来ない新しい時代に入りかけているのではないか。そしてその種はもしかしたら人間という生き物が知らず負の種を播いてきたことに起因するのではないか。最近の気象状況などを見ていると、何だか地球の歴史の転換の始まりのような雰囲気を感ずるのである。今日は終わり。

コメント
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