山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <58回>

2012-08-28 08:51:38 | くるま旅くらしの話

【昨日(8月27日)のレポート】    

≪行程≫                                                                 

終日クッチャロ湖畔キャンプ場に滞在   <0km>

≪レポート≫

 昨夜は荒天模様だったのだが、朝起きて外を見ると雲一つない真っ青な空が広がっていた。ただ、風が強くて湖面はさざ波を超えての中波が絶えず押し寄せ、湖畔の水際は白い泡が吹き寄せられていた。この湖は海跡湖というのだそうで、その昔の海の後が陸に取り込まれて湖となったらしい。カモメが飛来し、騒ぎ立てるのも海が近いからなのであろう。今日は終日ここでのんびりと過ごすつもりでいる。念願の夕日絶景ももしかしたら見ることが叶うのかも知れない。

 今日からはいつもの暮らしのペースに戻って、9時からはBS放送の韓国ドラマ「太祖王建」を見る予定でいる。このドラマは、韓国の2度目の三国統一の歴史を描いたもので、日本国よりも歴史の古さを誇る彼の国のことを理解する上でのいい情報となっている。自分は隣国の朝鮮半島の歴史のことは殆ど何も知らないといって良く、このドラマを見るようになってから少しこの国の見方が変わってきている。甲子園での高校野球が始まって以降、ずっと中断されていたのが、今日から再開されるというので、楽しみにしていたのだった。ところが、9時頃は強風が一層強まって、TVのアンテナがこれ又その風をまともに受ける方向なものだから、揺れに揺れて画像が乱れて困惑したのだった。どうにか風に耐えられるように固定して久しぶりのストーリーを思い起こしながら楽しんだのだった。

 その後はグータラの連続で、とうきびを茹でて、そうめんを茹でて、それらを食べながらビールを飲んだりして、午睡をむざぼって、はて、15時過ぎに目覚めて少し過ぎたら、相棒がにぎやかに発声するので外を見たら、何と昨日までご一緒したAさんが入って来られたのだった。夕陽の話をしたので、それを思い起こされて来られたのかなと思った。午後からの空は少し雲は増えたものの太陽は健全で、このまま行けば夕陽が沈むのを見られるのは確実だと思った。ただ、沈む方向の西空には掛かっている雲が少ないので、何年か前に見た湖面も空も茜色に染め上るというような景観を期待するのは無理だろうなと思った。

落陽までにはしばらく時間があるので、町中まで買い物を兼ねて散歩に出かけることにした。町中までは片道2kmほどだろうか。やや蒸し暑く、少し歩くと体が汗ばんでくる。しつこいアブに似た小虫が付いて回って、油断も隙もない。安心感のない散歩だったけど、北海道での日中の散歩にはこのような環境は普通なのであろう。往復1時間ほどかけて車に戻る。遠くて近きは男女の仲、近くて遠きは田舎の道というけど、たった2kmの行程は遠いように感じた。

18時過ぎ落陽が始まる。カメラを手に動き回って写真を撮ったのだけど、やはり普通の夕日に終わったのだった。湖水と空が茜色に染まるためには、どのような気象条件が必要なのだろうか。1年に2~3度しか見られないというそれを見るためには、少なくとも半年間はここで過ごすことが必要なのであろう。さて、明日はどうなるのかなと思いながら、夕陽が静まって暮れて行く空をしばらくの間眺め続けたのだった。

     

クッチャロ湖の今日の夕日。今日は普通の夕日だったのがちょっぴり残念。絶景の夕日となるときは、太陽が沈んだ後、空と湖面が茜色に染め上るのである。

夕食を済まして、今日も早めの就寝となる。相棒の話では、その後の夜空には月が輝き、湖面に漂っていたとか。風邪気味でしばらく風流心はしまっておく必要があると感じているジサマではある。

今日(8/28)の予定】 

終日クッチャロ湖畔キャンプ場に滞在

コメント
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