山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘12年 北海道くるま旅くらしレポート <37回>

2012-08-07 04:03:05 | くるま旅くらしの話

【昨日(8月6日)のレポート】      

≪行程≫                                                                 

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在 (日中車で中標津町まで買物に往復) <51km>

≪レポート≫

 昨日の雨は今朝まで寒さを引きずって降り止まず、天井を断続的に叩いていた。これじゃあ、今日もどうしようもないのかなと思っていたら、9時過ぎごろには降り止んで、少し空が明るくなり出した。しかし、雲は多く日差しが覗く可能性は殆どない。いつもの「太祖王建」をBS放送で見たあと、地デジが昨日から全く映らなくなってしまったので、これはもう電波の所為ではなく他に原因があるのだろうとチエックしたら、アンテナ本体の取り付け口に問題がり、接触不良となっていた。何だかんだあれこれと弄り回して、ようやく映るようになった。機械物は、電気も含めて真に苦手である。どうも好きにはなれず、やむなく必要最小限の処置をしているのだけど、それすら不十分というのは我ながら呆れた話ではある。

 どうやら雨も降るのを諦めた様なので、気分転換も兼ねて中標津まで買い物に出かける。天気が良くなれば、根室の車石や北方原生花園などを見に行きたいと思っているのだけど、なかなかそのチャンスがやって来ない。7月12日に別海のこのキャンプ場に入ってから、中標津に買い物で往復した以外は、まだ一度も観光的な動きはしていない。せっかく北海道に来ているのだから、そろそろ動き出したいとは思ってはいるのだけど、どうも出鼻を挫かれ続けている感じがする。中標津で買い物を済ませて、13時ごろに戻る。

 今夜というか、明日の早、早朝にはオリンピック女子サッカーの準決勝があるので、これは何としても見なければならないので、遅い昼食の後は寝床に入って午睡。17時近くに目覚めたら、相棒は風呂に行っているようだった。起き出して雑用を果たしている内に夕食となった。まだかなり時間があるので、もう一度寝床に入ってサッカーのTV観戦に備える。今回のオリンピックでは男女共に日本サッカーチームの成長ぶりが実に面白い。かけっこや水泳や投擲なども面白いけど、チームがチームとして成長しているのを最高に実感できるのはサッカーだと思う。

 さて、そのサッカーだけど、今対フランス戦が終了したばかりである。後半、特にその終盤は実に苦しい戦いぶりだったけど、見事に勝利してくれた。いや、実にすばらしい。このチームを誰がなでしこジャパンと呼んだのか知らないけど、なでしこにも幾つか種類があり、ゲーム中の彼女たちはムシトリなでしこという感じだった。ムシトリなでしこは、雑草の仲間だといって良いと思う。北海道の荒れ地にも進出していて、寒冷の厳しい大地に年々その生きる力の逞しさを見せつけている花である。一本一本は可憐な花を咲かせる頼りなさそうな草なのだけど、それが集団となると大きなパワーとなって大地を照らすがごとくに咲いているのである。

   

ムシトリなでしこの花。今年の北海道では、各地にこの野草の進出が目立つ。個々の花は可憐だけど、これが荒れ地などに集団で群れて咲いているのを見ると、たくましさの方が強く心を打つ。

 しかし、日本人のなでしこに対する一般的なイメージは、恐らくカワラなでしこではないかと思う。これは独特の優雅さを持った花で、野草の中でも際立って美しい部類の花に入るのではないかと思う。なでしこジャパンは、戦っている時はムシトリなでしこだけど、戦いが終わると美しいカワラなでしこに変身する人たちのチームのように思った。あと一戦で頂点に立てる。是非立って輝いて欲しい。

   

カワラなでしこの花。これは2007年に別海町・野付半島の原生花園で見たものだけど、何とも優雅で美しい花だ。栽培種などには見られない純粋の美しさがそこにはある。

 【今日(8/7)の予定】 

終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在

コメント
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