山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第30日)

2011-07-14 06:13:30 | その他
《今日の予定》
当麻スポーツランド駐車場→道の駅:当麻→旭川市内コインランドリー→旭川市内ショッピングモール→美瑛町・美郷名水→十勝岳山麓カミホロ荘(温泉)→白銀山荘(泊)


《昨日のレポート》
留辺蘂の道の駅・温根湯温泉の夜はかなりの旅車が泊まっていたが、皆さんマナーはバッチリで、極めて静かな夜だった。しかし夜間はかなりの雨降りで、天井を叩く雨音が賑やかだった。明け方になって雨は止み、又もや蒸し暑さが襲って来るのを予感させる天気となり出した。今日から週末にかけては目的のない移動日となる。大ざっぱには、今日はマウレ山荘の温泉に入ること。明日は旭川市内で溜まっている洗濯物の処置をすること。明後日は富良野の花の下見をすること。そして週末からは、石狩市北部の厚田港での北海道HMCCの定例キャンプに参加させて頂くという予定である。
道の駅:温根湯温泉には、果夢林と名付けられた巨大なからくり鳩時計の塔があり、毎正時になるとお爺さんに引き連れられた妖精たちの楽団が現れて、「森へ行きましょう」などのメロディーを奏でるのである。何とも夢のある、心安まる仕掛けだ。今朝から3回目の演奏を聴いた時は10時になっていた。かなりの暑さとなっていた。
道の駅に別れを告げて出発。北見市の方に少し戻り留辺蘂市街で左折して遠軽町丸瀬布にあるマウレ山荘を目指す。しばらくは全くの山の中の道が続く。きれいに整備されたいい道だ。適当な曲がりと起伏があって、北海道の道には関東では味わえない豊さがある。そんなことを考えながら1時間ほど走って遠軽町に入る。もし市街地にコインランドリーがあったら今日の内に洗濯を済ませてしまおうと思い、ちょっと寄って見ることにした。遠軽町の中心街にはそれなりのショッピングモールなどもある。そう思って懸命に目を凝らして探したのだったが、残念ながら発見できなかった。この町にはまだニーズがないのであろう。気を取り直して丸瀬布方面に向かう。
丸瀬布の道の駅到着11時半。マウレ山荘での入浴には早過ぎるので、ここで軽い昼食をとることにし、そのあとはしばらく眠ることにした。暑さが少し収まって、何だか眠くなってきていた。日本の至る所が炎暑に痛めつけられているのに、幸いなことにこの北国の森の町にはまだ涼しさが残っている。何だか申し訳なさを覚えながら、しばらく惰眠を貪った。
目覚めてマウレ山荘へ。我々かマウレ山荘に来たがるのは、ここに障害者のアーティストの方々の絵画を集めたミュージアムがあるからである。初めてここを訪れた時は驚き、感動した。というのも自分が元勤めていた会社でも、障害者の方々の絵画の収集や展覧会に自身か深く関わっており、たくさんの思い出がある。あの頃の絵画展と同じようなスタイルで、廃校となった小学校を利用した美術館が山中にあったのだ。たくさんの絵画の中には、今は故人となられた親しき畏友安達巌の作品も展示されていた。懐かしい思いでそれらの作品を観たのだった。昨年ここに来た時は、安達巌の画集を寄贈させて頂いた。嬉しい場所なのである。そればかりではなく、マウレ山荘はまさにその名の通り、山荘らしい上品な山荘なのだ。雰囲気もお湯も良い。いつか立ち寄り湯ではなく秋が深まり始めた頃に泊まりがけで訪ねたいと思っている。
今日は立ち寄り湯だったけど、緑陰の露天風呂を堪能させて頂いた。嬉しくもありがたい時間だった。
マウレ山荘を後にして、丸瀬布の道の駅の方に戻り、旭川紋別道に入り、旭川方面に向かう。旭川紋別道は未完成の自動車専用道路で、通行料は無料である。丸瀬布から旭川郊外の比布迄は100kmくらいはあろうから、無料区間としては全国一長いのではないか。それにしても、高速道路の料金が政治屋どもの懐のなかで弄ばれているのには腹が立つ。又よからぬことに思いを巡らしながらも、タダの自動車専用道路の運転は楽で、1時間ほどで愛別のICに来てしまった。
今日は当麻町のスポーツランドの駐車場に泊まろうと思っている。その前に当麻の道の駅に行き、ゴミの処理をさせて頂いた。この町には名産のデンスケスイカがあるが、あまりに高価なのでいつも横目で見るだけだ。今日も並べられたスイカをチラッと見ただけだった。直径20cm位の物でも5千円もしている。売る側でも高いことはよく解っているようだけど、おばさんは「東京では、これくらいのが1万2千円もしているんだよ」などと話していた。それに比べれば当地のは安いと言いたいのだろうけど、おばちゃんはお客さんのことを忘れている。ここの客と東京の客とでは、量も質も大きく違うのだ。でも批判の言葉は投げないことにしている。世に事実の履き違えは多いのだから。
道の駅のデンスケスイカへの未練を絶って、いつものスポーツランドのフィールドゴルフ場前の駐車場へ。3台ほど先着の旅車が留まっていた。我々も錨を下ろす。今夕食は久しぶりにざるそば。旭川郊外の江丹別蕎麦を茹でる。ここの蕎麦も美味い。今は信州の蕎麦を北海道で作っている時代である。ま、そんなことはどうでもよい。蕎麦にはやっぱり日本酒だと思うけど、無いのでウイスキーの水割りで一杯やって、ハイ、今日は終わり。
コメント
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