山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

08北海道行: 第3日

2008-07-20 06:35:03 | くるま旅くらしの話
恵山地区では、早朝3時半頃になると、昆布などの出漁に関する情報を町の大型出力スピーカーで流すので、必ず目を覚まさなければならなくなる。今朝も何事かと目を覚ましてしまった。昨夜はぐっすり眠って、今までの疲れは拭い去られている。渡辺さんご夫妻のお蔭である。
今日も天気はダメみたいだけど、霧はかかっていない。北海道の梅雨を益々確信した。
食事の後、渡辺さん宅を再訪問して、工房と作品を見せて頂く。渡辺さん(ご主人)の趣味は、木工なのだ。様々な力作が無造作に置かれていた。しばらくご無沙汰している間に、かなり腕を上げられているのを知った。もの作りは、結果がはっきりしているのが素晴らしい。
恵山を出発して、先ずは温泉に入ることにして、鹿部の先の東大沼にある留の湯という所に向かう。留の湯は我々のひいきの温泉である。1時間ほどで到着。留の湯は温泉旅館なのだが、公衆浴場も経営している。我々は少し贅沢して、ここでは安政の湯という内風呂にいつも入ることにしている。今日は全くの貸切状態だった。何とも言えない柔らかいお湯なのである。身体のみならず心の芯まで癒やしてくれるお湯のように思う。1時間ほどお湯に浸かって、この2日間の疲れを取り去った。
さて、このあとどうするか。しばし迷った。近くの東大沼のキャンプ場に行き、風呂上がりの一杯を楽しんで、一眠りするかとも考えたが、グータラをするには早過ぎると思い直し、とにかく北上することにする。
今日から北海道HMCCの集まりが開かれるとの井上さんからの情報があったけど、昨夜1ケ月前にも北海道に先着して、木工クラフトに励んでいるHMCCメンバーの多田さんに予定を伺ったところ、今回は集まりには出られないという話だった。多田さん以外には良く知った方も居ないことなので、メンバーでもない自分たちが参加するのはどうかというためらいがあり、せっかくのお話だけど、今回は参加は見送りさせて頂くことにした。井上さんごめんなさい。
留の湯から鹿部に戻りR278を森町に向かう。海岸線を走る道は、所々海霧がかかって、暑さは感じない。森町のJR駅に寄り名物駅弁イカ飯を買う。もうとっくに昼飯時は過ぎているけど、この先長万部でカニ飯を手に入れてから昼食にすることにしている。カニ飯は相棒の大好物。イカ飯は自分達の方。
R5を快調に走る。スピードを控え目にと思っても、重量物を積んだトラックでさえ、時速70km超で走っているので、逆らうのは難しい。北海道ではこれが普通なの?少し疑問に思った。
途中八雲町の宇佐美で給油。ついでに隣接するホームセンターで帽子を買う。出発の際に、何といつもかぶっているのを忘れて来てしまった。最近はもの忘れが多い。要注意である。
引き続きしばらく走って長万部でカニ飯を買う。いつも鈴木商店というのが相棒の気に入りらしい。既に14時を回っているので、ここで昼食休憩とする。湯を沸かし、お茶を淹れてカニとイカの弁当を頂きまーす。その前に記念写真を撮る。弁当の写真を撮るのには、平和を感ずる。
昼食休憩が済んで、北上開始。長万部を過ぎると、R5の車の数は急に減る。トラックなどの多くは、噴火湾沿いを走るR37を利用するようだ。
起伏の多い山の中の道をしばらく走ると、間もなく黒松内の道の駅に着いた。ここの道の駅は、畜産品とパンが有名。我が家ではいつもパンを買うことが多い。肉類は相棒は好きだけど、自分はあまり関心がないので、だんだん少なくなってきているようだ。今日もパンだけ。
更に北上を続けて、次の道の駅蘭越に立ち寄る。今日の泊まりは真狩の道の駅にしようと決め、少し早いので、時間をつぶそうと寄ったのだが、10分も持たなかった。魅力的なものは皆無と言いたいほど何もなかった。やむなくすぐ出発。
次の道の駅はニセコである。ニセコは北海道に最も相応しい名前の町だと思っている。その理由はカタカナの名称だからである。アイヌ語の地名を表すには、カタカナが相応しい。「仁瀬古」と書いてもニセコになるけど、それは大和言葉のまやかしのような気がする。ニセコが正解なのだと思う。
ニセコの道の駅には優れた地産品の売り場がある。今日は遅いので、明日朝一番で新鮮な野菜などを買う予定。開店が8時半なのを確かめて、真狩の道の駅へ。途中真狩湧水の側を通ったが、水汲みは明日の予定。
ミキサーで作る野菜ジュースに入れるバナナを探したが、やっと見つけた店のそれは、明日まで持ちそうもないアバタの代物だったので、買うのを諦めた。一軒あるコンビニに行ってみたが、バナナはあるはずも無く、氷だけ買って夜に備えた。
道の駅の夜は静かで、心地よい眠りの時間を過ごすことができた。
コメント
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