山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

08北海道行: 第1日

2008-07-18 06:09:42 | くるま旅くらしの話
今年はいろんなことがあって、夏の北海道行は諦めていたのだが、事情が少し好転して、3週間余り時間を得ることができた。少し迷ったけど、やっぱり夏の北海道の空気を吸いたくて、出掛けることにした。事情好転の話があってから、決めるまで数分。思いはコンドルが獲物を狙うよりも強いかも。
諸準備を終えて17日朝7時出発。今回の往路は、先ずはR6を仙台まで行き、その後ひたすらにR4を北上して野辺地から下北半島を大間に向かい、大間から函館行きのフェリーで北海道に渡る予定である。
というのも、当初は青森まで行って、高速船で函館に渡ろうと考えていたのだか、ネットで予約の手続きをしたら、この車種ダメということなのである。面白くない。それならば今まで通りで行くワイ!と意地を張った次第。とにかくフェリー会社には、追って一言文句を言いたい。
7時の出発は、結果的には失敗だった。R6を福島県の県境迄行くのに5時間も掛かってしまった。というのも、途中土浦や水戸近辺では通勤時の渋滞に巻き込まれてしまい、遅々として進まず、イライラの出だしとなってしまった。
東海村の宇佐美で最初の給油をする。満タン57lで8千円を超える。驚くべき金額である。先が思いやられる。
給油している時、携帯のメールが鳴る。京都の井上さんからだった。京都は今祇園祭のピークを迎えているとか。居ながらにして、伝統の祭りを楽しめる方が羨ましい。又、仲間の方たちが北海道に旅立っているとの情報も頂戴した。ありがとうございます。
その後日立市内を走り抜け、北茨城市の大津港の魚屋でお昼用の寿司などをゲット。カツオのかなり型の良いのが1匹千5百円で売っていた。これが帰路なら飛びつくのになあ~、と我慢する。食への欲望と執念を抑えるのは、この歳になっても大へんだ。
勿来の海岸辺りで昼食にしようと思って走ったのだが、その海岸がいつまで走っても現れない。いつの間にかいわき市のバイパスに入ってしまった。こうなるともう走り抜けるしかない。お昼をお預けにして、30分ほど走ると、いわき市の平の中心街を通過して、やがて海が近づいて来た。久之浜というのが考えていた場所だった。いやはや1年も通っていないと、頭の中と実際はかなりのズレが生じてしまうものだ。我ながら情けない。
海岸線には海霧が掛かっていて、そのせいか、少し気温が低いようだ。しかし蒸し暑さは相変わらずである。風光明媚の景観を楽しみながら、ようやく用意したお昼をパクつく。ウメエ~、である。
30分ほど休憩の後、さらに北に向かい出発。1時間ほど走ると急に睡魔が襲ってきた。少し我慢しながら走って、道の駅:南相馬に到着。新しい道の駅のようだ。確認する間もなく寝床にもぐり込む。あっという間に天国へ。40分後に目覚めた時はもうスッキリとした気分である。顔を洗って、再び運転作業へ。7時間も走っているのに、まだ仙台にも届いていない。
走り続けて、仙台を通過したのは17時近くになっていた。今日はとにかく行ける所まで行く考えでいる。最初は一関市の厳美渓の道の駅に泊まろかと考えていたが、地震の被災のこともあり、パスして先に行くことにした。となると、R4の次の道の駅は石鳥谷しかない。まだかなりあるけど、とにかく目指すことにして、走り続ける。
暗くなり、点灯して走るのは久しぶりだ。水沢・平泉(奥州市)を過ぎ、北上市、花巻市を通過して、石鳥谷の道の駅に着いたのは、20時15分だった。走行距離470km。休憩を除いた運転時間は11時間くらいか。疲れた。条件の悪い助手席の相棒はもっと疲れたのかも知れない。とにかく思いは北海道にあり。疲れは彼の地で癒せばよい。今日はここ迄。
コメント (1)
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