山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第41日

2007-08-11 07:47:40 | くるま旅くらしの話
今日は涼しいというよりも寒いという感じの一日だった。猛暑日という東京や大阪エリアに住まわれる方々には皮肉に聞こえるかも知れないが、これは本当のことなのだ。根釧エリアの夏の天候は、不安定で概して低めの傾向にあるようだ。今日の朝晩は車の中でも20℃そこそこで、外に出ると15℃くらいなので、最早涼しいどころではない。この様な天候を有り難いと思うべきか複雑だ。雨模様の天気が続いているので、明日の出発を考え、早めにテントを畳む準備をする。テントは物置として設営しているが、この撤収は結構面倒くさい。もし明日雨だったら大ごとだ。乾いている間に畳む必要がある。まずはテントの中にある自転車やテーブル、椅子などを片付けて空っぽにする。その後、雨はしばらくは大丈夫そうなので、今回初めてのパークゴルフに行くことにした。相棒は行かないというので、一人で行く。料金は65歳以上150円也。45ホールを回って11アンダーだった。本物のゴルフだったらプロ級だが、パークゴルフでは腰の曲がった名人おばあちゃんの足元にも及ばないレベルだ。それにしても、一人でプレーするのは味気ない。車に戻りテントを畳む。これで明日の出発準備完了。何とも平凡なグータラ日であった。明日からは少しグータラから抜け出すことが出来るかも知れない。一つ追加して、グータラを悩ます虫刺されのことを書こう。その昔の現役サラリーマン時代に、四国高松に住んでいた時、北海道出身の部下が赴任して来た。もちろん四国は初めてで、東京より先西国へは行ったことがないという男だった。彼が借りた家が迂闊にも田んぼの側で、6月頃は蛙の大合唱。北海道には蛙などいなかったと、小樽街中出身の彼は、連日蛙騒音の愚痴ばかり。その彼が、7に入ったある日顔を赤く膨らませて出勤して来た。訊けば蚊に刺されたのだという。北海道には蚊などいなかった、と恨めしく愚痴ることしきり。しかし誰も同情する者はいなかった。地元で蚊に刺されたくらいで大騒ぎする者など居る筈もなく、皆笑うだけだった。可哀想にも蚊の恨みが祟ったのか、彼は翌日休暇を取って医者に行く羽目となった。そのような出来事を妙に良く覚えており、彼の言う様に北海道には蚊は居ないものと思いこんでいたのだが、最近はそれが真っ赤な嘘だということを確信している。今回も北海道に上陸して間もなく蚊の侵入にあって、首や手がボコボコになった。釧路や根室は涼しいのだが、蚊が住めないほどではなく、日中は関東ではめったに見られなくなった虻などもやって来て、油断も隙もあったものではない。のみならず得体の知れない小さな虫が秘密裡に攻めて来て、気がついた時はボコボコになっている。視点を変えて言うならば、毎年北海道へは虫刺されにやって来る様なものである。痒いと言うのは、痛いというよりも耐え難い感覚の様に思う。とにかくジッと我慢していることが出来ないのだ。それがダメだと解っていても、引っ掻き回してボコボコにしてしまい、その結果酷い時には医者のお世話になることになってしまう。これを書いている現在も時々手足を掻いているのだ。洒落にもならない。相棒などは、昨日ようやく足首が見えてきたと、安堵している状態である。これも、その遠因は地球温暖化にあるのかも知れない。これから夏の北海道を目指そうとされる方は、くれぐれも悪しき虫どもの攻撃にお備えあれ!
コメント
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