山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第34日

2007-08-04 06:52:13 | くるま旅くらしの話
今日も終日キャンプ場でグータラ過ごす。昨日このブログで別海町のことを書いたら、今夕NHKで(これは北海道向けのスペシャル番組だと思うが)北海道の農業について、後継者率がかなり低い問題が取り上げられ、その中で別海町は道内では比較的高い方の例として取り上げられて、牧場経営の様子が放映されていた。今日偶々ブログに書いたことが気になり、一体この別海町には牛が何頭いるのかが知りたくなって、町役場に聞きに行ったところだったので、NHKの放映はタイムリーだった。別海町には約900戸の飼養農家があり、約11万頭の牛がいて、その内2才以上の牛(搾乳可)が約7万頭いるという話を聞いた。町の人は16530人(今年の6月1日現在)というから、赤ちゃんを含めた町民一人が、6匹以上の牛を飼っていることになる。又酪農家1戸当り122頭以上の牛を飼っていることになり、一大酪農地区ということができる。TVでは日本一の酪農の町だと紹介されていた。負の部分もあるようだ。時々朽ちかけた牧場営舎の姿が目に入る。棲んでいる人はいるようだが、母屋を除けば、幾つかある建物はブルーシートで覆われ、最早牧草地は荒れ、牛の姿もない。高齢で作業が出来なくなった夫婦が、いたわりあいながら時を過ごしておられるだけなのかも知れない。何だか心が痛む感じがする。明日は台風がやって来るらしい。北海道の樹木は風には驚くほど弱い。この辺りのトドマツやエゾマツが倒れないよう、祈るばかりである。毎年北海道まで台風がやって来るなんて、とんでもない世になったものだ。樹木たちの嘆きが聞こえて来るようだ。グータラもかなり安定してきたので、明日辺りから少し本を読むことにしよう。菅江真澄遊覧記の残りの2巻に取り掛かることにしよう。明日は雨だというから、好都合だ。本読みに疲れたら、久しぶりに習字にも手を出してみたい。ま、今のところざっとこのようなことを考えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする