山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第45日

2007-08-15 07:06:40 | くるま旅くらしの話
今日も朝からギンギラギンの猛暑が押し寄せて来た。普通なら木陰にはそよ風があって、それなりの涼しさが期待できるのだが、この秘密基地は木の葉っぱはおろか、風草でさえもソヨとも動かないのだ。これでは今日も暑さのため思考停止となってしまう。友人からメールがあり、ブログを手抜きするなという。しかしそれは無理というものだ。とにかくここを脱出することにした。とりあえず道の駅:温根湯温泉まで行ってみたが、暑さは猛烈で、この調子では何処へ行ってもお手上げの様な気がした。本当なら十勝岳山麓の千〓を超える白銀山荘にでも行けばいいのだが、ここからは遠すぎる。諦めて屈斜路湖の和琴半島を目指すことにする。留辺蘂からR39を北見方面へ。市内で給油の後、美幌にて買い物。このところの石油の高騰で、軽油の価格を127円などに上げて、平気で売っている店もあるが、その様な店では絶対入れない。北海道の大手の給油販売会社でも、何の経営努力もせず、元売りの値上げ分をそのまま売価に上乗せして売っているところがあるが、その様な会社が何時まで生き残れるか見ものだ。しかし、この原油高は、我々のみならず、これから産業界のいろいろな分野に厳しい影響を及ぼすに違いない。美しい日本などと言っている人たちは、幻想を語る前に、エネルギー政策を何とかして貰いたい。余りに暑いので、思考回路のコントロールが狂い出した様だ。美幌からは、R334に入って、途中東藻琴から川湯方面へ。美幌峠経由ではなく川湯方面の道を選んだのは、川湯温泉に入ってから和琴半島のキャンプ場へ行こうと考えたからである。16時間少し前、川湯温泉に到着。川湯温泉は弟子屈町の屈斜路湖畔にあり、名横綱大鵬の出身地としても有名だ。気に入りの温泉は、湖畔ではなくJR川湯温泉駅近くにある、ホテルパークウェイの露天風呂である。今日は暑さのせいか誰も入っている人はおらず、一人占めで温泉を楽しむ。楽しむと言っても、半ばやけくそで苦行をしている気分もある。それでも汗を流し、新しい汗を吹き出させると、気分は少し爽快にはなる。風呂から上がり、和琴半島のキャンプ場に向け出発。屈斜路湖はかなり大きな湖だが、川湯から和琴半島にかけては、湖畔のどこを掘っても温泉が出てくるほどの現役火山帯にある。中でも砂湯と呼ばれる一帯は、砂を掘ってマイ温泉が出来ることで有名だ。今日も大勢の人たち、沢山の車で賑わっていた。しばらく走ってキャンプに到着。和琴半島は、屈斜路湖に魚の尻尾の様に小さく突き出た陸地である。半島の中にも無料の温泉が二つばかりある。キャンプが二つあるが、今日は例年に無い混み様だ。広い駐車場には100台を超える大小様々な車が留まっていた。どうしょうかと一瞬迷ったが、諦めて此処に泊まることにした。こんなに大勢だと、必ず不心得者がいて、安眠が保証されないからだ。案の定夜遅くまで騒音を撒き散らす奴がいて、ウンザリした。明日は雨が降って貰いたい。降らなければ、此処から脱出しなければなるまい。今日の走行143km。
コメント
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