村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花くれない

2015-04-15 23:52:43 | 村雨庵 稽古 
今日届いた菓子はきんとん

右は緑色
左は紅色に
左右半分に色を変えてある

柳は緑 花は紅という事だろうが
菓子屋さんの銘は「花くれない」とある



掛物は山桜のある山水画
奥の山にはまだ雪が見える
東北の桜も
そろそろ咲くのだろうが
こちらはすでに八重桜だ


花もちり 
人もこざらむ折は又 
山のかひにて
のどかなるべし  西行





茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縞様邸にて 花盛りの五事式

2015-04-14 23:00:04 | 茶事 茶会 
午後から強い雨が降るというが
午前中はまだ小雨

今日は 縞様のお宅で
五事式
何かあると必ずお花をお持ちくださる
お花といえば縞様というくらい
そのお庭は茶花の苑
しとどに濡れた利休梅やミツバつつじ
あまた春の野草が咲いている


待合
汲出
席入
挨拶
廻り炭
聞香
点心 
煮物椀
吸物八寸



菓子
中立
後座
花寄せ
濃茶
菓子付花月
一二三


お道具も良かった
興味深く拝見
掛軸の筆者は初めてうかがうお名前
後で調べる楽しみが残ったが
まずはお礼のお手紙を書こう


茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくらさく

2015-04-13 23:52:50 | 茶の事
何となく
五月の節句にかけるものと思っていた掛軸
いざ掛けると桜の軸だった
巌谷小波の自画賛

桜さく
日本に生まれ男かな
       小波

今日も雨
明日も雨だとか





茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さかのうえ これのり

2015-04-13 00:00:20 | 三十六歌仙
坂上 是則(さかのうえ の これのり、

生年不詳 - 延長8年(930年))は、
平安時代前期から中期にかけての官人・歌人。
右馬頭・坂上好蔭の子。
子に望城がいる。
官位は従五位下・加賀介。
三十六歌仙の一人。

延喜8年(908年)大和権少掾、
のち少監物・中監物・少内記を経て、
延喜21年(921年)大内記、
延長2年(924年)従五位下・加賀介に至る。

「寛平后宮歌合」や「大井川行幸和歌」など、
宇多朝から醍醐朝にかけての和歌行事に度々進詠し、
『古今和歌集』の撰者らに次ぐ歌人であった。
『古今和歌集』(7首)以下の勅撰和歌集に39首が入集。
家集に『是則集』がある。

また、蹴鞠に秀でていたらしく、
延喜5年(905年)3月2日、
宮中の仁寿殿において
醍醐天皇の御前で蹴鞠が行われ、
そのとき206回まで続けて蹴って
一度も落とさなかったので、
天皇はことのほか称賛して絹を与えたという。

小倉百人一首 31番
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪(『古今和歌集』冬332

《ウィキペディアより》



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春は あけぼの

2015-04-11 22:56:16 | 茶の事
雨が上がると
草木は驚くほど背丈を伸ばす
毎年の事とはいえ
その緑の成長に目を見張る
木戸の紅葉も卯の花も
薄緑の葉はまだやわらさそうだ


春は 名のみの風の寒さや
でも
春は となれば
枕草子の春はあけぼ を思い浮かべる
昨日の里庵様の風炉先には
枕草子が書かれてあった

春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは 
少し明りて紫だちたる雲の
細くたなびきたる。

夏は、夜。
月の頃はさらなり。
闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。

秋は、夕暮。
夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど、
飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが
いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、
はたいふべきにあらず。

冬は、つとめて。
雪の降りたるはいふべきにもあらず。
霜のいと白きも、
またさらでも、いと寒きに、
火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、
いとつきづきし。
昼になりて、
ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、
白き灰がちになりて、わろし。



茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田端里庵・柳桜正午茶事

2015-04-10 23:16:10 | 茶事 茶会 
今日は里庵様の茶事

午後から雨だとか
すごく寒い
見上げると曇り空
席入は12時
まだ降ってはいないが
雨コートに雨草履

帰りは天気予報の通り

雨支度が役立った


里庵様の茶室はマンションの一階
広々と京間の四畳半での茶事
豊かな時間と空間の中
茶を堪能した




ご正客は紫兎様
次客は縞様 詰はカヤ様
私と想望庵様の折敷には壺々なし
里庵様の茶事は二度目の参加だ

写真は
後座の花
紫華鬘ムラサキケマンと白山吹
花入は池田瓢阿

薄器は大棗
柳の金蒔絵
春の柳だ


浅緑
いとよりかけて白露を
珠にもぬける
春の柳か    遍昭


茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

別に是れ

2015-04-09 22:24:54 | 村雨庵 稽古 
読みづらいが
始めの文字は 別
一文字目が別だと
別是一壺天
別是一家風もある



別是一乾坤
べつにこれいちけんこん

堪笑日月不到處、
箇中別是一乾坤。

笑うに堪たり日月不到の処、
このうち別に是れ一乾坤。

筆者は
紫野大徳寺
上田義山




茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜狩り 雨は降り来ぬ

2015-04-08 23:56:27 | 村雨庵 稽古 
今日は花まつり
釈迦生誕日
今日の稽古に
拈華微笑を掛けようかと思った

雨が降っている
それに凄く寒い

掛物を変えた

今日の掛物は
裏千家9代父不見斎に茶道を習ったとある
藤波季忠の桜の自画賛


藤波季忠 ふじなみ-すえただ

1739-1813 江戸時代中期-後期の公卿(くぎょう),茶人。
元文4年1月26日生まれ。
冷泉宗家の次男。
藤波和忠の養子となり,神宮祭主をつぐ。
神祇大副,正二位。9代千宗室(不見斎)に茶道をまなぶ。
絵画にもすぐれた。
文化10年2月15日死去。75歳。号は水竹主人。
《コトバンクより》

賛は



桜狩
雨は降りきぬ
同じくは
濡るとも花の
陰にかくれむ

絵は



お公家様が袖をかざして雨を避けている
色白の美しいお顔だ
その後ろには正面を向いているお付きの方
お付きの方は色白ではない
落款は
正二位季忠七十三歳画並書


茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おおなかとみ の よりもと

2015-04-07 23:40:02 | 三十六歌仙
朝から雨が降っている
今日は
月に一度の茶の稽古日
紋付を着て出かけるのだが
雨なのでちりめんはやめて
こげ茶色の綸子の色無地に決めた
これなら80歳になって大丈夫



大中臣 頼基(おおなかとみ の よりもと、
仁和2年(886年)頃? - 天徳2年(958年)?)は、
平安時代中期の歌人・官人。
備後掾・大中臣輔道の子で、
子に梨壺の五人の1人大中臣能宣がいる。
三十六歌仙の1人。
官位は従四位下・祭主・神祇大副。


大中臣氏は代々神祇をつかさどる家系であるが、
頼基は能宣・輔親・伊勢大輔とつらなる
大中臣氏における歌人の祖となる。

伊勢神宮祭主となり、
従四位下・神祇大副に至る。
宇多上皇の信任が厚く、
『大井川行幸和歌』や『亭子院歌合』への参加のほか、
屏風歌・賀歌などへ進詠した歌が多く残されている。

『拾遺和歌集』(2首)以下の勅撰和歌集に10首入集。
家集に『頼基集』がある。

《ウィキペディアより》


写真は秋田県立美術館の
コーヒーを飲むところ
この美術館の設計者は安藤忠雄だそうな



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若冲と蕪村

2015-04-06 21:40:03 | 美術館・博物館
秋田へ行った時
一緒に行ったkeikoちゃんと
サントリー美術館へ行くことにした
それも秋田から帰ったばかり
一日おいて次の日

常に
次の楽しい約束があると
嬉しい


サントリー美術館 5月10日まで
若冲と蕪村・・・生誕300年同い年の天才絵師


若冲
伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう、
正徳6年2月8日(1716年3月1日)
~寛政12年9月10日(1800年10月27日))は、
近世日本の画家の一人。
江戸時代中期の京にて活躍した絵師。
名は汝鈞(じょきん)、字は景和(けいわ)。
初めは春教(しゅんきょう)と号したという記事があるが、
その使用例は見出されていない。
斗米庵(とべいあん)、米斗翁(べいとおう)とも号す。

写実と想像を巧みに融合させた
「奇想の画家」として曾我蕭白、
長沢芦雪と並び称せられる。


蕪村
与謝 蕪村(よさ ぶそん、享保元年(1716年) ~
天明3年12月25日(1784年1月17日))は、
江戸時代中期の日本の俳人、画家。

本姓は谷口、あるいは谷。
「蕪村」は号で、名は信章。
通称寅。
「蕪村」とは中国の詩人陶淵明の詩「帰去来辞」に由来すると考えられている。
俳号は蕪村以外では「宰鳥」、
「夜半亭(二世)」があり、
画号は「春星」、「謝寅(しゃいん)」など複数ある。

《ウィキペディアより》




茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さまざまの事

2015-04-06 00:31:58 | 茶の事
さまざまの事おもひ出す櫻かな 芭蕉


前回の茶会の道具をしまう
数茶碗に掛軸に花入菓子器
でも楽茶碗や備前の水指は
もう少し干しておこう

次の茶会の道具を出す
掛軸を三幅、菓子器、水指、
濃茶茶碗 茶杓を二本
煙草盆と火入を合わせる
あと懐石道具を出した
年中、道具の出入ばかりしている
収納方法を少し考えよう
探し物で苦労する

写真は狩野勝川院筆
幕末明治の木挽町狩野家・最後の画家



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の空

2015-04-04 20:22:17 | Weblog
春山は杉も青みていつしかと鶯の声が鶸に代りぬ 白秋


白秋は

北原 白秋(きたはら はくしゅう、
1885年(明治18年)1月25日 ~1942年(昭和17年)11月2日)は、
日本の詩人、童謡作家、歌人。
本名は北原 隆吉(きたはら りゅうきち)。
詩、童謡、短歌以外にも、
新民謡(「松島音頭」・「ちゃっきり節」等)の
分野にも傑作を残している。
生涯に数多くの詩歌を残し、
今なお歌い継がれる童謡を数多く発表するなど、
活躍した時代は「白露時代」と呼ばれる
近代の日本を代表する詩人である。

弟はそれぞれ出版人となり、
北原鉄雄は写真・文学系出版社アルスを、
北原義雄は美術系のアトリエ社を創業し、
従弟の北原正雄も写真系の玄光社を創業した。
《ウィキペディアより》


季節には色がある

春は
青=青春=東=青龍
夏は
あか=朱夏=南=朱雀
秋は
白=白秋=西=白虎
冬は
黒=玄冬=北=玄武
土用は
黄色=中央=黄竜

そうならば 
白秋とは秋のこと 
一月生まれだが




茶の湯・茶道ランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤田嗣治

2015-04-03 21:18:45 | 美術館・博物館
秋田県立美術館
昭和12年
秋田の豪商平野家の米蔵にて
15日で書き上げた
藤田嗣治の作品
「秋田の出来事」
それはそれは大きく
京都で見た長谷川等伯の涅槃図に負けない大きさだ

藤田 嗣治(ふじた つぐはる、
1886年11月27日 1968年1月29日)は
日本生まれの画家・彫刻家。
戦前よりフランスのパリで活動、
猫と女を得意な画題とし、
日本画の技法を油彩画に取り入れつつ、
独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは
西洋画壇の絶賛を浴びた
エコール・ド・パリの代表的な画家である。
フランスに帰化後の洗礼名は
レオナール・フジタ(Léonard Foujita)。
《ウィキペディアより》



2日目の病気見舞いのあと
従妹の住まいに寄る
留守は夫と次男が守っている
紅茶を運んできた二男は
すでに三十路を過ぎたはず

小学生の時我が家に遊びに来て以来
30年以上会っていない
昔そのままの可愛い面立ち
当時はもちろん小さく
ワンパク盛り
その時の幼い兄弟の
一コマを忘れはしない

一歳くらいの時わが階段から転げ落ちることもあった
何の怪我もなく
幸い

一見不幸なことも
後から思うと案外そうでもない
人生は小さな幸いの連続で
今を迎えている





茶の湯・茶道ランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京駅ホーム

2015-04-02 22:37:14 | Weblog
22番線から釜沢行きの
北陸新幹線が発車する
スマホを構えている人が多いので
私も何枚か撮った
新鮮な感じがする
いつか乗ってみたい

今日は23番線から
秋田新幹線こまちで
秋田へ
従妹の病気見舞い
2泊3日の旅

晴れやかな空は青く
日射しは明るく光る
窓近くのベッドに寝ていた
従妹は10キロ痩せたというが
それでも41キロ
黒目勝ちの目はキラキラ光って
生きる力が溢れているように見える
末期のガンというが
病んでいる雰囲気がない
どうか
抗がん剤がきいて
一日でも長生きして欲しい
62才ではまだ早い
あとは祈ろう



四苦八苦(しくはっく)とは、
仏教における苦の分類。
苦とは、
「苦しみ」のことではなく
「思うようにならない」ことを意味する。

根本的な苦を
生・老・病・死の四苦とし、

根本的な四つの思うがままにならないことに加え、

愛別離苦(あいべつりく) -
愛する者と別離すること

怨憎会苦(おんぞうえく) -
怨み憎んでいる者に会うこと

求不得苦(ぐふとくく) -
求める物が得られないこと

五蘊盛苦(ごうんじょうく) -
五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと

の四つの苦(思うようにならないこと)を
合わせて八苦と呼ぶ。
《ウィキペディアより》
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花とおか

2015-04-01 23:56:56 | 村雨庵 稽古 
花十日
珠玉のごとき日を生きる

花を見る
花に照らされ
ゐたりけり

      徳子

徳子とは
俳人の堀江徳子さん
桜の頃
毎年掛けている




茶会を終えて初めての村雨庵稽古
まだ日曜日の茶会の余韻があり
みな活動的で元気である
楽しいことは元気の素だ




茶の湯・茶道ランキング



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする