村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

会席と懐石

2009-08-01 23:27:18 | 懐石・料理
写真は今日の 2歳の子供用お膳

12時半にand氏からの迎えの車あり 
H・chieko嬢と夫君とほぼ2歳の令息を拾って
綱島の京料理「ふくもと」へ行く
今日はお弁当を頼んだが子供の分もお膳を作ってもらった

 


茶事での料理を懐石という
南方録の墨引きから
 懐石とは禅宗の僧が修行中の空腹をしのぐ為
 懐の中に温石をいだいてあたためたところから生まれた
 粗末な食事の意味として使われて仏教用語とのこと


茶料理は
懐石と言う事で精神性を強調、
禅院の温石と
同様の心得で出すというのが茶の懐石というわけだ

また会席という言い方もある

紹鴎の時代には
会席というと 茶会そのものをいい、
茶会の料理は 会膳といったと

利休以後には
会席というと茶の料理、
茶の料理をまた 懐石とも

江戸時代はどちらとは きまらず
懐石が 茶料理だとはっきりしたのは  江戸後期


室町時代の
会所の茶から、
唐物尊重の
書院の茶
そしてわれらが歩む
わび茶の湯

わび茶の茶事は 一座建立 主客とも直心の交わりであればこそよ

わび茶の料理 
質素を旨とし
亭主自ら仕立て
もてなす
懐石は
一汁二菜か三菜にすると  利休は言ったとな



今日もふくもとのお料理は 
子供にまでも
もてなしの
心の籠った料理

 客人も私も残さず頂戴した      合掌である
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