村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

昔はものを思はざりけり

2021-10-02 23:06:55 | 古筆

 権中納言敦忠ゴンチュウナゴンアツタダ

逢ひ見ての 
のちの心に 
くらぶれば 
昔はものを 
思はざりけり

権中納言敦忠
(ごんちゅうなごんあつただ)
906~943
平安中期の歌人。
三十六歌仙の一人。
藤原敦忠。
菅原道真を左遷した左大臣藤原時平の子。
在原業平は母方の曽祖父に当たる。
藤原敦忠は女性にモテる美男子で、
管弦と和歌の名人。

今日は朝日カルチャー
緊急事態宣言中はずっとお休みだったが、
ようやく始まった
崩し字の読みたか教室へ
小倉色紙を読んだ

小倉色紙は
藤原定家(1162~1241年)が選んだ
百歌人の歌を
色紙一枚につき一首を書いたもので、
小倉山の山荘の障子(襖)に
貼られていたといわれる色紙である。
武野紹鴎 たけのじょうおう や 千利休 せんのりきゅう などの茶人が
小倉色紙を茶の湯の掛物に用いたことから、
江戸時代を通じて
茶の湯において大変に珍重された。

小倉色紙は定家が書いたことになっているが
色々の美術館のを比べてみると
筆者は同じでない
お茶で使うときは
定家筆で
国文の先生や美術関係だと
伝定家筆
伝がつくようだ

終わったら
ケーキ屋さんへ
ケーキセット頼んで
味わう
美味

コメント
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