村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

源 頼実 ミナモトノ ヨリザネ

2021-10-30 21:52:48 | 和歌と歌人

 源 頼実 ミナモトノ ヨリザネ
 和歌・歌人118
このはちる宿はききわくことぞなき
時雨する夜も時雨せぬ夜も

源 頼実 ミナモトノ ヨリザネ
没年:寛徳1.6.7(1044.7.4)
生年:長和4(1015)
平安中期の武官で歌人。
頼国と播磨守藤原信理の娘の子。
従五位下,左衛門尉。
一時,罪を得て土佐国に流されたことがある。
若くして歌人としての才能を現し,
長元8(1035)年,
関白藤原頼通邸で催された
「賀陽院水閣歌合」に
蔵人所雑色で参加したのをはじめ
多くの歌会に出席。
歌道に熱心で,
住吉社(大阪市の住吉大社)に参詣して
1首の秀歌を詠むことができたなら
命を召されてもよいと祈っているほどだ。
その歌が『後拾遺和歌集』に採られた
「木葉散る宿は聞きわくことそなき
時雨する夜も時雨せぬ夜も」である。
和歌六人党のひとりである
和歌六人党とは
藤原範永・経衡,
平棟仲,
源兼長・頼家、
源 頼実の六人
(朝日日本歴史人物事典の解説)

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