村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

山路の暮れは家ぞ恋しき

2018-10-05 23:58:33 | Weblog
神ならば
岩おしわけて帰らまし
山路の暮れは家ぞ恋しき
加納諸平

加納 諸平カノウモロヒラ
1806-1857
江戸時代後期の国学者
通称は小太郎
別名は兄瓶エミカ
号は柿園シエン


写真は
買ったばかりの茶碗
値段は凄く安い
箱はない
昨日の木曜稽古で
窯元は何ですかと聞かれた
聞かれて それから考えた

白衣観音の絵が書いてある
珍しい
私は今までで見たことはない
とても上手な絵だから
絵描きの人が書いたかも知れない
落款らしきものも書いてある
衣の白い釉薬が厚ぼったい

高台を見ると
土はとても赤い
高台内に印がある
楕円に 霞田園
と読める
これがわかればすぐ詳細は判明するのだが
不明
大きさは11.5センチ
高さ7センチ
小さめだ

しばし集中して考えた
私の答えは
これは日本のやきもの
絵御本写し
白泥を一陳という方法で
装飾によく使うから
少し前の時代の万古焼の
絵御本写と決定
さて
どんな時に使おうか
案外悩む
コメント
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