村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

学問は・・・

2014-05-10 23:27:40 | お勉強
月に一度
東美で公開美術講座がある
今月から三カ月の講師は
武者小路千家 家元後嗣 千宗屋氏
いつも聴講は150名位だが今日は220名位だそうで
三階の部屋半分は椅子で一杯になった
満員で売切れ 大人気である


一回目は「茶の美と空間」
展示品は
南宋時代の唐物灰被天目に利休形松ノ木天目台
珠光作茶杓 真形 文叔筒箱書付 室町時代
書院の茶の時代の唐物道具や
伝相阿弥の「君台観左右帳記」の断簡
殆ど初見であるが 
どれも格調高いオーラがあり
離れがたい

講師の著作の本は二冊読んだ
講演を拝聴しても確かに深く広い知識をお持ちのようであるが
またまた一番前の席でグースカ眠ってしまった・・・
蛍は少し早いけれど

学問は尻からぬけるほたるかな 蕪村




写真は東美を出て道を渡った隣のビルの木
大きな木で4メートル位以上ある
一か所から葉が何枚も出ている
今日はそれに華やかな紅色の花が咲いている

「紅花栃の木」か・・な



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あぶりカマス 美味し

2014-05-10 00:11:23 | 懐石・料理
金曜日 朝9時半
経師屋さんがやってきた
先日畳を変えたのだが障子も替えたい
畳屋さんに聞くと
「いるよ ちゃんと仕事できるよ」
「でも車がないから連れて来るね」
ということで障子を取りに来た
障子は六畳の茶席に5枚、その窓際に4枚、
四畳半の窓に2枚と下地窓の小さい窓が一枚
合計12枚
経師屋さんは思ったより結構なお歳である
障子を外して庭に出て車に乗せるのだが
車を運転してきた畳屋さんと私と手伝って
順調に車にのせた
出来上がりは明日という
そんなに早いのかと驚いたが
早いに越したことはない
綺麗になるのは楽しみだ が
6畳の5枚の障子は実際には道具を隠す役目が大きく
それが無くなると裏方が全て見える
あまりにも雑多でひどい景色だ

今日わが家は料理教室
10時に生徒様がお二人お見えになる
なくなった障子の替りは
屏風でそこを隠すつもりだったが
いや待てよ 
ピンとひらめいた
反対側の襖を外して試しに
そこに嵌めてみたところ 
ぴったりと嵌る
それも始めからそこにあったかのようだ
襖は六畳と四畳半とのしきりに四枚が建っている
それを取ると見通しは良くなったが
それほど違和感が無い



考えれば襖の高さと障子の高さは同じ
移動しても大丈夫なのは当たり前で
驚く事はないのだろう
襖を移動しつつ
つくづく思った 我が家は
ホントに狭い
悲しい程だ
お弟子様たちが遠方から足を運んで下さることに
感謝

襖が障子の代わりになり
お料理までに速やかに
ボロを隠せたこと
またちょっと 感動した

向付はあぶりカマスに鯛 
独活の短冊、アスパラと黄菊の酢漬、山葵を添える
あぶりは稽古で濡らしたまな板の上にのせ
皮をバーナーでじりじりと焼くのだが
バーナーの火が恐いので
金串にさしコンロのガスで焼いた
それを冷水に入れ粗熱をとり
拭いてから冷蔵庫で冷やす
あぶり�衞の美味しいこと期待以上だった
それにまた
お猪口のこの一杯が
また幸せを増幅させる

今日は朝から大道具の仕事をした
だからかな
特別に うまいのは



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