村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

逆勝手は頭の体操

2013-02-06 23:03:38 | 村雨庵 稽古 
咲く花の香さへ色さえ深み草
君なかずして 誰か
見せまし 宗甫
     宗中

梅の絵に
賛は遠州の和歌を宗中が書いている




結局
雪は降らなかった
雨か霙かが庭の木々を濡らした

点前は逆勝手である
釜は野溝釜
胴に猿公が枝につかまり
水辺の月を取ろうと手をのばしている
蓋は大蓋の掻き立てカン


逆勝手 炭手前
炭斗を炉の左に置く場合は
炭斗に炭を左右逆に組む
(右に置く時は常と同じ)
香合以外は近い手で取る
左手で「羽 カン 箸」
右手で「香合」
袱紗を草に捌いて釜の蓋をする 

たとえ左に置こうとも扱うのは右手なので
羽、左で取り右手に移す
火箸 も左 右
カンも 左 右
香合だけは左手で落としてはいけないから
始めから右手
大炉よりむしろ逆勝手の方が
頭をつかう
逆勝手の後炭
灰を撒いたあとの中掃は
L字に掃く
普段の点前に飽きたら逆勝手を稽古しよう
ただし 私めは大炉も逆勝手も
にがてではある






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