朝早くクール便が届きました。夫の友人H氏からの大晦日に照準を合わせたこだわりの手打ち蕎麦です。年末に数百枚の原稿の締め切りがあると聞いていたので、蕎麦打ちはとても無理だろうと思っていました。それだけに、送ってくださった心遣いと『蕎麦うち職人』の心意気が感じられ、蕎麦にも付加価値が付いているようで感慨深く受け取りました。
ゆで方、洗い方、薬味の注意書きと、これも手作りのつゆも入っていました。
せっかくの味をゆっくり味わうために、夜にではなくお昼にいただくことにしました。コシがしっかりしいて、歯ごたえがよく、蕎麦の香りが上品に口の中で広がります。わさび・大根・ねぎ・のりの薬味で蕎麦の味を堪能しました。終わりはもちろん蕎麦湯です。これも手打ち蕎麦ならではの楽しみ方です。
放送界の要職にありながら蕎麦うちを修得され、話しを聞けばまさに「蕎麦うち道」の観すらあります。蕎麦の種まきから始めて、まさにスローフードの世界です。その考え方には主婦も大いに参考にすべきところがあると思いました。