日経文化フォーラム「私の考える21世紀の男と女」の講演会に,妹と行ってきました。
講師は高樹のぶ子さんで、演題は「ふるさとと小説」でした。ホテルニューオオタニ博多の会場は満席。昭和30年に9歳だった彼女の体験をもとにして、9歳から90歳まで読める本(日本版赤毛のアン)を書いたことについての話でした。今までの恋愛小説とは違う小説だとのことでした。
数年前、「百年の預言」の出版記念祝賀会で、ちょっと手伝ったことがあります。黒のドレスがよく似合う美しい人で、この本の主人公バイオリニストと重ねながら読んだものです。東欧革命前のルーマニアを舞台に、政治、芸術、男女の愛、家族愛といろんなテーマを盛り込んだ本で、朝日新聞に連載されていました。芥川賞受賞から20年、ますます油がのってきたという感じです。