
先日、ANA国内線で「羽田ー鹿児島」間を往復しましたが、当初感染の危険を感じていた空港から機内での体験から得た感想についてお話しさせていただきます。
私が乗った飛行機は幸いにも満席ではなく、見た感じ7-8割くらいの乗船率だったと思います。帰りはもっと少なくて5割くらいだったと思います。機内に入る前にマスクとアイガード的なゴーグルをしておりましたが、乗客のほとんどがマスクだけの着用でした。私の両サイドは人が居なくて空席だったので安心しました。テイクオフ前に通常の機内安全ビデオが流れて、その後に機内の設備や空調についての説明がビデオやアナウンスで流されましたが、それを聞くと「機内の空気は3分で完全に入れ替わるので安全です」との話でした。
CAのサービスも最小限度で機内サービスは2時間弱のフライトでドリンクだけでした。スナックなどの提供もありませんでした。驚いたのはその間も機内で喋っているのはCAだけで、乗客はほとんど喋らずに機内は驚くほど静かでした。機内はある意味密室なので、喋る事に対して警戒感を持っている良識ある人たちがほとんどだったという事なのでしょう。逆にあのくらい静かだと喋る事に罪悪感さえ感じるかもしれません。
ANA機に乗ってCA達の仕事ぶりを眺めていましたが、コロナ禍の中ではさらに大変だと思いました。しかし彼女達は笑顔を絶やさずに熱心に仕事をしているのを見ると応援せずにはいられません。下船する際に一人のCAに声をかけたら笑顔で返してくれました。そう感じるのは私だけでは無いはずです。

ただ、昨日からの3連休の間は同じ機内でも雰囲気が大分違って家族づれが多いので、機内は通常の雰囲気だったかもしれません。平日に飛行機に乗れるのはビジネスで必要に応じてやむなく渡航する方か日程等で余裕がある年配の方々なので、そういう方々は今のコロナ禍の状況をしっかり理解された上で飛行機に乗っているので、静かだったのかもしれません。それは私の勝手な憶測かもしれませんが、そう考えています。
政府がついにGOTOを一部の地域で休止する事を決断しましたが、マイカーでの移動や飛行機での移動では、それほど感染の心配は要らないのかもしれません。逆に怖いのは旅行先での飲食や混雑する場所の利用なのだと考えています。実は私もちょっと前にメーカーの営業さんが数名で当店へ来られた際に夕食をご一緒しましたが、食事中はどうしてもマスクを外して会話もします。人数は4人でしたが、相手の事は良く知っており、感染はしていないと安心しての食事でした。
鹿児島から熊本を往復しましたが、当然レンタカーを利用しました。その間で人と接触しやすかったのはレストランやスーパー、ホテルでしたが、ホテルでの食事では十分な距離があったので心配要りませんでしたし、大浴場でも比較的空いている午後6-7時に利用したので、入っている人は2-3人だけでした。そういう感じで要は旅行をする日と場所を選んでできる限り車を利用する移動を考えて人との接触を最低限にすれば安全を確保できると思いました。私は元々人が多い場所が苦手なので、どんなに美味しい食堂でも行列を作ってまで行く事はしませんし、人気の観光地でも人の少ない時間帯や夜に行くなどしていますので、コロナ感染の率を最小限にできています。

最後の日に霧島高原のホテルから撮った写真です。残念ながらここでの星空は見られませんでしたが、次行く事があればミニ登山もしたいところです。GOTOが来年春まであったら春に行きたいと思っています。