
ちょっと古い製品ですが、高橋製作所の160-J型赤道儀です。先ほどから販売しています。当店で入手した際にタカハシで当時にオーバーホールされてから使っていなかったと説明を受けておりますが、そこからさらに時間が経過しているので、それがどの程度の意味を持つのか分かりません。最近の使い方としては、自動導入改造されて、今のシステムに合うようにして使うことになるか、古いシステムのままで月や惑星の観測や撮影に使用するということになるでしょう。しかし、その当時のJ型赤道儀の機械精度は素晴らしいものがあったので、今の時代にはそれが有効に生かされると思われます。いずれにせよ、お探しの方はご検討ください。

ウェイト2個やマルチプレートが付属しますが、ウェイトシャフトは、とても綺麗で錆もありません。そこはプラス要素かもしれないです。

宇宙観測車の電子の目を取り付けてきました。ビクセンFL-55ssですが、以前は3本ネジによる調整式のリングで固定しておりましたが、とても使いづらくて、今はタカハシのTG-SMガイドマウントを少し改造してFL55を乗せています。これだと視野調整が縦横だけでできるので、移動中に動いてもすぐに修正ができます。またこれまではファインダーをつけずに使っていたのですが、やはりその調整に手こずる事があったので、ファインダーを取り付けました。ちょうどビクセンVMC110用のドットファインダーがあったので、それを取り付けました。これなら覗かないで視野調整ができるので便利です。当然ですが、FL55と20cmクーデ式望遠鏡の視野が完全に一致していないと、いくらプレートソルブで自動導入できても、意味が無いので、そこはしっかりと合わせておきます。この電子の目は、主砲で自動導入するのに役立つだけでなく、170インチスクリーンにリアルタイム投影するのにも役立っています。

このペンタックスの50mmファインダーは、暗視野照明装置付きのものですが、これを主砲のメインファインダーとして用いています。最初に取り付けてあったファインダーは、五藤光学の65mm屈折望遠鏡で、その位置も一番高い場所にあって、それを覗くこと自体が困難だったので、直ぐに外して最初はタカハシの70mmファインダーを取り付けていました。しかし、そのファインダーが使いづらかったので、結果的にこのペンタックスファインダーになりました。
実は、これらのアクセサリーを取り付けた際に全体的なバランスが狂ってしまったので、もう少しウェイト側を増やすようなものを作る必要がありそうです。とりあえず現状ではきちんと動作してくれていますが、自動導入の際のギアの音に若干の違和感があるので、近いうちにその部品を作って取り付けます。普通の赤道儀ならバランス調整が簡単なのですが、この赤道儀は、それができないので、大体の感で必要な追加するウェイトをお試しで取り付けて見るしかありません。
ところで、宇宙観測車によるガトーキングダム小海でのスターウォッチングですが、とても好調です。5月3日〜5日までの3日間で100名近い予約が既に入っています。ただし、天候次第で変わってくるので、そこは当日になってみないと分かりません。