先日制作途中だった、PENTAX 75SDHF鏡筒用の太陽投影板が無事に想定していた通りに仕上がりました。最後に部品のアルマイト処理をして完成します。今日初めて組み上げて太陽を投影してみたところが、画像ですが、きちんと投影されて太陽黒点なども見られました。黒点が無いとただの白い円だけなのでつまらないですが、割と多く出現していたので、迫力がありました。投影する太陽の大きさは、使う光学系の焦点距離によって変わりますが、投影板と鏡筒の位置関係でも変えられます。最終的には使用するアイピースでそのサイズが決まってきます。画像は、MeadeのSP6.4mmによるものです。結構大きなサイズですが、その分イメージ全体が暗くなります。LE12.5mmだと10cmほどのサイズになり、かなり明るくて分かりやすいですが、イメージ的に小さいので見ずらいかもしれません。サイズを大きくする場合には、投影板の周囲に遮蔽カバーなどをすれば見やすくなるでしょう。
元々の投影板は、PENTAX 150ED用に作られたものですが、それを手前の鏡筒バンドとスタンドホルダーを製作して、そのホルダーと投影板を8箇所のネジで固定して中央に保持しています。最初に依頼を受けてから色々と考えてみて、この方法がベストであるということで製作しました。このPENTAX 75太陽投影装置は、来月の星フェスでお披露目されますので、興味のある方は会場で探してみてください。当日は、アストロカーの周囲は、太陽観測コーナーになって、色々な太陽望遠鏡などが揃います。