
先日、仕入れたスカイウォッチャーの80mm鏡筒ですが、コンパクトでありながら眼視でのイメージも中々優れた非常にコストパフォーマンスの優れたミニ望遠鏡です。これに目をつけたのは、電視観望に使えるのではないか、意外と最適ではないかとの事でお試しで仕入れました。まだ実使用は電視観望ではしておりませんが、現在使っているSVBONYの60mmガイドスコープより口径が20mm大きくて焦点距離も倍の400mmなので、月や惑星の電視観望に使えないかと考えています。

それでこの80mmをどうやって使うかですが、アストロカーの20cmクーデ式望遠鏡に装着するつもりですが、オリジナルのままでは20cmクーデ式に対してのアライメント調整ができないので、こんな感じで分解しました。それぞれの重量を測ってみたら、驚く事に鏡筒が700g、接眼部が500gしかありません。必要なのは鏡筒なのですが、鏡筒に一般的なガイド望遠鏡の支持脚を取り付けてファインダーの様に微調整ができるようにホルダーを2本製作します。接眼部もBORGのヘリコイド仕様にしようと考えていますが、オリジナルのラックピニオンが予想より軽かったので、このまま使うか悩んでいます。仮に新たな接眼部を製作しても、500gより軽くなるとは思いますが、大して変わらなければそのまま使った方が良さそうです。
2本のホルダーについては、既製品であればそれを使った方がいいかもしれませんが、無駄に大きいのは重量を増やすばかりなので、ここは新たに製作しようと思っています。
最終的にはアストロカーに取り付けて、この80mmにもZWOカメラを装着しておいて、現行の60mmにも取り付けてあるので、両方のカメラをASIAIRの切り替えで星雲から月惑星の電視観望ができるようにするつもりです。これが完成して機能すれば、アストロカーの改造改良はほぼ終了です。ただし、まだ細かい部分で観測室内のリフォームも必要なので、それは追い追いやっていきます。
ところで、Sky-Watcher STARQUEST 80は当店に在庫がありますので、同じく電視観望で使いたい方は、鏡筒ホルダーも含めてご相談ください。