おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

新型微動雲台 TK-ALZM Jr2は完売しました

2020-12-05 17:01:41 | ブログ


先日からの予告に従い午前10時から予備分の5台を出しましたら、数分で完売しました。とても有り難い事です。今はビクセンの微動雲台DXと競合しそうな商品ですし、お値段的にも高いので単に微動雲台としてならビクセン製品を選択されると思いますが、幸いにもTK-ALZM Jr2の良さを理解していただける方々にご注文いただき、早々と売れました。

まだ次も製作しますが、来年の1月以降になると思います。今月からはお待たせしている新たな微動雲台/経緯台 TK-ALZM5を作らないといけません。



TK-ALZM5については、既にブログでもご紹介しましたが、TK-ALZM Jr2の倍のサイズがあります。重量も2kgあります。当然それだけの高い剛性を有しています。一般的な経緯台と違ってアーム部分が小さいので、そこから振動を拾う事はほとんど考えられないです。手に持つとわかりますが、ほとんど金属の塊です。強度を上げるためには、軽量化などは敢えて追求せずに、金属部品に対しては最低限必要な加工だけ施して組み上げているので、構造はとてもシンプルです。



TK-ALZM Jr2と見た目が同じですが、細かい部分で耐久性や操作性を上げる工夫をしています。4箇所の調整ネジ穴は「イリサートナット」を入れてネジ部の耐久性を向上させています。また内部に使っているベアリングもTK-ALZM Jr2の2個に対して、4個使っています。調整ネジのハンドルもM8で外径30mmと一つ大きなネジを使っています。この調整ネジは、メーカーに聞くとドイツで作られているそうで、在庫が無いと2ヶ月くらい待たせれます。先端がボール状になったもので、パテントの関係で日本では作れないのかもしれません。



また、TK-ALZM Jr2はスカイメモなどを搭載する場合には、別売りのロングプレートが必要ですし、経緯台として使う場合にも別売りのブロック部品が必要ですが、TK-ALZM5は大きめの雲台プレートを標準で装備させる上に経緯台として使う場合にも追加部品を購入せずに経緯台として使えるように考えています。雲台プレートには、ポラリエなどはもちろんですが、スカイメモも標準仕様で搭載できるように考えてデザインしています。雲台プレート部品以外はデザインが出来上がっているので、後はプレート類の仕様が決まったら製作へ入っていきます。

しかし、先日もブログで書いたようにご予約でお受けできる10台しか初回は作りませんので、ご予約を開始して外れてしまった方は次回までお待ちください。ご予約の開始は来週早々くらいにお受けするようにしますが、前日に必ずお知らせします。それまでお待ちください。

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