巷では怪しい「eVscope」や「Unisteller」なる電視観望できる天体望遠鏡lが話題になって、聞いた話では世界でバカ売れしているそうです。当店にも日本の担当者から「御社で扱いませんか?」みたいなメールがだいぶ前に来ましたが、商品を見た瞬間その貧弱さが分かったので無視しておりました。つい最近もオークションで35万円以上で落札されておりましたが、流石に驚きました。海外の取引先からも新品同様のeVscope があるので要らないか?と聞いて来ましたが、日本円で30万円以下でしたが要らないと回答しました。
その商品が良いか悪いかは単純には判断できないのでここでは控えますが、40万円近い金額を支払ってあのeVscopeを買うのであれば、これから紹介するスカイウォッチャーAZ-GTiと60mmガイドスコープ、ZWOカメラをセットにして購入された方が遥かにお安くて汎用性も高く、見たイメージを撮影したり楽しめるので、超オススメです。
このAZ-GTiは、先日から当店で在庫があるのでご注文も多くいただきましたが、この「スマホでGOTO」できる自動導入架台とカメラ類をセットにした価格は、10万円以下です。こういう機材は使いこなすのは難しいと考えられがちですが、単に電視観望を目的とするだけなら初心者でもそれほど難しい事はありません。
60mmガイドスコープは、眼視での使えますし、このようにZWOの天体用CCDカメラを取り付けてPCやスマホで星雲や星団を見る事もできるので、オールマイティーなミニ天体望遠鏡です。
今日も望遠鏡などを納品予定の宿泊施設の支配人が「eVscopeはどうですか?」と聞かれたので、それを買うくらいならビクセンの自動導入赤道儀が買えるので止めましょうとアドバイスしました。今週その施設へ行った際にこのAZ-GTiを使った電視観望セットもおすすめしようと考えていますが、全くの素人なので、使えるところまでサポートしてあげないと使えないので、そこも悩むところです。しかし、今の機材は天体観測に詳しいというより、デジタル機器を使いこなせるか?、というハードルを乗り越える事ができるかが使いこなすために重要です。まぁ、そうは言っても私が使えているので誰でも使えるとは考えています。
という事で、この超コンパクトで汎用性も高い「お気軽電視観望セット」はZWOカメラも含めて当店で販売します。これからその需要も徐々に増えてくるだろうと考えています。要は一般の天文ファンでない人達にどれだけ認知してもらい、使ってもらえるようにするかを考える事が大切です。それは単に商品を販売するだけでなく、良いものを広く多くの人達に伝える事も私達天体望遠鏡販売店の使命でもあります。