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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

星フェスのフリーマーケット出店者を大募集しております!

2023-08-18 15:03:52 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


本年度の星フェスの出展社, 出店者がほぼ決まりました。今年は18店になりますので、去年よりは少し減っています。その減った理由は色々と考えられますが、日にちを11月から10月末に動かした事などもあって、他のイベントと重なってしまった事でキャンセルとなった企業さんもあります。しかしこの数字だけ見ると寂しいと思われるかもしれませんが、日本を誇る光学企業などが継続して出展してくれているので、特に寂しいという事はありません。逆に今年は一般向けのプログラムを去年よりは多く入ってきますし、天文ファンの方々のご協力で大型の望遠鏡や電視観望ができる望遠鏡などを並べて子供たちに星を見せてくれるので、内容的には良くなっています。

小海の星フェスのアピールポイントは、標高1450メートルという高地で行える事や星空環境としては、日本の星イベントの中ではダントツに良いので、今年は満月ですが、それでも相当楽しめるはずです。それともう一つアピールポイントを上げるとすれば、関東中心地域から2時間圏内で来られて、しかも周囲には八ヶ岳がもたらしてくれる大自然があり、お隣は日本三大星聖地の野辺山があるので、宿泊施設を探すのも容易です。特別贅沢を言わなければ、会場から30分圏内にホテルから民宿、ビジネスホテルまで数多くあって、料金もリーズナブルなのから高級リゾートホテル、そしてキャンプ場もありますので、滞在しながら星フェスを楽しむには最高の環境が整っています。より多くの参加者に来ていただけるように、色々と趣向を凝らした星フェスならではの内容を考えております。ぜひ会場へご家族連れ、ご夫婦、ご友人同士、お一人でもお越しください。

ところで、今年もまた「スワップ&ミート フリーマーケット」の参加者を募集しております。

既に若干名の申し込みがありますが、昨年は何とか二桁のユニークな出店がありましたが、今年は20店以上を目標にして、会場一つをフリマで埋め尽くしたいと考えております。昨年度は、メインブース会場の裏手みたいなところでやっていただきましたが、今年はメイン会場中央で展開して欲しいと思っております。中央には私のドリームスター号を設置しますので、新たなレイアウトでチャレンジしてみようと考えています。販売するものは、天体機材以外でもご自身で売れると思っている天体写真やその他のユニークな望遠鏡などを作って見せてあげたいと思われている自作派の方々もこの会場で一般の方々に星空を見せてあげて、宇宙への興味を湧くような演出をしていただければと考えています。自作望遠鏡については、またその場所を考えておりますので、改めて公式HPなどからお知らせをさせていただきます。



今日は午前中に、フジノンMeibo 25 x 150mm大型双眼鏡を見にお客さんが来店されました。商談は成立しましたが、三脚仕様ではなくて、ピラー仕様を希望されているので、こちらで用意したタカハシピラー脚を同系色カラーで塗装してファインダーも取り付けてから納品します。当店の便利さは、単に中古品を販売するだけでなく、お客さんの要望に合わせていくらでもカスタマイズして納品ができるので、そこは当店の一番の売りになっています。
昨日もスカイウォッチャーのEQ8-R赤道儀のご相談を受けて、設置する観測所に制限があるとの事で、必要に応じて当店で改造や部品製作をして別の形で納品ができます。当店には多くの中古販売品がありますが、引き取ってもすぐに販売しないのは、お客さんから予算や用途のご相談を受けた際に、できるだけそれにお応えしたいと考えて機材を保管してあります。ご来店された際には初心者用のアウトレット品も色々と持っておりますので、お店に展示していない機材でもご相談いただければ可能な限り対応できるようにしたいと思っております。

星フェスのスペシャルサポーター(ボランティア)を募集しております!

2023-08-09 18:38:56 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


星フェスの開催まで3ヶ月を切りましたが、今年も何とか開催に向けて動き出しております。それに伴い、当日ご協力いただけるスペシャルサポーターというかボランティアを探しております。今年の星フェスでは、テント設営などはそれほど無くて、どちらかと言うと、参加してくれる子供たちや一般参加者の方々に望遠鏡で星空を見せてあげたり、子供たちに「手作り天体望遠鏡」の作り方を教えてあげたり、会場の案内などをするのが主な役割です。「手作り望遠鏡工作教室」は、天文ファンが100円ショップなどの商品を利用して、安価で良く見える面白い望遠鏡の作り方を教えてくれます。既製品などは使わないので、とてもユニークで他のイベントでも参考にできる素晴らしいアイディアです。それを天文ファンが子供たちに教えてくれます。また夜には、自作の天体望遠鏡などで、土星や木星、月面なども見せてくれます。これぞ日本が誇る天文ファンです!

現在も既に若干名のボランティアがいらっしゃいますが、その方々と共に協力しあって星フェスを盛り上げてくれる事に一役も二役もかってくれる方々がさらに必要です。内容的には、長時間お手伝いいただく事はありませんし、ご自身でも星フェスを楽しみながら空いた時間でお手伝いをしてくれるだけで十分です。ただし、星フェスサポーターの方々で相談されて担当される時間や役割を決めていただいて、自主的に動いていただければと思います。なお、お手伝いいただいた方々には食事なども提供させていただき、お帰りになる際には、ささやかなお土産をお持ち帰っていただければと考えております。また画像のスタッフ缶バッチもお渡しします。

これまでの星フェスでは、主催者の星フェス実行委員会と会場のホテルなどで運営しておりましたが、今年からはボランティアが中心になって、参加される皆さんや子供たちを楽しませながら皆で考えて力を合わせて、出展社/出店者の方々と一緒に星フェスを作り上げていきたいと考えております。是非とも皆さんの知恵とお力をお貸しください!

なお、ボランティアの参加資格は、天文ファンで無くても全然構いません。人と接するのが好き!、だとか、ただ星が好きだから、とかでも問題ありません。是非お手伝いください!

ボランティアの応募については、星フェス公式ホームページのお問い合わせからお願い致します。皆さんのご協力をお待ちしております。「八ヶ岳 星と自然のフェスタ in ガトーキングダム小海」

八ヶ岳 星と自然のフェスタin ガトーキングダム小海2023

2023-08-03 18:41:28 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今年の星フェスの開催まで残り3ヶ月となりましたが、少しづつですが準備が進んでいます。今年大きく変わるのは星関係の会場がこれまでのホテル横のメイン会場からバードウォッチングの時に下へ下ったクァッドリフト乗り場のレストハウス「エーデルワイス」が星関係のサイトになります。出展ブースは、全てレストハウスの中で展開してもらうので、基本全て室内になります。外から見るとそこで何をやっているのか分かりにくい欠点はありますが、雨風に対する機材などを保護することを考えるとベストな環境です。当然の事ながら、室内では機材のデモはできないので、外へ出ていただく必要がありますが、その場所はありますので、後は出展社と主催者の方で工夫して展開できればと思います。

また、今年は画像に写っているゲレンデ芝生部分は、ほとんどキャンプ場となっているので、利用される方は事前に予約していただく必要があります。どうやら昨年キャンプ場で一般の利用者から遅くまで活動している天文ファンなどに対して苦情があったそうですので、今年はそれを分けて星空サイトのキャンプ場には基本、天文ファンや星空観察を目的とした方々しか入れないようにしているそうです。利用料金等については、キャンプ管理事務所へ確認してみてください。すでにご予約をされている天文ファンの方々がいるそうです。確かキャンプ場の利用者はホテルのお風呂も使っていただけると思いますので、費用的にはそれほどでもないでしょう。

車両の乗り入れ等については、公式HPに随時記載していきますので、必要に応じてご確認ください。URLは去年と同じです。



それから、新たな星空サイトですが、全天を撮るとこんな感じです。星まつりの環境としてはトップレベルだと思います。標高も1450メートルと高いので、晴れれば素晴らしいダークスカイが待っています。ただ残念ながら10月27日は満月なので、星見には適しませんが、去年もそうでしたので結構楽しめたと思います。ましてや電視観望なら全く問題ありません。



会場から北の空ですが、北極星も楽に見えますし、周囲の森林が佐久地方の光害を遮ってくれているので丁度良いかと思います。



西の空ですが、これも悪くはありません。方角的にゲレンデなのですが、それほど高いところまでは空を遮っていないので、西に沈みかけた天体も結構狙えます。



東の空ですが、これもまぁまぁです。下方に光害がありますが、観望には大きな影響はありません。満月も出ているのでこれよりは明るいですが、元々星空の素晴らしいところですので、満月があっても空全体を光らせて明るくなるところまではならないでしょう。



南の空ですが、ホテルが見えています。駐車場のナトリウムライトが点いていますが、こちら側までは照らさないので、星見には大きな影響はありません。丁度時期的に土星や木星などの惑星が南中しているので、昨年同様にシーイングが良いと素晴らしい姿を見せてあげられるでしょう。満月自体もアストロカーの170インチスクリーンに投影すれば、インスタ映えする写真が撮れるので喜ばれるでしょう。電視観望をされる方は小型のスクリーンを持ってきて子供達に見せてあげてください。

という事で今年の星フェスは、また新たな事にチャレンジします。いくら長い事続けてきても、本当の意味で参加者を楽しませてあげられなければただの天文ファンのマニアックな集まりにしかなりません。星フェスのコンセプトの一つとして「天文ファンから星を見せてもらい、学ばせてもらい、楽しませてもらう」のがありますが、その対象は一般の方々であり子供たちです。そんな思いを持った天文ファンは、ぜひボランティアとして参加して皆さんに素晴らしい思い出を残してあげてください。ボランティアの募集は公式HPでも随時募集していきますので、ぜひご参加ください。

ところで、先週末の7月29日にスターウォッチングをやっていた際に夜空に突然光の行進がありまして、一体なんだろうと皆で騒いでいたところ、後で知ったのですが、スターリンク衛星の軌道投入があってその姿を偶然に見られたという事でした。巷では「銀河鉄道」だったと言われていたそうです。残念なのは撮影が出来なかった事です。事前に知っていたら参加者にも教えてあげられて記念撮影もできました。本当に残念な事でしたが、また近いうちにそのチャンスもあるでしょう。次は逃さないで撮りたいと思います。

星フェスは、今年もスケールアップして開催します!

2023-07-07 15:34:51 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


本年度の星フェス「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」が開催されるのか気になっておられる方々は多いと思いますが、今年も無事に開催が決まりましたので、以下にお知らせします。

タイトル:「八ヶ岳 星と自然のフェスタ in ガトーキングダム小海」(仮題予定)
サブタイトル:秋の星空をみんなで見て学んで、ハロウィンナイトを楽しもう!
開催日:2023年10月27日(金)午後3時〜29日(日)午前9時頃まで(29日は後片付けのみ)
主催:ガトーキングダム小海と小海町の星空を愛する有志
会場:松原湖高原ーガトーキングダム小海とその周辺
参加料:基本無料(一部講座など有料あり)
参加対象:全ての星空を愛する人たち(誰でも参加できます)
後援、協力:シャトレーゼ八ヶ岳、「長野県は宇宙県」連絡協議会、光学メーカーなど各出展企業、小海町、小海町商工会(予定)


イベントコンセプト:星が好きな人と星に興味のある人が互いに繋がって交流を深め、そして楽しむ事が新たな人間形成につながると考えています。宇宙を知ることで、私たちの住んでいる地球の素晴らしさや大切さを知る事ができるという意味で大切です。

観光施設などを運営していて、そこのお客様に星空鑑賞をさせてあげたい、星空ガイドの方法を知りたい人は、会場で天体望遠鏡の選び方、星を見る道具の選び方や使い方を教えてもらい、それをどうやって星空鑑賞に役立てるのかを知ることができる。

天体望遠鏡を持っているが、その使い方が分からない、教えて欲しい方は会場で天文ファンがその経験から初心者には丁寧にその使い方などをアドバイスしてくれます。天文ファンは、決してマニアックな人たちではありません。誰にでも星を見る素晴らしさを伝えたいと思っています。特に子供さんにはです。

会場のガトーキングダム小海の環境や施設を最大限用いた自然の楽しみ方、新たなリゾートステイの快適な滞在方法を体験して学ぶことができます。その為の体験型プログラムを各種ご用意しています。




毎年大人気の室内レベルアップ講座を今年も多数用意しています。暖かい室内で整った視聴覚機器と経験ある素晴らしいスピーカーによる講座を聞くことができます。



今年は、天文関連のブース会場は、ホテルから少し降りたスキー場ゲレンデクワッドリフト乗り場近くのレストハウス「エーデルワイス」の室内を使います。これまではホテル西側の駐車場をメイン会場としておりましたが、本年度よりこのレストハウスを使うことで、テントの設営が不要となり、雨風に対しても心配がなくなりました。光学機器を展示販売している出展社さんには喜ばれると考えてホテル側と協議の上でレストハウスを使わせていただく事になりました。



室内はかなり広くて、一度に数百名の人が食事などができるほどの広さがあります。内部にはテーブルと椅子はセットしてあるので、直ぐにでもブース設置が可能です。まだ現状では、天文関連の出展社だけでレストハウスの全てを使うのか決まっておりませんが、天文以外のブースも場所を仕切るなどして入れるような話も出ているので、近いうちにさらに詳細を詰めていきます。



エーデルワイス内部には、暖炉も設置されているので、当日は点火して使うようになるでしょう。10月末となると夜は特に冷えるので、暖炉が使えると皆さん喜んでくれるでしょう。



実はこの場所は、第一回目の時には「星空サイト」として使うことになっていたのですが、事前の雨で地面が緩んでいて機材の設置などには適さないとされていて、実質使われませんでした。しかし、今回は時期的にもう台風シーズンも終わっていて、秋の好天時期に入ると予想されるので、以前のような心配は無いと考えています。あと、問題はホテルの方から見えにくいので、どうやってお客さんをこの会場へ導くのかですが、事前にマップも作って導線をしっかり分かりやすくすれば、何とかなると考えています。特にホテルから降りてくる道端にはLED照明を等間隔で設置するなどして、道中の安全と分かりやすさをアピールできれば、問題は無さそうですし、風が無ければキャンドルを使ったマーキングもムーディーでユニークだと思います。



それで肝心な星空環境ですが、まず北の空です。数年前に撮影したものですが、ホテル周囲のナトリウムライトは点灯した状態で撮影しています。



これは南の空です。レストハウスから見ると南側にホテルがあります。露出は最小限の30秒です。



東の空です。地平線付近は光害で明るいですが、これは仕方ありません。



西の空です。夏の銀河が八ヶ岳へ沈んでいくところですので、時期的には星フェスの時期になります。



天頂付近を撮っています。これだけ夏の銀河が写るというのは、標高1450メートルの高地で空の透明度も高いので星空環境はとても高いです。



これが最後の画像ですが、円周魚眼で全天を撮ったものです。この写り方を見れば分かりますが、この会場の星空環境はとても素晴らしいと思います。他の星まつりの会場と比較しても決して劣る事は無いはずです。ただ残念ながら、今年の星フェスでは、ほぼ満月期の開催なので、星を見るにはやや厳しいかもしれませんが、昨年度がそうでしたが、満月でも結構な星空を見ることができて多くの方々に楽しんでもらえたと思います。電視観望では、ほとんどその影響を受けないですし、土星や木星も南中時期になるので、それも考えると、決して星イベントを開催するのに支障となることはありません。

とりあえず、本日お知らせするのはこんな情報ですが、とにかく今年も何とか開催できるようになったので、参加予定の方々は是非お楽しみにお待ちください。また今後新たな情報がわかり次第お知らせ致します。

タカハシNJP赤道儀を自動導入化 & 電視観望仕様にしました!

2023-04-19 16:43:34 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今年の1月に改造に出した名機タカハシNJP赤道儀ですが、昨日無事に改造が終わって戻ってきました。これで当店の同改造機は3台になりましたが、他にもお客さんからのご依頼品が数台あります。改造機の中でも一番の大物は、五藤光学のアストロカーですが、これが一番費用がかかりました。しかし最大650倍速で快調に自動導入できています。改造費用でも一番かかった部品がモーターですが、1個十数万した高価なモーターを2個交換したのでトータルの費用も大きかったですが、それでも100万円はかかっていないので、他のところでの改造費用を考えると格安でした。しかもスマホでコントロールできてASIAIRでの電視観望にも対応しています。



この改造で最も気に入っているのは、コンパクトでスマートなコントローラーです。取り付けてある2箇所のモーターの速度などはすべてこのコントローラーのパラメーターを変えるだけでできるので、ハイレベルな観測をされている方にも喜ばれています。ASIAIRとの連携は、このコントローラーからASIAIRへのUSB変換ケーブルで行われていますが、そこからタブレットへはWiFiで操作できるので、ワイヤレスで望遠鏡lをコントロールできます。自動導入が不要な方は、電源を入れてコントローラーだけで操作できるので、予め観測する天体が分かっている場合には、普通の赤道儀として使えます。



モーターは、赤道儀の構造上どうしても外へ大きく飛び出してしまいますが、動作上支障になる事はありません。ただし、動作音が650倍速だとキィーンという甲高い音がしますが、マンションベランダなどで使う方は、速度を落として使えば動作音を抑えられます。同じ改造をしたPENTAX MS-4は、純正のモーターボックスに全て収まっているので、一見すると純正品と見間違います。



ASIAIRも繋いでみましたが、問題なく繋がります。アプリ側の設定で望遠鏡の種類は「LX200 Classic」を選択します。改造する赤道儀に無関係で常に同じ機種を選択して繋ぐようになっています。自動導入の速度は、現状では650倍速に設定されていますが、冬や大きな機材を乗せた場合には、300倍速くらいに落とした方がいいかもしれません。実際、MS-4を冬のマイナス20度で使った時には、グリスが硬くなって脱調するので、速度を落として使っていました。このNJPは、元からグリスの固着は無かったので、650倍速にしてもらっています。ただこのNJPは販売用ではなくて、お店用なので、C14HDを乗せて使う可能性があるので、その場合は300倍程度に落としたいと思っています。



足回りは、今はMoreBlueさんの大型カーボンに乗せていますが、純正のピラー脚が2本あるので、固定して設置する場合にはピラーに乗せてさらにハーフピラーを使ってC14HDを乗せるかもしれません。そうなると近くに観測所を作りたいと思いますが、まだその目処がたっていないので、作るとしてもまだ来年以降の話です。先日、GN-22が売れたので、その資金でさらに大型の赤道儀を入手する事も考えていますが、それもまだ未定です。

もし他にNJP赤道儀やMS-5, MS-5などの改造をご希望の方は当店へご相談ください。他にも旧ミカゲなどの大型赤道儀の改造も実績があります。多分今まで改造を手がけた中で一番大変だったのは、アストロカーだったと思います。これができればほとんどの赤道儀は改造できると思います。最初は、E-ZEUSの改造を考えておりましたが、改造方法やコントローラーのデザイン、ASIAIRとの連携などを考えて最終的にこの改造を決断しましたが大正解でした。



ASIアプリのデザインがまた変わっています。知らないうちに立ち上げると変わっているので、アプリを立ち上げた際に自動でダウンロードされているのかもしれませんが、考えたらそれも怖い話です。ただ更新される度に使いやすくなるので、一体中国の技術はどこまで発展するのか恐ろしい限りです。もはや日本のメーカーには全く太刀打ちできないところへ行ってしまっているのだと思います。そのうちEVスコープみたいなのがさらに進化して汎用性の高いものになれば、初めて望遠鏡を買う方は全てそちらを向いてしまいそうです。まだ今のところは30万円以上もする高価な商品なので買える方はごく一部ですが、それが10万円を切るようなものが市場に出ればもはや日本の望遠鏡も売れなくなるかもしれません。それはそんなに遠い先の事ではないと思います。



こんな可愛いUSBバッテリーを見つけて買いました。肉球が容量を示しており、100%では全てが点灯しますが、残量が無くなってくると肉球が一つづつ消えていきます。また逆に充電中はその容量によって点灯するので、とっても分かりやすいです。携帯の充電に重宝しますが、2台一度にできるのでなかなかいいです。こんなものが2,000円ほどで買えるので、便利な時代になりましたが、そのほとんどが中国製です。原価はいくらなんだろうか?と考えてしまいますが、天体趣味にはバッテリーは必需品ですが、安価でも高容量のものが多く出回っています。とにかく便利な時代になったものです。

ところでお話は変わりますが、今週土日は営業日ですが、ちょっとやる事が多くあるのでお店は休ませていただきますので、突然ご来店いただいても対応ができません。申し訳ないですが、ご容赦願えればと思います。

2023年度の星フェスの開催について

2023-03-30 17:37:49 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


本年度2023年の「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」の開催についての新たな情報ですが、現状では開催に向けて徐々に動いています。一時は色々と問題がありましたが、この星フェスは今後も町には必要なイベントでもありますので、継続の方向で動いています。去年は民間での開催で行政側はサポートする形で初めて開催しましたが、これからは町との共催という方向へ向かっているようです。これだけ大きな規模のイベントですので、人口4,500人ほどの町だけでやるのは負担が大きすぎるので、民間との共催という形がそれぞれに負担が減るので良いと思います。それに伴い私の関与は小さくなりますが、天文関連については引き続き関与し続けるでしょう。また去年も活躍してくれたボランティアの方々には、これからもぜひお力を貸していただければと思います。

まだ現状では開催日は決まっておりませんが、11月の第二週の金曜日と土曜日のみの開催が良いかと思っています。今年から日曜日は無くす方向になれば良いと考えておりますが、クラフトなどが入ってくると日曜日もやって欲しいという意見も出てくるとは思いますが、そこは天文関連とは分けていければと思っています。星フェスは外から見ると「マニアックな天文ファンのイベント」だと思われているようなので、そうならないような運営を関係者で作り上げていく必要があるでしょう。



今日は、お待たせしているブロッキングフィルターの検品作業などを行いました。久しぶりに太陽が出ていたので、それを利用して太陽望遠鏡関連の作業をしました。修理の結果とても素晴らしい見え方になっているのでご依頼された方々も喜んでくれるでしょう。特にPSTは、その見え味が劇的に良くなっているようなので、ご依頼された多くの方々からは驚かれています。



最近になって、ランニングマシンを買いましたが、当初はAmazonで注文したのですが、いつまで経っても発送してくれず、3週間も放置されたままだったので、キャンセルを申し出たら「出来ない」と言われて何度かカスタマーサポートへ電話したところ、最終的には返金対応してくれましたが、商品を発送して佐川急便が配達するところまで来たので受け取り拒否をして返品しました。まぁ、そんなこんなで結局はアルインコへ直接注文して二日で届いたモデルを使っています。このランニングマシンでトレーニングをして3年前にギブアップしかけたニュージーランドの「トンガリロクロッシング」に再度リベンジをするつもりで毎日走っています。今年の12月に予定しておりますが、南天遠征には適さない夏ですが、その為だけに3年ぶりにニュージーランドへ行こうと考えて準備をしています。

ところで昨日から気になっていたニュースがありますが、保津川川下りの事故ですが、あれは起こるべくして起こった事故だと思いました。事故後の記者会見で代表者が喋った内容があの知床の遊覧船事故と類似したような担当者の話だったからですが、その管理運営体制がお粗末極まりないもので、とても人の命を預かっている代表者とは思えないです。日本では今後もこういった自然を相手にしたアクティビティーによる事故は続くだろうと考えています。ニュージーランドは割と危険なラフティングなどのアクティビティーが多いですが、事故はほとんど無いと思います。日本では許可されないような危険なアクティビティーもありますが、その安全管理には相当神経を使っていると思います。今回はたまたま被害者は少なかったですが、一つ間違えば知床と変わらない大惨事になっていたので、それを未然に防ぐためにも、他からしっかり学んでより安全に楽しめるアクティビティーを開催してもらいたいものです。

星フェス2022へお越しいただき、ありがとうございました!!!

2022-11-14 16:32:08 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今年の星フェスが無事に終わって、今は穏やかな気持ちで仕事をしております。終わるまでは落ち着かない日々で仕事もおろそかになっていた部分があり、それにより当店のお客様へご迷惑をおかけしてしまった事にお詫び申し上げます。これから少しづつ取り戻していきますので、お待ちの方は引き続きお付き合いをお願いいたします。

それで、何とか星フェスは無事に終わって、怪我人が出たり事故があったりする事も無かった事は幸いでした。先にも予測していた様に、ドタバタ劇になるというのはお知らせしていた部分もありますので、想定していただき特に苦情を言われる事も無く運営できたのは、皆様の理解と優しさのお陰であると感謝しております。

今回の運営で初日のテント設営では登録されていたボランティア以外にも多くの天文ファンにも助けていただき、予想外に作業が進行できたのには、もう感謝しかありません。開催後も終始受付に交代で自主的に動いてくれていた方々には、本当に頭が下がります。一般的にはマニアな方々は自分を優先する故に人様に迷惑をかける方々がいらっしゃるので、同好のグループなどは迷惑者として煙たがられる事が多いですが、ボランティアの方々は全く違っていました。こんな素敵な方々が無償で手伝ってくれるのは、本当に素晴らしい事です。まさに「天文ボランティアここにあり!」といった感じです。ボランティアの方々以外でも一般の参加者に星を見せてあげたりして、とても喜ばれていました。そういう場面を見ると、この星フェスの一つの小さな目的が達成されていると嬉しくなってしまいます。星フェスには裏に隠れた小さな目的がありますが、その一つが一般参加者と天文ファンを繋げるという事でした。今回の星フェスではそれが見事に活かされていました。



とにかく、ボランティアの方々、そして出展社の方々、講師の方々、クラフト、キッチンカーの方々、そして会場を提供しつつ、子供さんが楽しめるプログラムなどを取り入れて全面的に協力をしてくれた「ガトーキングダム小海」の方々がそれぞれのキャストとして動いてくれた事は素晴らしい事でしたが、それに見合った運営が十分に出来ていなかったのが今回の星フェスでした。それによって参加者や関係者の方々を混乱させてしまったことは、主催者の一人でもある私の責任です。とても反省しております。起こった事の修正はできませんので、言い訳も致しません。全ては私の未熟さ故に起こった事ですので、そこはしっかりと受け止めて次を考えたいと思っていますが、現状の体制では次は無いかもしれません。一本の映画を作るためには多くのキャストがそれぞれの役割を満足できるレベルまで高めてこそ、名作に仕上がるものです。しかし最も重要な役割を演じなければいけない主催者側の運営があまりに未熟だった事で多くの方々に迷惑をかけてしまいました。

ただ一つ残念だったのは、子供さんたちが喜んでくれる抽選会で一部の方にその趣旨が理解されぬまま、抽選券を子供さんにもたせるように仕向けて良い商品を得るという事をされていたのがとても残念です。星フェスは、全ての方々に楽しんでもらう事がその目的の一つですが、親子で参加して子供さんに星や自然に興味を持っていただく事が大切と考えて抽選会やフォトコンテストも子供さんを重視した内容にしています。フォトコンテストもどう考えても子供さんにただシャッターを押させただけの写真もありましたが、特に指摘せずに賞品をお渡ししました。今回の星フェスは親子連れの参加者がとても少なくて去年とは大違いでした。抽選会の事やフォトコンテストの事は子供さんがそれで星に興味を持ってくれればそれはそれで一つの目的は果たせたと考えているので結果良しとしましたが、親子連れが少なかった事は、今後の星フェスの大きな改善点として残ります。



何れにせよ、今回はボランティアの方々に相当助けられて無事にできた事、そして最後まで残って撤収作業を手伝ってくれた方々には本当に感謝致します。また、途中で終わったにも関わらず、文句も言わず撤収してくれたキッチンカーやクラフトの方々、テントの天幕を外すなどのお手伝いをしてくれた出展社の方々には、御礼申し上げます。それで初日のテント設営にボランティア登録されていなかった方がこのブログを読んでいただいていたら、是非とも私の方へメールをください。一言お礼を申し上げてリストを作って今後も影で星フェスを支えていただければと思います。途中でいなくなってしまった方々に十分なお礼も出来なかった事も悔やまれます。申し訳ありませんでした。

最後に、今年は無事に終わりましたが、この後反省会を行なって来年以降の事を決めていきますが、このままでは来年の開催は難しいかもしれません。もし開催を見送るようになった場合には、形を大きく変えて新たな星フェスとして開催するかもしれませんが、それを決めるのは実行委員の皆さんですし、行政としての小海町の関わり方です。とにかくまだ終わったばかりですので、しばらくは何も考えず仕事に専念したいと思います。

今年は参加者は昨年よりは少なかったですが、好天に恵まれて金曜日と土曜日の二日間満天の星空を楽しんでいただけた事は、素晴らしい事でした。改めて星フェスに参加してくれた皆さんに感謝いたします!。また、会場を貸していただき、抽選会でもシャトレーゼのスイーツなども沢山提供していただき、抽選会にはずれた参加者に配布するなどの大盤振る舞いまでしていただいた、シャトレーゼ八ヶ岳の古屋社長さん、そしてガドーキングダム小海のスタッフの方々には、本当にお世話になりました。ありがとうございます。それと、常に影から大きな力で支えてくれた「南佐久ロータリークラブ」の皆さんへ御礼申し上げます。最後に、星フェスへ理解をしていただき、大きな補助金を出してくれる決断をされた黒澤町長さんに感謝致します。来年こそはより大きな力で支えて欲しいと実行委員一同願っております。

PENTAXの新型XW16.5mm, 23mmアイピースを星フェス会場で初お披露目します!

2022-11-10 10:23:55 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今日、RICOHイメージング社より新型アイピースの情報をリリースされました。今回新たに発売されるのは定評ある高性能XWアイピースの新たなラインナップとして「XW16.5mm、XW23mm」の2種類です。いずれもXW30,40と同じ2インチ仕様です。ちょっと中途半端な焦点距離のように思えますが、見かけ視界が85度もあります。他のXWは70度ですので、この15度の差は大きいです。しかし、ここまで来たら100度まで行って欲しかったと思う方もおられるかもしれませんが、2インチなのでこれでも十分でしょう。ただお値段が30や40より1万円ほど高くなるので、そこはどうかと思われるかもしれません。



星フェス前日になって突然ですが、私が用意しているPENTAX MS-4赤道儀類は、この製品のデモなどを行うために用意しています。もちろんこのアイピースの事は昨日初めて一般代理店連絡で分かりました。ですから当然このアイピースを覗いた事もありませんので、当日会場で見せてもらえるのはとっても楽しみです。このアイピースも当店で扱いますが、まだ発売が来月以降なので価格が決まり次第お知らせ致します。その前にまずは現物を会場にてご覧ください。この新製品アイピースを公のイベントで公開するのは、星フェスが最初です。PENTAXファンにはぜひご来場いただきたいです。

なお、これらのアイピースを見せてくれるのは、当時は受注生産品だった「PENTAX 150SDP」です。重量が20kgありますが、鏡筒バンドも5kg近くあるので、MS-4にはちょっと厳しいですが、10kgウェイトを2個付けて使っていただく予定です。

明日から「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」が開催されます!

2022-11-10 08:53:45 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


いよいよ長い事準備をしてきた星フェスが明日から開催となります。これまで4回開催してきましたが、それは小海町が主催でした。今年から民間主催での開催で、これまで以上にその準備が大変でした。その事で当店のお客様にも大変ご迷惑もおかけしてしまった事は、本当に申し訳なく思っております。確かにSNSとかでも書かれているように、私が一人でやっている部分が相当ありましたが、本当にそれだけだと、明日の開催は無かったと思います。星フェスほどの大きなイベントのバックグランウンドを知らない方々には見えない多くの部分があり、また影で支えてくれている多くの方々の励ましや協力があって明日の開催につながっています。それは出展社の方々、クラフトやキッチンカー、裏方でサポートしてくれている方々、参加者の皆様、ボランティアの方々、そして実行委員会の皆様、小海リエックスホテルの社長さん以下の皆さんのご協力があって実現しています。また忘れていけないのは、小海町からの小さなくない補助金による協力です。そういった多くの助けがあって明日からご参加いただく皆さんに星フェスを楽しんでいただけます。それは、参加される皆さんの頭の片隅に置いて星フェスを楽しんでいただければと思います。

まぁ、堅いお話はともかくとして、明日明後日の天気は、画像の通りです。2日とも晴れマーク一つです。これが本当なら最高の天候に恵まれそうです。寒さも去年よりは少しマシのようで、日中はセーターだけでも快適に楽しめそうです。ただし夜は晴れていると余計に冷え込みますので、長時間会場にいる方は、ダウンジャケットなどを持参して防寒してひと夜の夢のような「星空タイム」をお過ごしください。
13日は、曇り時々雨の予報ですが、できれば曇りだけにして欲しいものです。この日は夜は無いので、日中は早朝から谷口先生のバードウォッチングや鳥絵教室、クラフトやアウトレット品やメーカーデモ展示などをお楽しみいただければと思います。毎年天文ファンは、午前中に帰ってしまいますが、素晴らしい商品が当たる抽選会やジャンケン大会、そしてフォトコンテストの賞品授与などがあります。そして最後には去年はしなかった記念写真撮影会を行いますので、ぜひ今年は最後までお腹いっぱい星フェスを楽しんでください!

今日も明日以降の準備がまだ少し残っており、夕方にはアストロカーを会場へ移動して極軸だけ合わせておく必要があるので、その準備に追われます。では、まずは明日の懇親会で皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。ボランティアの方々でテント設営をしていただける方々は、午後1時からメイン会場にお集まりください。作業は2時間程度で終わるかと思います。手袋と足元の準備をしてお越しください。ボランティアに登録されていない方々でもお手伝いが可能な方はぜひご協力ください。では、どうぞ宜しくお願い致します。

今日は皆既月食&442年ぶりの天王星食です

2022-11-08 16:53:25 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


あと2時間もすれば皆既月食が始まります。天候は予想通り雲一つない快晴です。まさに最高の条件での皆既月食です。おまけに天王星食まで付いて今年最高の天からのプレゼントです。天王星食も考えてこの機材にしました。PENTAX MS-4赤道儀も自動導入化して万全です。とりあえず今晩の撮影予定は、皆既食が始まったら、まずはアストロカーと一緒にツーショットを撮って、それから戻ってきて皆既食と天王星食を撮ります。しかし、できれば八千穂高原まで上がって白樺林で撮りたいですが、去年撮った時は今ひとつだったので、今日はバタバタせずに、確実なショットだけ狙います。他の地では富士山とのツーショットを狙う人も多いと思うので、場所によっては人でごった返して大変な事になっていそうです。

今日は、星フェス前の最終の打ち合わせを会場ホテルで行いました。ここんところ、やたらとメディアの取材を受けています。今日はFM軽井沢の番組で生放送で取材を受けましたが、うっかりタイヤをパンクさせて場所が悪かったので電話には出られずに放送に穴を空けてしまいました。その穴埋めとして明日9日午後5時30分から再度FM軽井沢に出演します。そして今日は信濃毎日新聞から取材を受けましたが、新聞に載せてくれるそうです。また今週末の土曜日朝7時30分からのNHK長野の信州の情報番組で星フェスの事を紹介してくれます。そんなこんなでドタバタしています。



12日からの星フェスでは、RICOHイメージング社のブースでPENTAX 150SDPを展示するのに必要と考えてBH-180をMS-4赤道儀に取り付けるアダプターを急遽作りました。BH-180は、本来MS-5以上に乗せるように作られているので、MS-4にはそのままでは乗りません。それに気がついたのは数日前だったので、慌てて製作しました。同社のブース前ではアイピース類のデモもやりますので、150SDPを見た事が無い方はぜひ訪ねてみてください。

という事で、もうすぐ世紀の皆既月食が始まるので準備します。