goo

『白いネコは何をくれた?』で分かったものは「いいクルマ、安いクルマ」からの脱却

未唯へ。今は「変革」の時期です。車の販売も変革しないいけませんね。この時期に面白い本を見つけました。『白いネコは何をくれたか?』675サトです。

今年の4月から1060冊目の本です。作者はよく勉強しています。ある中小企業が「お客様との密着軸」を重要視したマーケティングを展開して、成功していくシナリオをいきいきと描いています。この変革の時期に、この本に出会うのは、偶然ではなく、必然だと感じました。

内容を以下に紹介します。「自分」というものがキーワードになっています。最後はミッションになっているので、マーケティングの本にしては珍しく、私好みです。
 「戦場」:どこで、誰と戦っているのか? ⇒ 戦いたい戦場、勝てる戦場を選ぼう
 「独自資源」:自分は誰か? 自分らしさとは何か? ⇒ 会社の持つDNAを確認しよう
 「強み・差別化」:自分にしかできないことは何か? ⇒ 今後の企業はお客様との密着度が勝負!
 「顧客」:自分は誰と共にいたいのか? ⇒ 「売れる、売れない」を決めるのはお客様。お客様について考えよう!
 「メッセージ」:自分は誰だと、世の中に宣言するのか? ⇒ 伝わっていないことは存在しないこと! 分かるカタチで伝えよう!
 「使命」:内なる光を解き放そう! ⇒ 自分がそれをやる理由を一貫性をもって、身体で理解したときに、本当の自分になることができる!

その中で、「強み・差別化」で書かれている「3つの差別化軸」については、「目からうろこ」です。

強み・差別化は3つに大別できます。差別化戦略は、手軽軸、商品軸、密着軸、の3つの軸に分けられます。
 1)手軽軸:近い、早い、簡単、便利、低価格
  手軽軸の差別化戦略は、競合より近くで買える、早く提供される、簡単・便利に買える・使える、低価格、で差別化する戦略です。
 2)商品軸:高品質、最新技術、高価格
  商品軸の差別化戦略は、「商品」や「サービス」の品質や、技術の高さ・新しさで差別化します。
 3)密着軸:顧客ニーズに徹底的に応える、カスタマイズ
  密着軸の差別化戦略は、競合よりも顧客のニーズに徹底的に応えることで差別化します。

ライブラリのプレゼンでのアピールのなかに早速、密着度を増すために、「グループでの活動」が重要であることを追加しました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )