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図書館法が改正されるけど、さほどの変更ではない

未唯へ。図書館法が改正されるみたいです。『変革の時代の公共図書館』016.2ニホのなかの「図書館法2008年改正」がありました。図書館法そのものは、アニメの「図書館戦争」にもあるように、言論の自由を守る最後の砦です。

「図書館の自由に関する宣言」では、図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
 第1 図書館は資料収集の自由を有する
 第2 図書館は資料提供の自由を有する
 第3 図書館は利用者の秘密を守る
 第4 図書館はすべての検閲に反対する
 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

今回の改正の内容は博物館法などと合わせて、小変更と言われています。博物館・美術館・図書館の3館一緒にしか考えられていない。小変更なのが気になります。現在の社会の潮流に対して、図書館法そのものを市民との関係で明確に規定する改正が必要です。

図書館は「曲がり角」に来ている。その要因の一つは「指定管理者制度の導入」が「官から民へ」の流れから、なし崩しになっている。熊本市立図書館の職員も自分達が追い出されると怯えていました。

もう一つは、社会教育関連三法で図書館法に新たな条文が書き加えられていることです。皆の自由を奪うと言われている法律の改正だそうです。

こういう法改正に対しての動きは鈍いですね。図書館内というローカルだけで話題になるだけで、市民を取り込んだグローバルからのアプローチがありません。図書館関係者は粛々と従うことに慣れています。政治家も自由に関する意識は低くなっています。

マスメディアは相変わらず、どうでもいいことだけを、その時の話題だけを全員で追いかけています。視点も皆、同じです。筑紫哲也氏が亡くなった時も、その功績だけを報道している。彼はチェーンスモーカーで肺がんで亡くなりました。「タバコの弊害」を特集することが、筑紫哲也氏の存在を活かすものになると思うけど、一切触れません。

今日の雑記帳から転載
 情報共有を問い詰めるとチームでの活動に突き当たる。
 自国民であることに誇りを感じますか。日本とリトアニアは最低の54%。アメリカは95%、エジプト・フィリピンは100%
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