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福島県立図書館と福島市立図書館はアンバランスです

未唯へ。今日は東北地区の販売店へのライブラリのプレゼンのために、福島に来ています。午前中、街を歩き回ったから、雰囲気はつかめました。東北なのに、「私は関東です」と言っている街です。

福島県立図書館はグローバルがグローバルの威厳を保とうとしていて、福島市立図書館はローカルがローカルのままの図書館です。市民にとっては、アンバランスで、当てにならない図書館です。市民をサポートするにはローカルとグローバルの制約をお互いが突破する必要があります。

県立図書館は福島から電車で5分の「美術館図書館」という駅の近くにあります。美術館と図書館がベルサイユ宮殿のように並んでいます。美術館と図書館の客層は全然異なるのに、一緒にしています。

開館30分前に到着。トイレを求めて、美術館側の通用口から職員用トイレに入り込みました。和式しかなくて、苦労したけど、職員は純朴でした。

オープン時には5名程度並んでいた。閑散としています。「図書館の本が泣いています」ということで、切り抜かれた本などが展示されていました。私としては、こんなアクセスの悪い場所に置かれて、皆に読んでもらえない方が、図書館の本のとっては泣けてくると思いました。

配架の特徴は中分類ごとにスペースを分け、それぞれに読書コーナーを設けています。市民は分けて考えるものなのでしょうか。やるなら、色調を変え、音楽を変えるなどして、徹底的にやれば、市民に楽しさをアピールできるのに、中途半端です。

2階は「立入禁止」事務室ですが、見て回りました。館長室だけではなく、副館長室まであり、デッドスペースになっている。

図書館が市民にアピールしていないことは、告知板を見ると分かります。ネットで見た先進性がここにはありません。

福島駅に戻り、市立図書館まで1時間ぐらい歩いて往復しました。パソコンを持っていたので、疲れました。

かなり古い図書館です。新刊書コーナーは鍵を掛けて、展示されています。「こんなのがありますよ」ではどうしようもない。2階の入口部分はヤングアダルトコーナーです。本棚3つ分しかありません。コーナーを分ける必要はありません。

皆が使いそうな本は別にしています。大分類で分かる人には使いやすいけど、それしかないと思ってしまう可能性があります。でけど、県図書よりも評価できます。
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