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「チーム」単位での活動をトポロジーで考える

未唯へ。ポータルの目的がハッキリしました。チームでの活動を支援することです。先進的なグループウェアの「サイボウズ」も「リアルコム」も狙いを「チームワーク」という単位に絞り込み始めました。市販のグループウェアの中身はメールとスケジュールと書庫を全体に提供しています。それらがバラバラになっていて、運用にはチームワークは考慮されていない。

6年前から、「情報共有」を考え、メーカー独自のグループウェアを販売店に提供してきました。そのローカルなシステムをポータルというグローバルなシステムに取り込もうとしています。ローカルに慣れてきた販売店ではグローバルにすることには抵抗が多いと思い、全国向けにプレゼンをしています。一度、グローバル化しておかないと、「情報共有」できなくなります。

全体の認証をベースとした、グローバルな世界での「情報共有」を200社で実現すれば、3つの良さがあります。

一つ目は、一つの販売店での成功事例をそのまま、他の販売店に展開できる。「知恵」の横展開です。

二つ目は、グローバルの中のローカルとして、グループとかチーム単位での「情報共有」を保証することになります。トポロジーで言うと、「近傍系」での位相を確立できます。チームのコミュニケーションの場として、安心して使える

三つ目は、販売店システムに対して、メーカーからの情報提供、お客様への情報提供がスムーズに行えます。「近傍系」で位相をチェーンでつなぐことで、多様な空間が定義できます。それに対して、さらに多様なマーケティング分野と接続できます。

この空間認識に基づく位相を入れ込むことで、組織が有機的に動き出して、全体の制御が可能になります。このワールド(大きな仮説)を現実にしていくだけです。

複雑性からすると、中央から変わるのではなく、周辺から変わっていきます。個人の気付きから変えていけます。答はそれぞれの販売店に出してもらいます。それが起こるのは、現状がどうにもならないと販売店が判断した時です。ギリギリな所で「変革」を作り出します。

それまでに、販売店システムのインフラの中に、「変革」後の仕組みは入れ込んでおきます。「変革」しようとしたら、「すんなりできた」という感覚を持たせることで、さまざまな知恵が実現できるという、新たな成功体験を拡大させていきます。
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