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Web2.0とサファイア

「Web2.0でビジネスが変わる」007.3カンを全文OCRを進めています。今まで調べた本の中では一番適切な本です。作者の神田敏品さんになつかしさを感じています。

研究所の時にクリエイトの遠藤さんと実験データ解析空間(通称、ミュー空間)の開発を行っていました。まだ、インターネットもウインドウズも来ていない時代です。クリエイトは「ファーストクラス」というBBSを主催していて、皆でそれを使ってコミュニケーションしていました。その中に神田さんがいました。

ファーストクラスは自分が投稿したものをメンバーが見ると、その履歴が残る仕組みになっていたので、神田さんの文章を見たりしていました。自分が投稿した時にも「カンダ」とあると見てくれたんだと思っていました。

阪神大震災以降は皆、インターネットの世界に行ってしまいました。

Web2.0をさらに優しくし、Googleの支配に唯一対抗できるものがサファイアだと結論つけます。内容は「未唯の手紙」で順次、解析していきます。今日はその一部について述べます。

結局Web2.0とは何なのか? ⇒ 重要なのは行動の変化

「Web2.0」という言葉は、あたかもインターネットの新しいテクノロジーを指しているように聞こえるけれども、実はそうではなかった。ウェブが実用化されてから約10年―その経験の中での不具合がだんだん解消されてきたことと、人々がインターネットで「何をしたかったのか?」がようやく見えはじめてきたのが、このWeb2.0という現象なのである。

Web2.0がもたらしたのは、「ウェブを通じて○○ができる」という人の行動様式の変化なのだ。つまり、Web2.0が目指しているのは、「やりたいことをウェブで気軽に、快適にできるか」ということであって、それを実現するために新しい技術が開発されるという流れになりつつある。このように、初めに技術ありきではなく、人ありきという発想が、もっとも大切なポイントなのである。

問題は、これらがGoogleの存在を前提としていることです。彼らは非常な知恵を使って、Think Globally、Act Globallyをしている。それに対抗できるのは、Think Globally、Act Locallyのサファイアだけです。
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