毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 旭化成建材のデータ偽装工事の問題、北海道庁がデータ偽装を確認。親会社の旭化成は「流用」を認めた。
 自分のところで点検して公表した方が批判は少ないのは明らかだけど、そうできないのは、他にもまだ、まだあるから、か。

 しかも、旭化成は、横浜とは「別の担当者の偽装」という。「不正が社内で広がっていた」
 となるとは、同社だけとは思いにくいから、当初から心配した、他の会社も同様のことがある、いわば業界の常識、となるかどうか。
       (関連)10月17日エントリー⇒ ◆データ改ざん、偽装、業界の日常か/「住宅業界、傾いたマンションで広がる懸念 一斉に物件調査も」

 西日本新聞★《横浜の工事でデータを改ざんした担当者が関与した41件の工事には含まれず、旭化成建材がくい打ちを請け負った工事全3040件に問題が拡大する恐れが出てきた》
 ということで次を記録。
●旭化成建材、北海道でもデータ流用 ほかの担当者関与か /日経 2015/10/29
●釧路の道営住宅でもデータ流用 旭化成建材くい打ち 担当者は別/北海道 10/29
●杭データ、北海道でも流用 旭化成建材、釧路の道営住宅/朝日 10月29日
●北海道営住宅でデータ流用 旭化成建材のくい打ち/西日本 10月28日
●旭化成建材くい打ち 北海道は422件 建設業者や自治体奔走/北海道 10/23

 ところで、今度の土日は名古屋で「第2回 議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」の講座。
 今回の講座では、「立論の練習として住民監査請求書の原案をつくる」=「事実を評価する」ポイントを見つけ、主張のすじ道と法的根拠を明確にする練習、というパートを組んでいる。
 そのため、参加者それぞれと、9月から何度もやり取りして「原案」を組み立ててきた。それが、今、それぞれから最終確定としてメールで送られてきており、それを講座当日のレジメ用に編集する作業をやっている。
 同時に、他の部分の講師としてのレジメも作る作業も進行中。

人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

● 旭化成建材株式会社/弊社杭工事に関するお詫びとお知らせ のページ

 
 左図はEAZET(イーゼット)【旭化成建材の鋼管杭工法】から

●過去 10 年間の杭工事実績件数の送付状況について

★  平成 27 年 10 月 26 日 お客様各位  旭化成建材株式会社

本年 10 月 22 日にお知らせいたしました「弊社の過去 10 年間の杭工事実績(施工データ
の流用等が無かったかを確認する現場数)について」にてご報告しました、過去 10 年間の
杭工事実績の件数について、弊社は現在、該当工事がある各元請建設会社様へご連絡して
おりますが、本日時点での状況を下記のとおりご報告します。

  
総数 3,040 件
本日中までに送付する件数 約 2,840 件
(昨日までに送付済の件数 約 2,600 件)


なお、残りの約 200 件は、一次下請会社様を通じて送付先を確認しているもの、社名変
更等のために送付先を確認しているもの等であり、確認が出来次第、送付いたします。
以 上

●旭化成建材、北海道でもデータ流用 ほかの担当者関与か
          日経 2015/10/29
 北海道庁は28日、旭化成建材(東京・千代田)が杭(くい)打ち工事を手掛けた北海道釧路市の道営住宅の改善工事で、データを流用していたことが分かったと発表した。横浜市のマンションが傾いている問題が発覚して以降、別の物件でデータ流用が明らかになったのは初めて。旭化成は今回の物件でデータを流用した担当者は横浜市の傾斜マンションの担当者とは別人としており、不正が社内で広がっていた疑いが出ている。

●釧路の道営住宅でもデータ流用 旭化成建材くい打ち 担当者は別
         北海道 10/29
旭化成建材が改築工事のくい打ちデータ流用を認めた道営住宅愛国団地D10号棟=28日午後11時20分、釧路市美原4
 道は28日、道が発注した釧路市の道営住宅改築工事で、旭化成建材(東京)がくい打ちを請け負った31本のうち1本について、同じ住宅の別の工区の工事からデータを流用していたと発表した。道の目視点検では建物の傾斜などの不具合は見当たらないという。横浜市のマンションが傾いた問題で同社のデータ改ざんが判明して以降、同様の不正が確認されたのは初めて。

 この道営住宅は1978年度に建設された愛国団地D10号棟(釧路市美原4)で、鉄筋コンクリート5階建て(38世帯入居)。2010年7月から11年8月に実施した改築工事では、エレベーターや廊下を設置するバリアフリー化を行った。二つの工区に分けて工事をした際、別の工区のデータを流用したという。

 同社は22日、横浜でのデータ改ざんを認めた男性社員が関与した工事が全国で41件あったと発表したが、道内の物件は含まれていなかった。旭化成建材の親会社の旭化成(東京)は「横浜の担当者とは別の担当者が偽装したことになる」と説明。道が独自調査を行う中で、くい打ち時の電流計の記録に不自然な点があったため、28日に旭化成建材に確認したところ、データ流用を認めたという。

 旭化成は「客観的に見てデータの転用があったと認めざるを得ない。元請けがしっかり管理していたので、きちんと施工しており、くいの健全性とデータの転用は別のものと考えている」と話す。一方、道は「安全性は確認できていない」としている。

●杭データ、北海道でも流用 旭化成建材、釧路の道営住宅
          朝日 2015年10月29日
 横浜市都筑区の大型マンションが傾いた問題をめぐり、北海道は28日、道が発注した工事で旭化成建材が杭の工事データを流用したと発表した。横浜市以外の物件でデータ偽装が明らかになるのは初めて。旭化成建材は、安全性には問題ないとしているという。

 旭化成広報室は「横浜のマンションとは別の担当者が偽装したことになる」と語った。旭化成側は、横浜のマンションの現場責任者が関与した41件を中心に偽装の有無を調べているが、道内にこの41件はなく、過去10年間に施工した計3040件の杭工事の信頼性が揺らぐことになった。

 国土交通省幹部は「個人の問題ではなく、会社として施工管理のいい加減さが明らかになった。今後、更なるデータ流用が明らかになる可能性がある」と話した。

 道によると、杭工事のデータ流用があったのは、釧路市の道営住宅改善工事。住宅は鉄筋コンクリート製5階建てで、エレベーターを設置する工事だった。道の独自調査の中で、杭を打つ際に記録する書類に、明らかにデータを切り貼りしている部分が見つかった。28日に関係業者と確認した結果、杭31本のうち1本でデータ流用を確認したという。

●北海道営住宅でデータ流用 旭化成建材のくい打ち
           西日本 2015年10月28日
 北海道は28日、道が発注した釧路市の道営住宅の建て増し工事で、くい打ちを請け負った旭化成建材(東京)が31本のうち1本で隣接する工事のデータを流用していたと発表した。目視点検では傾斜やひび割れは確認されていないという。

 横浜市の傾斜マンション以外の建物で問題が発覚したのは初めて。横浜の工事でデータを改ざんした担当者が関与した41件の工事には含まれず、旭化成建材がくい打ちを請け負った工事全3040件に問題が拡大する恐れが出てきた。

 北海道は「この1本が地盤の支持層に到達しているかは不明。安全性は確認できていない」としている。

●旭化成建材くい打ち 北海道は422件 建設業者や自治体奔走
       北海道 10/23
 旭化成建材(東京)が過去10年に行ったくい打ち工事が全国最多の422件に上ることが22日判明した道内。工事に関係したゼネコンや道、札幌市などが、関係する工事資料の再確認や発注元への説明などの対応に追われている。問題の横浜市のマンションの現場担当者が関わった物件は道内になかったが、発注元の事業者などに困惑が広がっているためだ。住民らに不安が広がる恐れを見越し、マンション問題などに取り組む団体は急きょ勉強会を開き、相談体制を強化している。

 道内建設業大手の岩田地崎建設(札幌)は発注元などから問い合わせが相次いだため、旭化成建材がくい打ち工事を担当した自社の施工物件の調査を開始。22日現在、少なくとも18件を確認した。ただ、同社は「自社の工事は現場責任者の社員が立ち会い、くいが強固な地盤に届いたかや、地中の様子を確認している。問題はないと考えている」としている。

 一方、岩田地崎からマンションの工事4件が該当していると連絡を受けた発注元の札幌市内の不動産業者は、困惑を隠せない。担当者は「建物に問題はなく、詳細も分からないので、居住者には現時点で説明していない。もし居住者に不安が広がったら、旭化成に説明会を開いてもらわないと」と話した。

 伊藤組土建(札幌)も「旭化成建材がくい打ち工事を行った施工物件は当社にもある」として、件数などの確認を急いでいる。

 道は22日までに、過去3年に旭化成建材がくい打ち工事をした道発注の公共施設11件の中で、現在工事中の3件は問題ないことを確認した。さらに過去にさかのぼって調べる方針。札幌市も過去5年に工事した市営住宅など約500施設のうち、旭化成建材のくい打ち工事があれば、建物に傾きがないかなどを調べる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )