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てらまち・ねっと



 佐賀県武雄市に始まった「ツタヤ図書館」の問題。一昨年の議会の視察で同市を視察した後、行政側が「ぜひ図書館も」と案内してくれた。それで、雰囲気は認識できているので、なお、興味深くニュースを見ている。

 先日、小牧市で住民投票があり、市長の案が負けた。
    10月5日ブログ⇒ ◆「ツタヤ図書館」賛否問う 愛知・小牧で住民投票/反対票が約56%/他市でも計画が進行中

 その後の市長の発言は「投票結果を無視して、事業継続か」とも受け取れるような微妙さだった。が、契約は解消と発表。

 その他、各地の動きを確認した。

●佐賀県武雄市/ツタヤ図書館で住民「税金の使い方がずさん」 市長に損害補填求める/サンスポ 2015.10.20

●ツタヤ図書館:小牧市が契約解消、計画は白紙に/毎日 10月20日
●愛知県小牧のツタヤ図書館は白紙化 反対多数の住民投票受け契約解消/産経 10.20

●山口県周南市/民間図書館反対グループ発足/NHK 10月21日
●「ツタヤ図書館反対!」山口県周南市でも市民グループが反対署名を開始/IRORIO 10月21日

●神奈川県海老名市/ツタヤ図書館、割れる賛否 来館者増加も選書で物議/朝日 10月19日
●「ツタヤ」管理の図書館に「女性を不愉快にさせる本」 蔵書にタイ風俗店ガイド 神奈川・海老名図書館/産経 10.4

●ツタヤ図書館だけじゃない!公共施設、民間委託のトンデモ実態 違法行為オンパレード/ビジネスジャーナル 10.12
●ツタヤ図書館騒動で話題の公共施設民間委託、デタラメな実態!もはやメリットなし?/ビジネスジャーナル 10.14

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●ツタヤ図書館で住民「税金の使い方がずさん」 市長に損害補填求める
         サンスポ 2015.10.20
「TSUTAYA(ツタヤ)図書館」として2013年4月に新装開館した佐賀県武雄市図書館をめぐり、新たな本を買うために市が1958万円を支出したのに、別の目的に流用されたのは違法として、住民20人は20日、市長が損害を補填するよう求めて監査請求した。代表者の大河内智さん(70)は「税金の使い方があまりにずさんだ」と話している。

 この図書館はレンタル大手TSUTAYAを展開する民間企業カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営している。武雄市は今年9月、新装開館時に1958万円で蔵書を増やす計画だったのに、館内の安全対策費用がかさみ、本代を約760万円に抑えていたと発表。この予算でやりくりするため、CCC側に選書を委託した結果、10年以上前の資格試験対策本や、埼玉県のラーメン店ガイド本を含む中古本が納入されたことも判明した。

 監査請求では、安全対策に使うには、新たな契約を結び直さなければならず、違法・不当な公金の支出に当たるとしている。(共同)

●ツタヤ図書館:小牧市が契約解消、計画は白紙に
        毎日 2015年10月20日
 ◇住民投票結果を受けて アドバイザリー契約を
 愛知県小牧市の山下史守朗(しずお)市長は20日、新図書館計画の賛否を問う住民投票(4日実施)で反対が多数となった結果を受け、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などと結んでいたアドバイザリー契約を解消すると発表した。市として問題点を検証するとしており、「ツタヤ図書館」計画は白紙に戻された。

 市は昨年9月、CCCなどと基本設計のアドバイスを受ける契約を締結。今年1月に設計業者と基本設計の作成契約を結んだ。カフェや書店が入る「ツタヤ図書館」の設計案は8月にまとまった。

 当初の予定では、今秋から実施設計に着手するのに伴い、今月末で契約が切れるCCCとのアドバイザリー契約を改めて締結し、その後、CCCに新図書館の運営を委託する予定だった。名鉄小牧駅前に約42億円を投じるとしていた新図書館は、2018年の開館予定が大幅に遅れる見通しとなった。

 山下市長は「投票結果を真摯(しんし)に受け止め、いったん立ち止まり、どこに問題があるのか市議会はじめ多くの市民の意見を聞き、より良い図書館になるよう計画を見直したい」とコメントした。

 「ツタヤ図書館」は佐賀県武雄市に続き、神奈川県海老名市や宮城県多賀城市などに広がりつつあるが、蔵書に「11年前の公認会計士の試験問題集」などが入れられていたことを巡り、住民から疑問視する声も出ている。【花井武人】

●愛知・小牧のツタヤ図書館は白紙化 反対多数の住民投票受け契約解消
      産経 2015.10.20
 愛知県小牧市は20日、市立図書館建設のためレンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と結んでいたアドバイザリー契約を解消すると発表した。4日の住民投票で「ツタヤ図書館」計画への反対が多数だったことを受け、計画を事実上白紙化した。

 市は現在の図書館が老朽化したとして、CCCと、本の納入を手掛ける図書館流通センターによる共同企業体と契約。ツタヤ運営方式を前提に、約42億円かけて名鉄小牧駅近くに新設する計画を進めていた。

 山下史守朗市長は「計画の検証に当たり、現在の契約を解消するのが適切だと判断した」とコメントを発表。市は既に基本設計案を作っていたが、設計業者とも近く解約する。違約金は業者側と協議する。

 CCCは「市と協議して契約解消を決めた。今後のことは全く未定」と話している。計画に反対する市民団体の代表、渡辺育代さん(65)は「市民の声を尊重した」と評価しつつ「本当にツタヤ図書館にしないのか注視していく」と述べた。

 現計画をめぐっては、ツタヤ方式に「図書館の質を落とす」「説明が不十分だ」と批判が上がり、住民投票で反対が3万2千票超を獲得。賛成を7千票余り上回った。

●周南市/民間図書館反対グループ発足
     NHK 10月21日
周南市が民間会社と連携して進めているJR徳山駅の新しい図書館の建設計画をめぐり、計画に反対する市民グループが20日発足し、民間が運営する図書館建設の是非を問う住民投票を求めて署名活動を行うことになりました。

周南市はJR徳山駅の駅ビルの建て替えに伴って、レンタルショップ「TSUTAYA」を運営する会社と連携し、民間の力を活用した図書館などを建設する計画で、市はこれまでに運営会社に市民対象のアンケートなどを委託しています。
この計画について図書館の運営ノウハウが少ない民間会社が運営すべきではないとして、計画に反対する市民グループが20日発足しました。

市民グループでは民間運営の図書館の建設の是非を問う住民投票の実施を求めて来月から署名活動を行うことになりました。
市民グループの代表を務める沖田秀仁さんは「図書館はあくまで地域の歴史学習など教育に重点を置いた施設だ。住民投票を行い計画を撤回させたい」と話しています。

一方、周南市中心市街地整備課では「図書館を運営する指定管理者はまだ決まっていない。市民の意思を見極めた上で適切に対応していきたい」とコメントしています。

行政が民間会社と連携して進める図書館の建設計画をめぐっては、今月4日愛知県小牧市で行われた住民投票で反対が賛成を上回り市は民間会社との契約をいったん解消する方針です。

●「ツタヤ図書館反対!」山口県周南市でも市民グループが反対署名を開始
             IRORIO(イロリオ) 2015年10月21日
JR徳山駅前に建設予定の図書館をめぐって、計画に反対する市民グループが、署名活動を計画していることが分かった。

周南市はJR徳山駅前のビルを建て替えるにあたり、2013年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と連携、「新たな徳山駅ビル整備基本構想」を共同で発表している。

NHKの報道によると、既に市民を対象にしたアンケートなどを、CCCに委託しているとのこと。

平成30年開業予定
現在の建物は、昭和44年の開業で、地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート構造。

当初は商業ビルだったものの、運営を担っていた第3セクター解散後は、2階以上が市の所有となった。現在は1階に商業施設がある他、2階と3階に図書コーナーなど、市民向けの交流施設がある。

これを約25億円の費用をかけて解体・新設し、平成30年度に開業予定。

その際の施設運営について、同市の資料には「その立地上の特性から、中心市街地の活性化に繋がることが期待されています。そこで、指定管理者制度等により民間企業の経営手法等を活用」としている。

興味深いのが、資料に添付したイメージ写真だ。学習スペースとして山口市立図書館、観光案内にはJR博多駅、市民活動支援センターは現在の駅ビル施設の写真を掲載している。

そして民間活力導入図書館とBook & Cafeの写真がこちら。

周南市「新たな徳山駅ビル整備基本構想を策定しました」周南市
つまりまんま武雄市図書館と言うことらしい。

住民投票を求めて
NHKの報道では、市民グループの意見として「図書館の運営ノウハウが少ない民間会社が運営すべきではない」「図書館はあくまで地域の歴史学習など教育に重点を置いた施設だ。住民投票を行い計画を撤回させたい」を掲載、住民投票の実施を求める署名活動を来月から行うとしている。

愛知県小牧市では白紙に
レンタルチェーン「TSUTAYA」などを運営するCCCが指定管理者となった図書館は、佐賀県武雄市や神奈川県海老名市がある。

どちらもカフェを併設するなど、従来の図書館とは異なった形態に力を入れ注目を集めている一方、地域に関連した書籍や資料の処分や、不適切な選書が問題になっている。

愛知県小牧市でも、計画段階から参加していたCCCなどがそのまま指定管理者に選ばれたものの、10月4日に行われた住民投票で反対多数となった結果を受けて、20日に計画の白紙化が決定した。

指定管理者に横滑り
NHKの報道では、周南市中心市街地整備課関係者の言葉として「図書館を運営する指定管理者はまだ決まっていない。市民の意思を見極めた上で適切に対応していきたい」を掲載している。

しかし計画段階から参加して、そのまま指定管理者に滑り込むのは、愛知県小牧市と同じような形だ。

小牧市が指定管理者を公募した際には、CCC側の「建設の基本コンセプトに合致した具体的かつ魅力的な企画提案内容」などが評価されて指定管理者に選ばれたが、計画から参加していたのなら当たり前で、「出来レース」と言われても仕方ないだろう。

さて周南市は、そして同様の計画を立てている他の自治体はどうなるだろうか。

●海老名市/ツタヤ図書館、割れる賛否 来館者増加も選書で物議
          朝日 2015年10月19日
海老名市立中央図書館。中央部分は3階まで吹き抜けで、開放感抜群。カフェと書店も館内に設置されている

 本を素材にした独創的な空間作りで評判の「ツタヤ図書館」は、中古本の購入などを批判されながらも、多くの来館者を集めている。図書館はどうあるべきなのか。ツタヤ流の発想からは、まったく違った姿が浮かび上がってくる。

■イベント評判、「学びの連鎖」ねらう
 天井まで届きそうな書架。館内にはジャズが流れ、入り口のそばの書店とカフェでは、学校帰りの中高生らがコーヒーを飲みながら読書や雑談を楽しむ。

 神奈川県海老名市で1日に改装オープンした市立中央図書館。レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する。佐賀県の武雄市図書館に続く、全国2番目の「ツタヤ図書館」だ。

 2013年に開館した武雄では、年間来館者が改装前の3倍以上に。市が行った利用者アンケートでは、満足との回答が85%を占めるなど「成功例」とされる。だが、CCCの図書館カンパニー社長で、海老名の館長も務める高橋聡氏は、「今すごく迷っています。良かれと思ってやっていることがどんどん否定されていくので……」とこぼす。

 ツタヤ図書館の選書と分類方法を批判する専門家は少なくない。15日に東京都内で開かれた全国図書館大会。シンポジウムで登壇者が、図書の購入を決めること(選書)や適切に並べること(排架)の「大切さを勉強してから参入していただきたい」と発言すると、会場から拍手が起きた。

■ユニークな配置
 武雄と海老名では、10年以上前の資格試験対策の中古本や、海外の風俗店の情報も載った旅行本なども購入していた。そのため自治体側が選書をチェックするよう改めた。

 図書分類でも、多くの図書館は日本十進分類法を採用するが、CCCは独自のジャンル分けを導入。海老名では当初、東野圭吾の小説『手紙』が「手紙の書き方」の棚にあるなどしたため、利用者から「本が探せない」という指摘が相次いだ。

●「ツタヤ」管理の図書館に「女性を不愉快にさせる本」 蔵書にタイ風俗店ガイド 神奈川・海老名図書館
     産経 2015.10.4 10:52
海老名市立図書館のリニューアルオープンに伴い、新規購入されたタイ・バンコクの“裏”ガイド本
 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」などが指定管理者となって1日にリニューアルオープンした神奈川県海老名市立中央図書館が新規購入した書籍に、タイ・バンコクの歓楽街を紹介するガイド本などが少なくとも3冊含まれていたことが3日、分かった。

 3冊はリニューアルにあたって同図書館が購入した約7200冊に含まれており、バンコクの飲食店や性的サービスを提供する風俗店の紹介のほか、店員とのやりとり事例を示したタイ語会話集などを掲載。貸し出しされていた。

 CCCが携わる図書館としては佐賀県武雄市に次いで2例目だったが、武雄市では住民ニーズが低そうな本を購入していたことが批判され、海老名市はリニューアルオープン前に新規購入リストを市教育委員会の教育長らが確認、選書をやり直していた。市教委は「選定基準内で問題はないと判断した。他自治体での選定実績もある」と話している。

 本を確認した同市の山口良樹市議は「女性を不愉快にさせる内容の本が教育長の承認を経て公立図書館に配架されていることに憤りを感じる」と指摘している。

●ツタヤ図書館だけじゃない!公共施設、民間委託のトンデモ実態 違法行為オンパレード
         ビジネスジャーナル 2015.10.12
指定管理者施設に勤務する労働者の多くは1年ごとの契約社員であるため、会社に逆らうと翌年から更新拒絶される恐怖に怯えながら勤務している。画像は、足立区地域学習センターに勤務していた男性職員が待遇改善を求めただけで更新拒絶されたとして、雇用継続を求めて提訴したことを報じるNHKニュース映像

 ビデオレンタルショップ「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、2013年から運営している佐賀県武雄市図書館が話題を呼んでいる。全国的にも注目され、その経済効果は20億円にも達したと報じられたが、一方で図書館業務を安易に民間委託することへの批判も少なからず巻き起こっていた。

 そこへきて、購入図書の選定方法や仕入れ方法などに疑惑が湧き上がり、市民団体が同図書館のCCCへの委託を推進した前市長を相手取って損害賠償を求める事件にまで発展している。
足立区の公共施設指定管理者にも疑惑

 だが、公共施設の民間委託にかかわる問題は武雄市だけのものではない。東京・足立区でも不可解な動きがあった――。
「それでは、時間になりましたので、平成27年度地域学習センターの指定管理者募集説明会を始めさせていただきます」
 司会進行役を務める女性職員の張りのある声がマイクを通して会場に響くと、それまでざわついていた空気が一瞬張り詰めて静かになった。
 
昨年7月1日のことである。足立区が指定管理者を募集し、それに応募しようという業者への説明会が開かれた。指定管理者制は、地方公共団体が公の施設を期間限定で指定業者に管理させる制度のことだ。この時、100人程度は収容可能と思われる足立区役所本庁舎13階大会議室の席は、6割方埋まっていて、「大手は参加しないから、ガラガラに違いない」という筆者の予想は、ものの見事に外れた。

 首都圏はもちろん、全国各地から公共施設の運営業務受託に乗り出している企業の担当者がこぞって参加している模様で、男性ばかりでなく、スーツに身を包んだ若い女性の姿もちらほらみつけることができる。多くは、1社につき2~3人のチームでの参加だ。

 募集対象となったのは、足立区立の「地域学習センター」と呼ばれる9カ所の公共施設。いずれも公民館と公共図書館が同じ施設に同居する、いわゆる「複合施設」である。

 この説明会に参加しないと、翌年から5年間、施設の運営を丸ごと担当する指定管理者募集の一次審査にプロポーザルを提出できないため、検討している会社はすべて出席しているはずだ。
・・・・・・・・(略)・・・

不祥事を起こしても処分なし
 10月2日付当サイト記事『図書館の民間委託、めちゃくちゃな運営で訴訟続出!パートを時給180円で酷使』において、公務を受託する民間事業者が不祥事を犯しても平然としているのは、発注者である役所が不祥事を犯した受託事業者に対してペナルティーを課さないからだ、と述べた。

 T社のケースは、まさにその典型例だ。図書館内で行われた最低賃金法違反行為の中止を進言した女性副館長が、不当に雇い止めされたとして区に公益通報を行い、第三者機関である公益監察員が1年かけて多数の関係者に聴取した。

 そして、「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」と結論づけた報告書が区長に提出された。それにもかかわらず、指定管理者に対しては文書で注意処分(後に改善指導)がなされただけで、指定取り消し等の厳しい処分は何もなかった。

さらに区は、指定期間満了後の次の5年間も、不祥事を起こした企業に同じ施設の管理運営を任せようとしていることが判明した。これは常識では考えられない事態だ。

告発者を次々解雇する悪徳業者
・・・・(略)・・・

●ツタヤ図書館騒動で話題の公共施設民間委託、デタラメな実態!もはやメリットなし?
        ビジネスジャーナル 2015.10.14
・・・・(略)・・・
 実際に、説明会の後に開催された各施設への見学会にもいくつか参加してみたが、どこも大勢の見学者が訪れていた。不祥事を起こし、次期管理者から外れるとみられていたT社が現在受託している2施設については、参加者がことのほか熱心に建物内の設備を細かくチェックしたり、活発な質疑応答も行われていた。

 ところが、ふたを開けてみると実際の指定管理者選考は、説明会の参加者があれだけ多数だったのがウソのような完全無風状態だった。
9施設中7施設は競合なし

 昨年12月に公表された足立区の選考資料によれば、指定管理者を募集した9つの施設のうち、複数社から応募があったのは2施設のみで、残りの7施設はすべて現在受託している業者のみの応募だった。

 しかも、複数社から応募のあった2施設のうち1施設については、競合する2社のうち1社が一次の書類審査で「失格」とされたため、二次選考に進めたのは1社のみとなり、実質的には競合なしと同じだった。

 残る1施設は、4社応募のうち1社が一次で落とされているものの、最終的に応募してきた3社が競合するかたちで二次のプレゼンテーション審査が行われている。
 このように、9施設のうち競合したのは実質1施設のみ。これでは、いったいなんのために民間委託しているのかわからない。
・・・・(略)・・・

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