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てらまち・ねっと



 政権交代後の初の国政選挙として注目の中、スタートした神奈川と静岡の参議院補欠選挙。
 同時にスタートした宮城県知事選。

 参議院補欠選挙。
 民主党の欠員(神奈川・衆議院選挙に立候補)と自民党の欠員(静岡・知事選に立候補)によって生じた選挙。

 予測では、「民主が2」という雰囲気。
 政権交代の余韻か。

 参議院の勢力は、民主党118議席と過半数の122議席に届いていない。
        過半数まであと2議席に迫る勢い。

 とはいえ、衆参過半数も良くない。

 対して、宮城県知事選挙。
 現職で再選を目指す村井氏が民主・社民・国民新推薦の候補に大きなリード、という。これも予想通り。

(関連)
  ⇒10月1日 ◆勢いを占う参議院補選/神奈川民主は連合が自主投票/自民静岡は公募に40人/料亭政治と縁切り

  ⇒10月9日 ◆波乱ぶくみの知事選、参議院補選・神奈川と静岡/8日告示

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  ●参院2補選、民主リード=神奈川・静岡-終盤情勢
      時事 2009/10/19-20:51
 鳩山内閣発足後初の国政選挙となる参院神奈川、静岡両補欠選挙(25日投開票)について、各地の取材などを通じて終盤の情勢を探った。政権交代で勢いに乗る民主党の新人候補が神奈川、静岡とも先行し、目標の「2勝」に現実味が出ている。自民党候補は両選挙区で懸命に追い上げを図っている。共産党候補は苦しい戦いだ。ただ、態度を決めていない有権者もおり、情勢は流動的な側面もある。

 神奈川補選で、民主党の金子洋一氏の陣営には当初、横浜市議出身の自民党の角田宏子氏と比べて知名度の面で不安があった。しかし、8日の告示以降、民主党は菅直人副総理兼国家戦略担当相や岡田克也外相ら閣僚を相次ぎ投入し、陣営関係者は「急速に浸透してきた」と手応えを強めている。これに対し、角田氏は自民党支持層の票固めを重視。しかし、横浜市以外の県西部などで広がりを欠いている。

 静岡補選は、民主党の土田博和氏が優位な情勢で、自民党の岩井茂樹氏を引き離している。自民党は先の衆院選で県内8小選挙区で全敗したことが響き、組織票固めに苦心。公明党が今回、神奈川とともに自民党候補の推薦を見送ったことも影を落としている。

 投票率については両選挙区とも「衆院選より下がる」(民主党選対関係者)との見方が支配的で、民主党からは「あまり低いと選挙結果に影響しかねない」と警戒する声も上がっている。 

 民主党の参院会派は118議席と、過半数の122議席に届いていない。2補選で2勝すれば過半数まであと2議席に迫る。
 両補選の立候補者は次の通り。(届け出順、敬称略)

 【神奈川】
 角田 宏子42 元横浜市議  自新
 岡田 政彦43 党県常任委員 共新
 金子 洋一47 元内閣府職員 民新 推(国)
 加藤 文康47 政治団体役員 諸新 

【静岡】
 平賀 高成55 元衆院議員  共新
 土田 博和59 病院理事長  民新 推(国)
 岩井 茂樹41 大学講師   自新
 矢内 筆勝48 政治団体役員 諸新

●参院2補選、論戦低調 民主「実感ない」自民あきらめ
       朝日 2009年10月20日23時57分
 25日投開票の参院神奈川、静岡両選挙区の補欠選挙が盛り上がりを欠く。政権交代で攻守所を変えた鳩山首相(民主党代表)と谷垣禎一自民党総裁にとっては国政選挙での初陣。朝日新聞の情勢調査では両選挙区で民主党が先行するが、「選挙をやっている実感がない」(民主党幹部)というほどの静けさだ。

 首相は20日に両選挙区で街頭演説。浜松市では「『もっとがんばれ』と政権の背中を押してもらえるなら、その思いをすべて候補者に」と訴えた。だが、選挙戦は全体的に低調。選挙サンデーの18日、岡田外相が横浜市で街頭演説をしたが、立ち止まる人は少なかった。
民主党の不安は低投票率だ。18日に横浜市を回った小沢幹事長は「選挙の実感が県民に広がっていない」。参院で単独過半数に満たない党にとって2勝は至上命題で、石井一選挙対策委員長は神奈川県選出衆院議員の会合でげきを飛ばしている。



自民党は、谷垣氏が自転車に乗るパフォーマンスにも懸命で、新総裁が先頭に立ちイメージ一新を図る。しかし、谷垣氏の地味さもあってか有権者の反応は鈍い。通勤帰りを狙った16日夕の鎌倉市での街頭演説も、足を止めずに立ち去る人の姿が目立った。

 長年良好な関係だった団体票をつなぎとめられるかが焦点で、二階俊博選対局長が精力的に業界を回る。だが自民党離れは顕著だ。医師会や歯科医師会が自主投票を決めたり、複数の候補者に推薦を出したりと対応はバラバラ。連立政権のパートナーだった公明党も両選挙区で党本部推薦を見送り、模様眺めだ。

 「必ず政権を奪還する。私は礎になる。その第一歩の戦いだ」と谷垣氏は鼓舞するが、党内には「惨敗でしょ」(参院中堅)とあきらめムードが漂う。負けた場合の谷垣責任論が出る気配すらない。


●参院補選、民主先行し追う自民 神奈川・静岡、25日投票
      2009/10/23 16:33 【共同通信】
 政権交代後初の国政選挙で、発足後1カ月余の鳩山内閣の評価が問われる参院神奈川、静岡両選挙区の統一補欠選挙は25日に投票、即日開票される。いずれも民主、自民両党対決の構図で、ともに民主党候補が先行、自民党候補が追っている。

 民主党は、2議席を獲得して来夏の参院選で、衆院に続き単独過半数を達成する足掛かりとしたい考え。自民党は党再生に向け巻き返しを狙う。25日には宮城県知事選、川崎、神戸両市長選も投開票される。

 神奈川選挙区補選は民主党参院議員だった浅尾慶一郎氏(現・みんなの党)の衆院選立候補、静岡選挙区は自民党の坂本由紀子氏が静岡県知事選に立候補したことを受け、実施される。


●参院補選 本社世論調査 医療や景気を重視 関心、前回を上回る
      2009年10月20日 読売新聞
  参院神奈川補選(25日投開票)についての読売新聞社の世論調査で、今回の選挙で「投票に行く」という県内の有権者は90%に上った。〈政権選択〉が最大の焦点だった8月の衆院選時の調査よりやや低いが、今回は鳩山政権下で初の国政選挙で、4年前の参院補選時と比べると高い割合だった。重視する争点では、8割以上が「医療や年金など社会保障制度」「景気や雇用対策」を挙げた。

 参院補選への関心度は、「大いに」(23%)「多少は」(43%)を合わせると66%に上り、前回の参院補選より13ポイント高かった。8月の衆院選時の91%は大きく下回っている。

 投票に「必ず行く」(57%)「なるべく行く」(33%)を合わせると90%に上り、投票率が32・74%と低調だった前回の補選より2ポイント上回っていた。

 今回の選挙が、鳩山内閣の仕事ぶりに対する評価を問う選挙だと思っているのは54%で、そう思っていないの40%より多かった。ただ、選挙結果が鳩山首相の政権運営に大きな影響を与えるかについては、「与える」が46%で、「与えない」の50%を下回った。

 投票する候補者を選ぶにあたっては49%が「政策や公約」と答え、「支援している政党や団体」の40%を上回った。

 重視する政策として最も多くの人が挙げたのは「医療や年金など社会保障制度」(87%)。すべての年代、職業で8割以上の人が挙げた。次いで関心の高かった「景気や雇用対策」(83%)も、70歳代以上を除く各年代で、無職を除くすべての職業で8割を超えた。

 「公共事業の見直し」(66%)には50歳代と自営業者が関心を寄せた。20、30歳代では特に「少子化や子育て支援」に関心が高く、8割近くが重視していた。

 調査は16~18日、県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1678世帯のうち1002人から回答を得た(回答率60%)。

●’09しずおか参院補選:土田氏先行、追う岩井氏--毎日新聞世論調査 /静岡
      毎日新聞 2009年10月19日
 毎日新聞は16~18日、25日投開票の参院補選(改選数1)について電話による世論調査を実施した。これに支局取材を加味した中盤情勢は、民主党公認で新人の土田博和氏(59)=国民新党推薦=が党への追い風もあり、幅広い年代層に浸透してリード。自民党公認で新人の岩井茂樹氏(41)が追う展開になっている。共産党公認で新人の平賀高成氏(55)、幸福実現党新人の矢内筆勝氏(48)は支持が広がっていない。ただ、回答者の約5割は投票先を決めていないと答えており、情勢は変わる可能性がある。(文中、表、グラフの数字は小数点以下を四捨五入したため合計が100にならない場合がある)【参院補選取材班】

 ◇政党支持率 民主38%、自民19%
 政党支持率は民主党38%▽自民党19%▽公明党4%▽共産党2%--など。「支持政党はない」と答えた無党派層は33%だった。

 ◇所属政党の政策重視43%
 ◇社会保障と景気雇用に関心
 投票で重視する政策について、九つの選択肢から二つまで選んでもらったところ、最多は・・・

 ◆投票で重視する政策◆(複数回答・数字は%)
社会保障制度改革      42
景気・雇用・中小企業支援策 39
子育て支援・少子化対策   25
政治とカネの問題      20
公共事業削減        17
行財政・公務員制度改革   14
農林水産業支援        9
公共事業拡大         6
外交・安全保障        5
分からない・無回答      5

 
 ●参院補選 本社世論調査
      朝日 2009年10月21日

 25日に投開票される参院静岡選挙区補欠選挙(被選挙数1)を前に、朝日新聞社は17、18の両日、電話による情勢調査と同時に世論調査を実施し、支持政党や選挙への関心度などを聞いた。県内の政党支持率を今夏の衆院選時(民主32%、自民22%)に比べると、民主は上がり、自民は下がった。政権交代を経ても、民主は追い風、自民は逆風という傾向が変わっていないことがうかがわれる。

 各政党の支持率は、民主48%、自民15%、公明1%、共産2%、社民1%、みんなの党1%。「支持政党なし」と「答えない、わからない」を合わせた無党派層は32%で、4割台だった07年参院選や今夏の衆院選時から減少している。
・・・・・略・・
 
●村井氏リード保つ 宮城県知事選・本社終盤情勢調査
       2009年10月20日火曜日
 任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)で、河北新報社は17~19日の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢を探った。無所属現職で再選を目指す村井嘉浩氏(49)がリードを保ち、ともに無所属新人で、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=、宮城県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は伸び悩んでいる。調査時点で投票する候補を決めていないのは2割強だった。

 村井氏は自民、公明両党の支持層のそれぞれ9割超を固めた。遠藤氏を推薦した民主党の支持層の6割弱に浸透。社民党支持層の5割、共産党支持層の2割強にも食い込み、強固な基盤を形成している。無党派層も7割弱を引き付ける。

 各年代に満遍なく支持を広げ、市部、郡部ともに強みを見せている。職業別では農林漁業、事務・技術職、主婦の支持が他候補を圧倒している。

 遠藤氏は、全面支援を受ける民主党の支持層は3割強しかまとめ切れていない。社民党支持層への浸透も2割強にとどまっている。無党派層にも浸透していない。

 年代別で支持が比較的高いのは、70歳以上男性の3割超、60代男性の3割弱。自由業、農林漁業の支持が弱い。仙台市太白区、気仙沼・本吉地方で2割前後の支持があるが広がりに欠ける。

 天下氏は、推薦を受ける共産党支持層への浸透が5割にとどまる。50代の男女に1割超の支持があるが、ほかの年代には食い込めていない。自由業と学生の支持は遠藤氏と並んでいる。太白区、塩釜市など県央沿岸部では一定の支持がある。

 「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えたのは計82.0%で前回知事選(2005年)の同時期の調査を14.6%上回った。
 政党支持率は民主党が32.5%でトップ。次いで自民党23.5%、共産党3.2%、公明党2.4%、社民党1.6%、みんなの党1.4%、国民新党0.4%、その他の政党・政治団体1.6%の順。支持政党なしは31.3%、無回答などが2.1%だった。

 ◇宮城県知事選立候補者
遠藤 保雄 62 元FAO部長 無新(民・社・国推)
村井 嘉浩 49 知事     無現
天下みゆき 53 県民医連役員 無新(共推)
 
●地域課題、足りぬ論戦 宮城県知事選
        2009年10月21日水 河北新報
 任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)は、最終盤の戦いに入った。いずれも無所属で、新人の元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=、再選を目指す現職の村井嘉浩氏(49)、新人の県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=の3陣営は県内を一巡。北へ南へ、沿岸部へ山間部へと奔走して舌戦を展開するが、論戦テーマに挙がらない地域課題も多い。3候補の各地域での戦いぶりを見た。

<産業の活性化>
 トヨタ自動車の生産子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)の工場進出に沸く大衡村。村井氏は13日午前、役場前で演説し、村民や工業団地の従業員を前に1期4年の実績を強調した。

 「トップセールスは素晴らしい。無限の経済効果をもたらしている」と持ち上げた跡部昌洋村長。村井氏は「大衡の発展なくして宮城の発展はない。若い人の働く場として1万人の雇用が生まれる」と力を込めた。

 企業誘致主導で、雇用や地域活力の創出を目指す村井氏に対し、遠藤、天下両氏は地場産業の育成を重視した政策を掲げて対抗する。
 遠藤候補は同じ日の夜、田んぼが広がる栗原市若柳の研修センターで個人演説会を開き、「外部から企業を引っ張るだけでは駄目だ。内需主導型の政策が求められる」と路線転換を掲げた。

 農業や食糧問題に携わった経歴をアピール。全面支援する民主党県連の岡崎トミ子代表(参院議員)も「企業誘致は一時的に雇用が生まれるだけ。農業や中小企業などの宝を大事に地域を元気づける」と強調した。

<暮らしの充実>
 「自動車産業には湯水のように税金を投入するが医療、福祉、教育は全国最低水準だ」。天下氏は16日夜、地元・塩釜市の集会所であった個人演説会で、県政の厳しい現実を訴えた。
 特別養護老人ホームの増床や乳幼児医療費の助成拡大、救急医療態勢の充実など「暮らし中心の県政へ」と刷新を叫ぶ。
 生活重視の姿勢を前面に出すのは遠藤氏も同じ。14日夜、気仙沼中央公民館の個人演説会で事業化が進まない大島架橋の実現を約束し、「島民は裏切られ続けた。冷たい県政でなく、生活者に温かい県政を実行する」と声をからした。

 現職批判を展開する遠藤、天下氏に対し、村井氏は「富県戦略は手段であって目的ではない」と応戦する。
 「税収を増やし、福祉や環境、教育の各種施策を実現する。決してないがしろにはしない」(13日夕、柴田町での街頭演説)などと幅広い政策展開を約束する。

<置き去り懸念>
 3陣営は、各地の街頭演説や個人演説会でマニフェスト(公約集)などを刷り込んだチラシを配布。個別政策の浸透に躍起だが、地域が直面する難題の打開策について候補者が説明に時間を割く場面はわずかだ。

 登米市のホテルで、ある候補の演説を聞いた市議は「具体性に欠けたスローガンと感じた。米価下落、後継者難、郡部衰退という負の連鎖を断ち切る道筋を聞きたかった」と不満をのぞかせた。

 15日に2候補が駆け付けた気仙沼市魚市場。演説に耳を傾けたという仲買人の男性(42)は「マグロ減船で地域経済はどん底だ。仙台から離れたこの港をどう立て直すか、公約は何もなかった」と手厳しい。
 前回の知事選(2005年)では、選挙戦終盤に合同個人演説会が開かれたが、今回は見送られた。

 東北電力女川原発3号機(女川町、石巻市)でのプルサーマル計画、地方分権の針路など、国策とのはざまで揺れる県政課題が語られる機会はほとんどなく、物足りない論戦となっている。

 ◇宮城県知事選立候補者
遠藤 保雄 62 元FAO部長 無新(民・社・国推)
村井 嘉浩 49 知事     無現
天下みゆき 53 県民医連役員 無新(共推)


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