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てらまち・ねっと



 鳩山政権発足後、初の国政選挙としてあの勢いの盛衰を確認することになる参院神奈川、静岡両補選が10月8日告示、同25日投開票で実施される。
 自民にも民主に負けられない事情がある。

 その各党の候補者が出そろった。

 神奈川県では、川崎市長選を巡る分裂の余波で、連合神奈川は参院補選での民主新人候補に対する推薦・支援の見送りを決定、最大の支援団体が「自主投票」となった。
 自民党は、“健全野党”として新しくスタートする選挙との位置づけ。
 ・・・選挙は組織より無党派が決めること・・・

 静岡県では、民主、自民、共産に加え幸福実現党特別顧問が出るという。
 しかも、自民党県連が9月14日に行った候補者の公募は、心配をよそに40人の応募があったという。
 いずれにしろ「候補4人」、民主にも自民にもマイナスの乱立気味・・・

 ところで9月19日の毎日の記事

     「料亭街:不況に政権交代……『料亭政治』の面影なく苦境」

 には、納得した。
 小沢・羽田が自民党だったころ、彼らの料亭の出入りの映像はよく見た覚えがあるけど、今、民主党政権になってそういうことの復活は無いのだろう。

 岐阜の柳ケ瀬などの歓楽街でも、かつてのカンカン接待や公費飲食への批判、裏金などがばれたことで飲食街に 「おおやけ」 のすがたが激減したという。
 それ以降、夜は閑古鳥の「飲食街」。

 時代が変わればスタイルが変わる、か。

 ところで、昨日30日は午後2時から4時まで岐阜地裁民事2部で、2003年、2007年の岐阜県議での選挙公営のポスター代水増しの住民訴訟。この訴訟で印刷業者に請求書や領収書、元帳など各種の提出を求めたところ、任意に提出してよいという業者さん10社程を順に審尋する非公開の裁判があった。

 裁判官、原告、被告立会いで、帳簿などの関連部の原本確認をしてから、裁判所がコピーをとる。

 次にするのは、任意提出を拒否した他の40数社への提出命令の手続き。
 こちらは、週明けまでに、その追加主張の文書を出す約束をした。

 裁判長は次回期日を決めず「審尋を続ける」としたから、提出命令の可能性は高いとみている。

 ともかく、俗世間的に言えば、判決のいかんにかかわらず、これらだけでも、次からの不正の抑止になる。
   (提出命令のことなどは、あらためて紹介したい)

 なお、今日1日の11時からは、岐阜地裁の昨日とは違う民事1部で、選挙カーや燃料費、運転手代の公営の住民訴訟など2件のラウンドテーブルがある。

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●参院2補選…民主・自民、負けられない事情
2009年9月26日06時35分 読売新聞

 鳩山政権発足後、初の国政選挙となる参院神奈川、静岡両補選(10月8日告示、同25日投開票)の民主、自民、共産各党の候補者が出そろった。

 民主党にとって両補選は、鳩山新政権の「信任投票」の意味合いを持つうえ、参院での過半数確保に向けたステップとなるだけに、負けられない戦いだ。一方、反転攻勢のきっかけとしたい自民党も、総力戦で臨む構えだ。

 両補選は、自民党の坂本由紀子・前参院議員の静岡県知事選出馬と、みんなの党(参院議員当選時は民主党)の浅尾慶一郎衆院議員の衆院選出馬に伴って行われる。

 民主党は、神奈川では元内閣府課長補佐の金子洋一氏(47)を公認した。県連が経済協力開発機構(OECD)での勤務経験や民間団体での多重債務支援の経験などを評価し、公募に応じた20人から選んだ。

 静岡では、医師の土田博和氏(59)を擁立する。党内には「福祉や医療に精通し、医師会など自民党支持層の切り崩しができる」という期待がある。

 民主党は両補選について、「負ければ、せっかく順調に滑り出した鳩山政権の勢いに水を差すことになる」と見ており、2勝することを大前提としている。

 完勝を目指すのは、国会対策上の事情もある。現在、参院では国民新党や新党日本などと統一会派を組んでいるが、人数は118人と過半数に4人足りず、社民党を合わせてなんとか過半数を確保している。両補選に勝利すれば、過半数がそれだけ近づくわけだ。

 一方、自民党は神奈川で前横浜市議の角田宏子氏(42)、静岡で富士常葉大非常勤講師の岩井茂樹氏(41)の擁立を内定した。

 25日には、補選のテコ入れを兼ねて浜松市で総裁選の遊説を行った。谷垣禎一・元財務相は演説で、「41歳の岩井さんがじきに(公認)決定される」と岩井氏の若さをアピールした。

 党はこれまで、補選には参院比例選出の議員を大量に投入し、業界団体を引き締める組織戦を展開してきた。また、岩井氏の父の国臣氏は旧建設省出身の元参院議員で、建設業界の支援を受けていた。

 しかし、党の選対関係者は「野党になった今、業界頼みの選挙はあてにならない。静岡も神奈川も、40歳代という候補の清新さを打ち出す」と語る。先の衆院選で、民主党の若手や女性の候補に苦杯を喫した経験も影響しているようだ。

 公明党は、両補選で自民党に協力するかどうかは、「検討中だ」としている。公明党内では、自民党候補の推薦を求める意見の一方で、自主投票にすべきだという声もあり、告示直前まで結論が出ない可能性もある。

●自民の公募なぜ40人も   2009年9月27日 読売新聞
「しった激励や期待」
 参院静岡選挙区補欠選挙(10月8日告示、25日投開票)に向けて自民党県連が行った候補者の公募は、衆院選大敗の直後で「応募者がいないのではないか」という心配をよそに、40人の応募があった。県連幹部は「自民党への期待と、しった激励だ」と好意的に受け止めるが、予想を上回る反響の理由については、分析し切れていないようだ。

 県連が公募を発表したのは14日。衆院選惨敗の後だけに、県連内部には当初、公募導入について「応募がなかったらどうする」と消極的な声もあった。ある幹部は「10人前後だと思っていた」と、打ち明ける。

 ところが、ふたを開けると15日から5日間の受け付け期間中、男性38人、女性2人の計40人が名乗りを上げた。年齢は30~62歳と幅広く、県内外の内訳は「半々だった」(県連幹部)という。この結果に、幹部は「まだまだ自民党は捨てたものではない」と、自信を強めた。

 ところが、その理由となるとはっきりしない。今回の補選で選ばれる参院議員の任期は2010年7月25日までと短い。来夏には、すぐに参院選を迎える。このため、募集に当たり県連は、「公募で選ばれた人物を、原則、来年の参院選の最有力候補とする」ことを申し合わせ、応募の呼び水にしようとした。


 ただ、実際は、県連が来夏の参院選出馬を事実上担保するという条件を付けたことについて、「認識していなかった人さえもいた」(同)という。ある県議は「公募の常連のような人も少なからずいた」としており、関係者の間でも真相は判然としていない。

●<参院補選>民主「単独」へ着々、自民出遅れ…10月25日
   9月23日 毎日新聞
 10月8日告示、25日投開票の参院神奈川、静岡両補選が、与野党の重要選挙に浮上してきた。鳩山政権初の国政選挙で、民主党は2議席とも獲得し、参院会派の単独過半数掌握に布石を打ちたいところ。一方、野党に転落した自民党にとっても、今月28日に決まる新総裁の初陣となる。【高山祐、渡辺創】

 「勝っても小さいが、負ければ(新聞の)大きな見出しになる」

 民主党の小沢一郎代表代行(当時)は今月7日、党本部に神奈川県連代表の笠浩史衆院議員を呼び出し、そう告げた。神奈川選挙区は民主党を離党し、衆院にくら替えした浅尾慶一郎氏の辞任に伴う補選。元々は民主党が持っていた議席だけに、小沢氏は「絶対、負けられない選挙だ。準備を急いでくれ」と、笠氏に強く念を押した。

 民主党は神奈川選挙区で、元内閣府職員の金子洋一氏(47)を公認した。自民現職の知事選出馬による静岡補選には、民主党静岡県連が医療法人理事長の土田博和氏(59)の擁立方針を固め、24日に正式決定する。幹事長として引き続き選挙を担う小沢氏は、来月初めにも補選の支援態勢を整えるべく準備を進めている。

 補選の勝敗は、今後の政権運営に直結する。民主党は衆院選で308議席を得たが、参院は統一会派を組む国民新党などを合わせても118議席にとどまる。過半数(122議席)には4議席足りず、5議席の社民党との連携が欠かせない。しかし、補選で民主党に2議席が加わると、社民党との力関係が変わる可能性がある。無所属の糸数慶子、川田龍平両氏と協力できれば、社民党に頼らず過半数を制することができるためだ。

 一方、両補選を党再生の第一歩と位置付ける自民党はまだ新執行部が決まらず、本格的なテコ入れはこれから。党本部は総裁選の地方遊説に神奈川、静岡両県を組み込んで事前の盛り上げを図るが、参院を中心に「両方勝たなければ、党勢はますます衰える」との危機感が募っている。

 自民党は神奈川補選で、横浜市議の角田宏子氏(42)を擁立し、「世代交代」「女性」をアピールする。静岡補選は公募による候補者選考を進めているが、「民主旋風」はなお続く。公明党内では自民党との選挙協力見直し論も浮上し「自民候補の党本部推薦は難しい」との見方も出ている。

●選挙:参院補選・静岡選挙区 共産、元衆院議員を擁立へ
       毎日 9月18日
 共産党静岡県委員会は17日、参院静岡選挙区補選(10月8日告示、25日投開票)に、元衆院議員の平賀高成氏(55)を公認候補として擁立すると発表した。平賀氏は96年の衆院選で比例東海ブロックで初当選し1期務めた。8月30日の衆院選で静岡8区から出馬し落選した。

●【参院補選】幸福実現党の矢内氏が出馬表明 静岡
       サンケイ 2009.9.30 02:42
 10月25日投開票の参院補選で、幸福実現党特別顧問の矢内筆勝(やない・ひっしょう)氏(48)が29日、静岡県庁で出馬表明した。矢内氏は党公認候補として、立候補する。

 矢内氏は福島県出身。早大卒業後、同大大学院中退。昭和61年、朝日新聞社に入社し、宇都宮支局勤務などを経て平成2年に宗教法人「幸福の科学」入りした。平成19年にNPO(民間非営利団体)「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」を設立し、現在会長を務めている。

 矢内氏は「いじめの根絶を目指し、教育再生に努めたい。静岡を発展させるためにも消費税や相続税を撤廃し、景気回復に取り組む」と決意を語った。

 幸福実現党は8月の衆院選に県内全8選挙区に候補者を擁立したが、全員落選した。

 参院補選には、これまでに医療法人理事長の土田博和氏(59)=民主党公認▽富士常葉大学非常勤講師、岩井茂樹氏(41)=自民党公認▽党県常任委員、平賀高成氏(55)=共産党公認-の3人が出馬表明している。

●秋・決戦:’09参院補選かながわ 連合神奈川、民主候補の支援見送り /神奈川
      毎日新聞 2009年9月30日
 ◇川崎市長選で県連と分裂、「一本化できず残念」
 川崎市長選を巡る分裂の余波は、政権交代後初の国政選挙にも影響を及ぼした。連合神奈川は29日の執行委員会で、参院補選(10月25日投票)での民主新人候補に対する推薦・支援の見送りを決めた。最大の支援団体が「自主投票」となり、衆院選圧勝で勢いに乗る民主も戦略の練り直しが求められそうだ。

 「(参院補選と川崎市長選の対応が)ねじれないよう調整してきたが、不調に終わった」。同日記者会見した連合神奈川の柏木教一事務局長は淡々と語った。参院補選について「(民主の)安定した政権運営のため議席確保は非常に重要」としたが、市長選で連合神奈川が推薦する現職とは別の候補者擁立を後から決めた民主県連から「納得できる説明がなかった」という。

 野村芳広会長も「市長選で一本化できず極めて残念」と述べた。来夏の参院選に向けては「今回が終わればノーサイド。引きずるつもりはない」と“一時的分裂”を強調した。

 決定を受け、民主県連の笠浩史代表は「非常に残念だ。推薦はなくても何らかの形で支援をいただけないか改めてお願いしたい」と話した。花上喜代志幹事長は「党として総力を挙げて議席を確保したい」と力を込めた。

 一方、自民県連の竹内英明幹事長は「他党のことをとやかく言っても仕方がない。地方の声を国に届け、“健全野党”として自民党が新しくスタートする選挙にしていきたい」と静観する構えをみせた。【笈田直樹、木村健二】

●2人区以上は複数擁立=参院選、単独過半数に意欲-小沢氏
       時事 2009/09/30-16:24
 民主党の小沢一郎幹事長は30日午後、静岡市内で記者会見し、来年夏の参院選について、定数2以上の選挙区では複数の候補者を擁立し、単独過半数を目指す考えを示した。また、参院神奈川、静岡両補欠選挙(10月25日投開票)の勝利に向け全力を挙げる考えを示した。小沢氏の記者会見は幹事長就任後初めて。

 小沢氏は来年夏の参院選について「(1人区を除き)複数の候補者を擁立していきたい」と強調。参院神奈川、静岡両補選に関しても「民主党1党では(参院では)まだ過半数に届いていない。そういう意味でも(それぞれ)大きな1議席だ」と述べた。 

 鳩山政権については「順調なスタートを切っているのではないか」と指摘。一方、野党・自民党に関しては「長期政権の中で自ら崩壊したと言ってもいい。自らの存在をしっかり認識した上で、新しい自民党が成長していくことを願う」と語った。

●臨時国会、参院補選後に 首相、10月下旬以降を示唆
      日経 9月25日
 【ピッツバーグ=中島裕介】訪米中の鳩山由紀夫首相は24日(日本時間25日)、臨時国会を10月25日投開票の参院統一補欠選挙後に召集する意向を表明した。外交日程が詰まっているうえ、予算の骨格を定める国家戦略室を局に格上げする法案など与党内で提出法案の作成や選別が難航していることも背景にある。

 「2つの補選を見極めながら判断したい」。首相は同行記者団に臨時国会の召集時期について問われ、慎重にこう答えた。参院神奈川、静岡選挙区統一補選は10月8日告示、25日投開票。結果を見極めてからの召集ならば早くて10月26日だ。

 召集が遅れる直接の原因は首相の外交日程が詰まっていることだ。

●料亭街:不況に政権交代……「料亭政治」の面影なく苦境に
       毎日新聞 2009年9月19日 14時12分(最終更新 9月19日 17時52分)

 組閣から初めての週末を迎えたが、かつての車列はない=東京都港区赤坂で2009年9月18日午後7時ごろ、合田月美撮影

 政治家の「密会」が毎夜のように行われ、路地に黒塗りのハイヤーが並んだ東京・赤坂=1983年10月


 政権交代は東京の花柳界の経営にも影を落としている。バブル崩壊後の景気低迷で客が減り続けていた高級料亭は、昨秋のリーマン・ショックで追い打ちをかけられ、そこに今回の政権交代。長年「料亭政治」で上得意客だった自民党が大敗したダメージは大きい。「官僚が去り、財界が去り、ついに政治家も。民主党議員はほとんど居酒屋しか行かないと聞く。料亭はこの先どうなるのか」。関係者からは悲鳴に近い声が上がる。【合田月美】

 不況の影響は深刻だ。「米村」「金田中」など有名料亭が集まる東京・銀座の料亭街は、かつては「花街新ばし」としてにぎわい、数十の料亭が軒を連ねた。

 ところが今春には10軒ほどになり、最近も老舗2軒が店をたたんだ。ほとんどの料亭は社員のパート化を進めているほか、ランチ営業、法事の弁当造り、インターネットによる通信販売など経営多角化に必死だ。結婚式会場として売り出す料亭も目立ってきた。

 鳩山内閣が誕生した16日、著名料亭社長は「かつては選挙や組閣ともなれば、毎晩のように派閥だなんだと次々と会合が持たれ、表には黒塗りの車が並んだのに、今回はさっぱり。こんなことは初めて」とこぼした。


 別の料亭のベテラン接客係男性は「高度経済成長期以来、根回しや段取りなど、我々は、政財官がうまくいくための潤滑油と思ってやってきた。誇りも感じた。派閥や族議員のたまり場だったことは

認めるが、だからといって料亭が敬遠や非難をされるのはおかしい」と話す。
 永田町に近い赤坂にある老舗料亭の社長は「せめて民主党が景気対策に取り組んでほしい」と祈るような表情で話した。

 長年、政治の舞台となってきた料亭。自民党政権下では、派閥や政治家によって行きつけの料亭が決まっていた。1960年代には都内に約1500軒の料亭があったが、今は銀座、赤坂、人形町、神楽坂、向島、浅草に計50軒余。1万人以上いた芸者も、今は約300人に減少した。

 全国の料亭が加盟する全国料理業生活衛生同業組合連合会会長の藤野雅彦「米村」社長は「料亭は日本の伝統文化に直接触れて理解することができる場所。国際的にご活躍していただくためにも、民主党の先生方にもぜひ、いらしてほしい」と話している。

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