新太極拳京都教室

新太極拳京都土曜教室の記録

2007年11月03日の京都教室

2007年11月03日 16時40分53秒 | Weblog
浴びてたシャワーがいきなり水になるという
なんとも爽快(?)な朝でした

ボイラーがダメになったのか、お湯に戻らないので
水で髪洗いましたよ。
風邪引くかと思いました。

部屋に戻るとテレビで台湾の屋台メニューかな?
魯肉飯(ルーローハン)を作ってる映像が流れていて、
その番組に目は釘付け。とてもおいしそうでした

→んで、大幅に遅刻。
 先週の反省はなんだったんでしょうねェ・・・


今日はうれしいできごとがありました。
土曜日は仕事がありなかなか来ることができない方が
久々に参加されていました。
火曜日だったらヒデ先生も喜んだかも



この記録は、記録者(右田)が
     土曜日の京都教室とその後で感じたことをまとめたものです。
     感じたことを共有していただけましたら幸いですが、
     個人的な感覚も多々ございますので、
     すべて正しいものとは思わないでくださいね

もくじ。
1.準備運動
2.楊式太極剣32式
3.気功
4.陳式太極拳36式


1.準備運動
  何してたか?
  わかりません

  先週のスワイショウの続きを。
  スワイショウには
  太極拳や太極剣に通じる(五歩拳は違うかな?)
  基礎的な所作があることを最近感じています。
  体と心の構えです。

  ですから、スワイショウの動きで
  太極拳や太極剣の動きの変化を感じ取ることができます。

  表現がおかしいかな。
  太極拳や太極剣の動きがよくなっていくと、
  スワイショウの動きもよくなっていくような気がします。
  
  そして、
  スワイショウで感じた動きのよさを
  また太極拳や太極剣の動作をする時に体に戻します。
  例えば、
  陳式太極拳 第三段23番 青龍出水の
  (1)転腰右掩肘 (2)転腰左掩肘
  馬歩になっているといういう点がスワイショウとは異なりますが、

  ・体の中に正中線を見つける
  ・正中線に股関節から上の要所を載せていく。
   →体の重みが骨盤の中央へ沈んでいくような感じがします。
  ・足裏に実、その他は虚とし体の関節の力みを解放(開放?)している
   →脚の力が程度よく抜くことができてるかどうか、
    まだわかりませんが股関節から上は少し解放しているようです。

  この体勢で、正中線を軸に回転するという感覚を得るためには
  ・力みの解放
  ・足裏が地をしっかりつかむ
  ・膝のしなやかな動き(内旋・外旋)
  
  がポイントとなるような気がします。

  「地をしっかりつかむ」
    馬歩の場合もスワイショウの時と同じで、
    左右の足が平行であることがポイントでしょう。
    このことを教わった時は
    なるほど~と音がして
    目からウロコが落ちました。

    ハの字になっていると、
    ハに開いている方向へ力が散ってしまいます。
    そのため、
    体を支えるために必要以上に脚が力まなければならなくなります。
    
    そのような状態では
    膝のしなやか動きは損なわれ、
    正中線を軸とする回転の感覚は薄れていきます。
  

  逆にこれらの感覚が感じられるようになると、
  (3)弓歩撩手 (4)馬歩右弾拳の動作にも、
  正中線を軸とする回転の感覚が感じられるようになります。

  以上の感覚に気づいたのは、
  馬歩になった状態でも股関節の力が程よく抜けるということに
  気づいてからでした。
  これは大きなポイントです。
  
  以上のことについては、
  火曜教室の中村ヒデ先生に導いていただきました。
  きっかけは昨年
  拳士試験に向けて練習をしていた頃だったと思いますが、
  教室の帰りにヒデ先生と一緒に見た
  小田先生の弓歩の型の写真です。

  腰がしっかりと収まっている、
  と説明されても何のことやらとその時は思いましたが、
  その頃は股関節の力がまるで抜けず、
  馬歩も弓歩もとても窮屈な思いをしていましたし
  仕方のないことだと思います。
  

  1つの動作・型に対する理解の深まりが
  他の動作・型や全体への理解の深まりのきっかけとなります。
  その繰り返しは同じ場所を行ったり来たりするのではなく、
  ある方向を向いた螺旋階段として、歩みを進めてくれるようです。


  あ、ところで反作用の話ですが、
  「相手を押せば自分も押される」これが
     作用  と  反作用   です。
  
  相手を押しても自分の位置が変わらない時は
  自分が押される力を足裏から地面に逃がしているのです。

  これができている時は
  足が「地をしっかりとつかむ」ことができています。

  これができない時は、反作用により受けた運動量が
  自分の重心の位置を変えてしまうために、
  ・・・押された力を逃がせないということなので、
  自分も押されてよろめくことになります。

  相手なしで1人で動く時も同じことが言えます。
  体のどこかを動かす(作用)時には
  その反作用をどうにかする必要があり、
  体の別のいろんな場所がフォローして(力んで)方向を曲げ
  最後には体の「地についている部分」から抜けているはずです。


  これは普段意識しない力みです。
  意識しないのは、
  赤ん坊の頃に体を動かすことを学習する過程で
  自然な動きとして身につけているためと思われます。
  少々無理な動きをしようとすると、自然と体が硬くなりますね。


  馬歩やスワイショウの時に足がハの字になっている時も、
  どこかがそうなっているのでしょう。


  力がほどよく抜けた状態に至るためには
  この反作用を「うまく」地面に逃がすために
  地をしっかりとつかむ必要があるのだろうと考えております。


2.楊式太極剣32式
  磯野先生の指導で基本動作と套路の練習をされていました。

  私は途中まで準備運動してました
  途中から套路に参加しましたが、
  第三組24番 虚歩 点剣(シュイブ ティエンチェン) と
  第四組26番 弓歩 挂劈(ドーリ グゥアピ)の
  右腕(手首・肘・肩)の動きをまたごっちゃにしてしまいました

  区別して動けるようになりたいです。


3.気功
  樹木(タントウ)から潜心禅掌。
  
  今日はここまでが書きすぎなので省略します。

  

4.陳式太極拳36式
  基本練習は弓歩と進歩。
  弓歩の終型において
  前々から小田先生の後足の膝の動きが気になっていました。
  膝の内旋→腰の回転
  これが上体の回転、上体と腕に力を伝える動きとなるそうです。

  今日の項目1でも書いた型ですが、
  ここでは違った視点で書いてみます。
 
  右弓歩の場合、左足が後足となります。
  進歩においてこの型に入る時、
  重心が左足から右足に移動するに従い
  右足が実、左足は虚となります。
  左足は伸びるに従い内旋を開始。
  膝はしなやかに内側へ入り伸びていく。
 
  左斜め前を向いていた体は腰の回転に伴い正面を向きます。
  左斜め前に開いていた骨盤と股関節の関係は
  腰の回転に伴い閉じられていくように感じられます。
  

  さて、今日は4段を通して動いた後、
  要所要所の動きについて教わりました。

  29.獣頭勢 
     (1)転腰下捋 (2)按掌提腕 (3)握拳蹺臂 (4)馬歩guo拳
     では、前方へ突き出す腕は肩ごと前方へ突き出す。
     ただし、上体は前傾しません。
     正中線を軸とする腰の回転により
     突き出した腕の肩が前方へ出るのです。
  
  30.雀地竜
     (1)旋腕擺掌
     では、右手の最初の動きは左方へ払う動作です。
     (3)握拳後座
     後方へ一旦視線を向け、後方に対する守りの姿勢。
     (4)俯歩穿拳
     左腕と右腕の動作の呼吸が合うように。
     また体全体の動作の呼吸が合うように。

  31.上歩七星
     (1)上歩架拳
     下半身は左足に重心が乗った虚歩の型。
     (2)内旋撑掌
     背面特に腰の力みを解放し両腕の内旋を開始。
     両腕の押し出しに合わせて、
     腹部(丹田?)から“気”を前方に爆発させる、だったかな?
     まぁ、書いてもコレさっぱりわかっちゃおりません。
     ただ、
     “丹田からゆっくりと息を吐くように”って呼吸の仕方を
     しますよね。
     あれを瞬時に行うイメージかと。
     そうすると、
     “丹田から爆発的に息を吐く”イメージとなるわけですが、
     出た息が
     「丹田」と「両手の労宮の間」を直径とする球になるように
     昨日はイメージしてみました。とりあえず、ね。

  32.退歩跨虎
     (1)外旋握拳
     これも内旋撑掌と同じなのですが、こちらの方が難しい気がします。


  33.転身擺蓮
     (1)擺脚按掌から(2)提膝分掌への動作においては
     両掌は直線的に開くのだそうです。いままで弧を描いていました。

  こんなとこでしょうかね。
  ヒマ人の記録は長いですね
  ではまた来週
コメント (3)
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