高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

8月の大有研 世話人会

2006-08-09 | 農業・食育・食文化について

 先週末に、大有研の世話人会がありました。

 前回のブログでも告知しましたが、今回は8月下旬から行われる大有研主催の農塾についての最終打ち合わせでしす。

 今回の農塾のテーマは、「農にふれあう」。全四回の講師の方々は、日本でも指折りの有機農家さん。現日本有機農業研究会理事の尾崎零さん。大阪の能勢で長年有機農業に携っておられる菅原さん。国際有機農業運動連名(IFAOM)の元アジア理事長の橋本さん、堺市で地域ぐるみでの農を推進されている今野さんなど、そうそうたるメンバーです。是非、農に関心のある方や就農について疑問のある方は、交流を深めてください。

Dscn1908

 今月から、我が家でも特別に尾崎さんの野菜を分けていただくことに。産消循環自給農場というスタイル。新鮮で安全な野菜が食べることが出来る贅沢さを痛感する今日この頃です。

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第12期 大阪農塾のお知らせ

2006-08-08 | 農業・食育・食文化について

 「テーマ:農にふれあう」
  ポジティブリストや食育基本法など、僅かながらではありますが農や食に対しての取り組みが始まりました。
 有機農業に興味のある方、食の安全・安心に興味のある方、有機農業を実践している方、都会に住みながらもいつの日か農業に挑戦したいと考えている方など、農に縁したい方々と共に学ぶ農塾2006。
 今年の農塾のテーマは、「農にふれあう」です。第一回目は、前大有研代表の尾崎零氏による「有機の風をつくる」。二回目は、新規就農者を囲んでの「農業を仕事にするということ」。第三回目は、堺の有機農家今野さんを迎えての「農業と地域の交流」。最終の第四回目は、実際に体験して頂く「まずは畑に出よう」です。
 気になる講演にのみ参加されることも可能です。少しでも、農や食に興味のある方は、是非この講演で今後の自分探しのヒントを見つけてください。そんなに難しく考えないで、気軽に参加してみませんか!
■日程
第1回 8月25日(金) 『有機の風をつくる』
講師:尾崎零さん(大阪府有機農業研究会前代表)

第2回 9月8日 (金)『農を仕事にするということ』
講師:橋本慎司さん(市島町有機農業研究会) 菅原玲子さん(ポラン広場有機農業協会) 大阪枚方での若手新規就農者さん

第3回 9月22日(金) 『農業と地域の交流』
講師:今野正章さん(大阪府有機農業研究会、堺市で有機農業)

第4回 9月30日(土) 『まずは畑に出よう』
堺市金岡にある今野正章さんの畑の見学、今野さんの協力を得て畑作りをしている「ヨッシーくらぶ」(市民農園)で、鍬で耕し畝を作る農作業などを体験。
畑での交流会。


(第1回~第3回)午後6時30分~8時30分
(第4回)午後1時~3時30分、この後畑で交流会(飲み物など実費いただきます)

■会場
(第1回~第3回)クレオ大阪中央(大阪市天王寺区上汐5-6-25)
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」下車、北東へ徒歩3分
駐車台数に限りがありますので、地下鉄・市バスをご利用ください。

■参加費
4回通し 5000(会員4000円)
個別参加1講座1500円(会員1200円)

■申し込み・お問い合わせ
大阪府有機農業研究会(TEL&FAX)06-6864-1026

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秋鹿酒造さん訪問 その2

2006-08-03 | お酒について

 秋鹿の蔵人との縁を運んでくれたのは、BBQの野菜を届けてくれた大有研の吉村君。今は農業に専念するために世話人会を離れていますが、彼は今までずっと大有研に貢献してくれた新規就農の有機農家なのです。しかも、彼の畑は秋鹿さんの無農薬の畑に挟まれるように存在し、夏に田んぼを手入れする秋鹿さんの蔵人さんとの親交が始まったよDscn1877_1うです。そして、その縁で奥常務に了解を得ての蔵見学となったのです。

  まずは秋鹿さん自慢の山田錦の無農薬の田んぼ。(実質は有機栽培になるのでしょうが、認証をとっていないという事で。)

藻が畑のマルチ代わりになっています。無農薬のために苗と苗の間にかなりの余裕を持たしてあります。米ぬか発酵を使っての、無農薬のお米つくりに取り組んでおられます。

Dscn1879_1 蔵の中は昔ながらの土塀に囲まれた、レトロな感じでした。思ったよりもこじんまりしていて、いくつかの機材はあたらしいものの、ほんとうに昔ながらのこだわりで頑固に作ってます、という感じでした。流石に自家精米機や酒質の検査室や枯れ場、小型の舟形が2機、種類別に作られた酒母室など、酒つくりに対しての真摯な取り組みを強く感じることが多かったです。(画像は自家精米機。お米を割れないように精米するため、とても長い時間をかけて精米します。一台数年万円するそうです・・。) また、大吟醸クラスのお酒が常温で瓶詰されてねかせてありました。しっかりとしたお酒造りをする秋鹿さんらしいです。

Dscn1878 この画像は、吉村君の畑です。まだまだ小規模ながら、これからがとても楽しみな若手有機農家さんなのです。ほんまがんばってくださいね、期待しています。

 

  見学から帰ってきた時には、BBQもお開きの時間に近づいていました。短い時間でしたが、参加者の数人の方といろいろと語ることもできましたし、秋鹿さんの蔵人の方に蔵を見せて頂けましたし、久しぶりの仲間の出会いなど、本当に貴重な経験をした一日でした。しかし、山中さんのスタッフを初め、日本酒をこよなく愛する方々の思いは、この夏に負けないくらいに熱かったです。山中さんのような物流の方に、もっと大阪の良質のお酒を広めてもらいたいな、と思う素敵なイベントでした。                                                                                            

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秋鹿酒造さん訪問 その1

2006-08-02 | お酒について

Dscn1872

山中酒の店さん主催のイベントで秋鹿さんの田んぼへ訪問。
能勢にある秋鹿さんの田んぼの雑草抜きとBBQ、もちろん秋鹿さん秘蔵のお酒がメインです。

 雑草抜きは口実みたいなものですが、初めて畑に足を入れる方も居られて、畑作業を経験するという意味ではとても良かったと思います。沈んでいく足を上半身でバランスをとりながら、約1時間程の作業をこなしました。(画像の畑は低農薬の山田錦の畑です。秋鹿さんでは、全部で5町強の田んぼを管理してしているそうです。)ちなみに能勢は銀寄という浪速伝統野菜でもある大粒の栗の名産地ですね。

Dscn1875_1 BBQ開始。山中さんが用意してくださった鱸の塩釜や子羊、有機の野菜をかじりながら、秋鹿さんのお酒を頂く。乾杯に使われたお酒は活性にごり酒を5年程、寝かせたもの。瓶の中での2次発酵がすごくて、外側のアルミキャップをはずした瞬間に栓を吹き飛ばしてお酒が噴出しました。(噴出した後はほとんど残っていませんでした。瓶を持って居られるのが秋鹿の奥常務さんです。)

Dscn1876_1

 朴は木桶で仕込ませたお酒で、後口に残る木の香りが好きでした。大吟醸はキレもそうですが、やはり秋鹿さんらしくしっかりとした味わいのあるお酒でした。

  BBQの途中にとてもラッキーなことが。もともと蔵見学の予定はなかったのですが、 蔵人の方に連れられて秋鹿さんご自慢の無農薬の田んぼや 蔵の中を拝見させて頂くことが出来ました。それは現地での意外な人物との出会いがきっかけでした。

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